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KとQがすれ違う話

「...違う。...違う...んー...」
「そろそろお昼の時間あるよクイーン」
耀に言われて始めて時計をみる。
...もうそんな時間か...。
「わかった、飯にしよう。」

「そういえば、キングがまた仕事サボってるある。」
「はぁ...またか...」
「どこにいるのかも分からない状況ある...」
「は?」
「おそらく城の中に居るとは思うあるが...」
「...城の奴か...。
...耀、リスト作ってくれ。使用人も追加で」


昼飯を食い終わって部屋へと向かう廊下を歩いていると、後ろから

「クイーン!ねぇクイーン!」

と呼ばれた。アルだぁっ!っと待て待て。落ち着け...。
思わず笑顔で振り向きたくなるきもちを押さえる。我慢だ。我慢だ俺。
無視して歩くと今度は、マントをちょいちょいと引っ張られた。
可愛い。可愛いけど...
そういうこと他の奴にもやってんだろ?
「チッ」と自然に舌打ちをしてしまった。
もうこんな奴...相手処分するまで知るか。

部屋についてから、アルが仕事を手伝うといってきたが、隈のできた顔で言われても困るので断った。
待ってろアル。今すぐにお前を汚した奴を処分するからな。

ティータイムは推理タイムだった。
せっかくいれた紅茶もうまいとは感じられない。
どれだ。どれがアルを汚した奴だ。魔法も試してみたが、アルが好意を持っている奴はこの中にはいないらしい。
ふふふ、どうやって裁いてやろうか。考えただけでも笑顔になる。
大切なアルを...って、なんであんなとこにアルいんだよ。こっち来ればいいのに...。


夕方になり、飯の準備をしているのをみて、手をだそうとしたら

「やめるある。クイーンは城を壊す気あるか。」

と耀に真顔で止められたので、大人しく座っていた。
「で、どうある?みつかったあるか?」
「いいや、まったく...。ちくしょう魔法をもってしてもアイツの心は読めねぇのかよクッソ」
「すげぇ今更なにがするのは我だけあるか。
そうだ、クイーン、キング呼んできてほしいある。もう夕飯あるよ。」
「はぁ?めんどくせぇ...」
「たぶん部屋で寝てるある。寝顔みれr「行ってくるわ」

~本編のガチャッに繋がる~
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つスコーン