六道骸が現れてからの一件に一段落がついた頃のことだった

(あれ？見かけない子だな…)

普段あまり周りを見ないがだいたいの人は覚えていた
だからこそ、目が行ったのだあまり見かけない子に
最初は気になる子で済んでいた
だけど、見かける度にだんだん友達になりたいという思いが芽生えてきた
私は意を決してその子に話しかけたそれが最初の出会いだったと言えよう

「あの、私は春咲桜です。あなたの名前は？」
「………クローム…ドクロ…」

早速話しかけると少し怯えたように返してくれた
私はそれがとても嬉しかったが次の瞬間





ダッシュで逃げられました。何で？
とまぁ、普通はここで諦めるでしょう…
でも！私は違います！こんなことでは諦めません！
さぁ、次行ってみましょー！


私は１ヶ月にも及びクロームに話しかけた


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私は骸様の為にとここへとやって来た
犬と千種と三人いつも、一緒に居た
そんなある日私が一人の時に一人の女の子が話しかけてきた
可愛い女の子だった

「あの、私は春咲桜です。あなたの名前は？」

女の子はそう問いかけてきた。
正直私はその子が怖かった何をされるかと思うととても怖くて逃げ出したくなった

「………クローム…ドクロ…」

私はそれだけ告げ走り逃げ去った。
そんな酷いことをした私に女の子桜ちゃんはひたすら私に話しかけ続けてきた。
そんな桜ちゃんの行動に嬉しさが込み上げてきた
けれど、私の恐怖はなかなか消え去らなかった。
桜ちゃんのアタックは１ヶ月にも及んだ

「何で…そんなに私に構うの？」

ある日私はそう問いかけたすると

「クロームと友達になりたいから」

桜ちゃんはそう笑顔で答えた

「友達？」
「そう、友達」

その言葉は何だか嬉しかった。
けどまだ恐怖は消えない。
いつか裏切られるんじゃないかと心の片隅でそう思っていたから

「…だめ、かな？」

桜ちゃんは不安そうに問いかけてくる。
その問いに私は自然と口を開いていた

もし、もし叶うのなら１度だけ信じてみたい

「…いいよ」

空には綺麗な青空が広がっていた