❤おまけ❤

「つーか！！」
私から離れ、大きな声を出す三井さん。

「な、なんですか」

「あの男はなんなんだよ！」

「あの男？」
私の頭にはクエスチョンマーク。

「さっき一緒にいたやつだよ！」

「あぁ、職場の後輩。てゆーか！！」

「な、なんだよ」
今度は私が大きな声を出すので、三井さんが驚く。

「あんな事して！役所なんてあっちゅーまに噂広がるんですからね！見てる職員何人かいたし！」

「別にいいじゃねぇか」

「……三井さんいちお自分が有名人て、わかってます？」

「噂になったらちゃんと言えよ？『大好きな彼氏なんです』って」

「………はい」

「……やけに素直じゃねぇか」
素直に返事をする私に目を丸くする三井さん。
そんな三井さんに私は言い放つ。

「知ってます？人って成長するんですよ？」