短編集
名前
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
朝、起きてすることはまず、着替えるなどの身支度を済ませること
次にすることはお母さんのお手伝い
お母さんと一緒に朝ご飯を作っていればいずれは聞こえてくる弟の悲鳴
「ねぇ、お母さん。これから、ツナがすること当てるね!ツナは階段で足を滑らせてこける!」
と、言うと同時にツナが階段から落ちる音が聞こえてきた
私は急いでツナのもとへ向かうと
「いてててっ…」
「大丈夫?ツナ」
ぶつけた所を擦っているツナに手を差し出せば
「自分で立てるよ!」
と、手を払われツナは立ち上がる
「…そうだよね…ごめんね」
私はそう言って笑うとお母さんの元へと戻った
(ははっ…さっきの笑顔は無理やり過ぎたかな…)
(あーあ…またやちゃった…こんな態度を取りたい訳じゃないのに…)
桜は自嘲気味に笑い一人残されたツナは後悔していた
「いってきまーす」
桜はいつもツナより先に出て学校へと行く
桜にはいくつかの悩みがあった
一つは進路について
桜は今中学三年生である。そのためそろそろ進路を決めなければならない
そして、もう一つはツナについてだ
桜はツナが隠している秘密を知っている。だからこそ、心配で、でも、ツナの意思は尊重したくて
だからこそ、桜は悩んでいた
(最近のツナ少し逞しくなったな…よし、今日しっかりとちゃんと話そう)
放課後になった桜はすぐに階段を降り生徒玄関でツナが出てくるのを待つ
少しすればツナの友達である獄寺君達と降りてきた
「あ、姉さん…」
「ね、ツナ今日は二人で一緒に帰ろう?」
そう、桜が問いかければ
「嫌に決まってんだろ!何で、姉さんと帰らないといけないんだよ!容姿端麗、成績優秀、運動神経も抜群で全てが完璧な姉さんと帰りたくなんかないに決まってんだろ!」
今まで隠してきた想いを桜にぶつけるツナ
この騒ぎを聞きつけた生徒たちがなんだなんだと集まりだす
「ツナ…お願い…大事な話があるから聞いてほしいの…」
今にもこぼれそうになる涙をこらえ震える手でツナの手を握り学校を出て昔二人でよく来ていた河原へとやってきた
「こんな所まできてどうしたんだよ…」
「ねぇ、ツナ。ツナはマフィアになりたいの?」
ツナの方を振り向かずに問いかける桜
「な、何で知って…」
「ごめんね、結構前から気づいていたの…で、どうなの?」
桜が知っていることに驚いたツナだが桜は再び問いかける
「そりゃ、戦ったり危険な思いをしたりと嫌なことは沢山あるけど…そのおかげで沢山の出会いもあったって考えると悪くないかなって少し思うんだ…」
「そっか…ツナがマフィアになるかどうか何てツナの勝手だし、ツナが決めた事なら反対しないけど…もしなるなら一つ約束してほしいの死なないで…それから、私の前だけでもいいから笑顔でいてほしい」
ツナの告白を聞いた桜は自分の想いを告げツナの方を向くと悲しそうに笑った
「姉さん…」
「さ、帰ろっか」
そう、笑いかけ桜はスタスタと歩き出す
「あ、待ってよ!姉さん!」
と、慌てて追いかけるツナだった
そして、その日の夜
みんなが寝静まった後リビングでは母である奈々と桜がいた
「お母さん…私、北海道の全寮制の高校に行こうと思ってるの」
「え…」
桜の言葉をたまたま聞いてしまったツナは固まってしまった
(え…?どういうこと?姉さんここからいなくなるの?どうしてだよっ!)
ツナは桜がいなくなるという恐怖から逃げるように部屋へと帰って行ったのだった
次にすることはお母さんのお手伝い
お母さんと一緒に朝ご飯を作っていればいずれは聞こえてくる弟の悲鳴
「ねぇ、お母さん。これから、ツナがすること当てるね!ツナは階段で足を滑らせてこける!」
と、言うと同時にツナが階段から落ちる音が聞こえてきた
私は急いでツナのもとへ向かうと
「いてててっ…」
「大丈夫?ツナ」
ぶつけた所を擦っているツナに手を差し出せば
「自分で立てるよ!」
と、手を払われツナは立ち上がる
「…そうだよね…ごめんね」
私はそう言って笑うとお母さんの元へと戻った
(ははっ…さっきの笑顔は無理やり過ぎたかな…)
(あーあ…またやちゃった…こんな態度を取りたい訳じゃないのに…)
桜は自嘲気味に笑い一人残されたツナは後悔していた
「いってきまーす」
桜はいつもツナより先に出て学校へと行く
桜にはいくつかの悩みがあった
一つは進路について
桜は今中学三年生である。そのためそろそろ進路を決めなければならない
そして、もう一つはツナについてだ
桜はツナが隠している秘密を知っている。だからこそ、心配で、でも、ツナの意思は尊重したくて
だからこそ、桜は悩んでいた
(最近のツナ少し逞しくなったな…よし、今日しっかりとちゃんと話そう)
放課後になった桜はすぐに階段を降り生徒玄関でツナが出てくるのを待つ
少しすればツナの友達である獄寺君達と降りてきた
「あ、姉さん…」
「ね、ツナ今日は二人で一緒に帰ろう?」
そう、桜が問いかければ
「嫌に決まってんだろ!何で、姉さんと帰らないといけないんだよ!容姿端麗、成績優秀、運動神経も抜群で全てが完璧な姉さんと帰りたくなんかないに決まってんだろ!」
今まで隠してきた想いを桜にぶつけるツナ
この騒ぎを聞きつけた生徒たちがなんだなんだと集まりだす
「ツナ…お願い…大事な話があるから聞いてほしいの…」
今にもこぼれそうになる涙をこらえ震える手でツナの手を握り学校を出て昔二人でよく来ていた河原へとやってきた
「こんな所まできてどうしたんだよ…」
「ねぇ、ツナ。ツナはマフィアになりたいの?」
ツナの方を振り向かずに問いかける桜
「な、何で知って…」
「ごめんね、結構前から気づいていたの…で、どうなの?」
桜が知っていることに驚いたツナだが桜は再び問いかける
「そりゃ、戦ったり危険な思いをしたりと嫌なことは沢山あるけど…そのおかげで沢山の出会いもあったって考えると悪くないかなって少し思うんだ…」
「そっか…ツナがマフィアになるかどうか何てツナの勝手だし、ツナが決めた事なら反対しないけど…もしなるなら一つ約束してほしいの死なないで…それから、私の前だけでもいいから笑顔でいてほしい」
ツナの告白を聞いた桜は自分の想いを告げツナの方を向くと悲しそうに笑った
「姉さん…」
「さ、帰ろっか」
そう、笑いかけ桜はスタスタと歩き出す
「あ、待ってよ!姉さん!」
と、慌てて追いかけるツナだった
そして、その日の夜
みんなが寝静まった後リビングでは母である奈々と桜がいた
「お母さん…私、北海道の全寮制の高校に行こうと思ってるの」
「え…」
桜の言葉をたまたま聞いてしまったツナは固まってしまった
(え…?どういうこと?姉さんここからいなくなるの?どうしてだよっ!)
ツナは桜がいなくなるという恐怖から逃げるように部屋へと帰って行ったのだった