KとQがすれ違う話
ーおまけ1
(クイーン夕食にキングを呼びに行って帰ってこねぇあるな...。
リア充は爆発するよろし。)
ーおまけ2
朝のお話。
朝起きると目が腫れていた。
「おはよう」
アルから声をかけられ、そっちを向くと
アルの首にキスマークがついていた。
重い瞼を無理矢理見開いて、よくみる。...どう見てもキスマークじゃねぇか...。
「...ぅぐっ...グスッ...」
理解したとたん涙が溢れてきた。
やっぱりアルは俺なんかより、他に好きな奴がいるんだ...。俺のせいで...アルは自由に...なれないんだ..っ!
心配そうにアルが手を伸ばしてきたが、この手を取ったらダメだと思って払った。
アルはすごくビックリした顔をしていた。けど、すぐに優しい顔に戻って俺が話し出すのを待っていてくれた。
俺はそんなアルの優しさが辛くて、アルに顔を会わせないまま寝室を出た。
着替えをして朝御飯を食べた。
アルと時間が揃わないように早く食べることはキツかったが、なんとか時間をずらすことができた。
いつも仕事をしている部屋へ入ると、すでに耀が仕事の仕分けをしていた。
「お、クイーン今日ははやいあるね」
「ん、おお。
...そうだ、耀。頼みたいことがあるんだが...」
一応、アルが居ないかどうかを確認。
「?なにあるか?」
よし大丈夫。
「昨日この城を出入りした女性を全員リストアップしてくれ」
「あいやー!?なんであるか!?」
「いや...アルの首なキスマークが付いてたんだよ。
キングが素知らぬ女性と。っていろいろやばいだろ?
...っていうのは建前なんだけどな。」
「...一応聞いておくあるが、本音は?」
「もちろん、アルを汚した奴を処分したいってわけだ。」
「はぁ...まったくキングにもそれ言ってやればいいと思うあるよ...
あとその笑顔やめろある。」
「大体なんで俺のいる隣でなんだよ。わけわかんねぇよ。なにアイツそういう趣味あんの?っていうか、俺のこと嫌いになったのかアイツ...なんで俺に手出さねぇんだよ。なあ、どう思う。」
「リア充は爆発すればいいとおもうある。」
「そうじゃねぇよ。なんで俺に手出さねぇで女に走ったかわかんねぇんだよ。」
「しらねぇある。リストできたあるよ。...その女の名前知ってるあるか?」
「いやしらねぇ。」
「どうやって見つける気あるか!?」
「アイツのタイプなんて熟知してんだよ。何年一緒にいると思ってんだ」
「すごい自信あるな...」