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KとQがすれ違う話

「うひゃっ!」

思わず飛び起きたよ!あぁ、飛び起きたさ!!
俺が起きたことにビックリして、アーサーがすごく可愛い声をあげたけどもうそんなのが気にならないくらい...あ、いや気になるんだけど!それ以上に...
「君、覚えてないのかい!?」
俺今すごい大声出したかもしれないけど、そんなことはどうでもいいんだ!

「...は...?」
俺の質問にキョトンとした顔で首をかしげるアーサー。
あぁもう可愛いな!!じゃなくて!
「君が!昨日付けたんじゃないか!」
俺の発言からしばらくあってから。

「はぁぁぁぁ!?!?!?」
さっきの俺の声よりも大きなアーサーの声が、たぶん城中に響いただろう。
「俺が!?なんで!」
「昨日フランシスと菊が遊びに来たじゃないか。そこで君、やめとけばいいのにフランシスと菊と飲み比べしたんだぞ。
結局、菊は酔って「アルアサUMEEEEE」だの「アーサーさんちょっと踏んでください」だの訳のわからないことを言い出すし、フランシスはお決まりのように脱ぎ出すし...。二人はそれぞれの国に連絡して迎えに来てもらったけど、問題は君だったんだよ...。
陶酔した君は俺から離れたくないって言って聞かなかったんだよ...。二人の前でもキスをねだるし、俺が席を立とうとすると泣きそうになるし...。
で、いざ寝ようって時に君すごい大泣きして

「アル大好きらからなばかぁぁぁ!!!!」

って叫んだんだよ...。そのときの君、あまりにかわい...うるさかったからキスして口塞いだら更に上機嫌になっちゃってね。

「アルは俺のもんらからっ!」

って、ここにキスマーク付けたんだよ君。すごい痛かったんだぞ...。」

俺が全部話すと、アーサーは体の力が抜けたのかへなへなとベッドに倒れ込んできた。体を支えると、手がほわぁっと熱くなりアーサーが真っ赤になっているのがわかった。
「ぁ.....ぇ、...と......。」
衝撃を受けたのか口をパクパクさせているアーサー。何を隠そう、これが事実だから仕方ないじゃないか...。
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つスコーン