「セーーーーーーーーーーフッ!!!!」
「全然セーフじゃないぞナルトォ!!」
「ゲッ!!イルカ先生!?」
「たっくお前は…はぁーーー……さっさと席につけ」

ギリギリアウトなナルトの登校に胃を痛めるイルカ。

「いよいよ卒業試験が来月狭ってきたぞ、お前ら修行は順調かー？」

"卒業試験"その言葉で教室内はざわつき始めた。
卒業試験は忍者になるための最初の関門だ。

晴れて卒業試験に受かれば下忍となり、スリーマンセルないしはフォーマンセルを組、班わけをされて任務が与えられる。

(楽しみだな…)

ヒノカは自分にどんな任務が与えられるかと誰と組む事になるか今から楽しみであった。

「各自鍛錬を怠ることの無いようにな!!」

あれこれ考えているうちにイルカ先生の説明が終わったようで。
はーいっ!!と元気な返事が教室内に響いた。




___火影邸

「__以上、報告になります」
「うむ、ご苦労であったなカカシよ」
「はっ」

カカシはこの間の任務の報告のため火影邸を訪れていた。
そして先程報告を終えて、さあ帰ろうとした時だった。

「して、カカシよ」
「はい？」
「ヒノカとは上手くやれているか？」
「もちろん、上手くいってますヨ」

子離れができるか心配になるくらいに、と笑うと、3代目もそうか、と笑ってる返した。