うさぎさんは今日も生きてます。
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セバスチャンside
セバ「ん…」
今日も朝が来た。
朝かどうかわからないが一応朝ということにしよう。
棺桶から体を起こし隣の棺桶を見てみるとまだ眠っているランダル。
セバ「はぁ…」
だるい体を起こして朝食を食べるためにリビングへ向かう。
ラ「ちょっとセバスチャン!置いてかないでよ!」
セバ「げっ」
廊下を歩いていると追いついてきたランダル。
たまには静かに過ごしたいがこいつがいる限り不可能なようだ。
ラ「今日の朝食は何だろうね!!」
セバ「さぁな。(俺も食えるまともな奴ですように。)」
最近はハーレンが作ってくれるから問題なく食べられているがアイツも感性が狂ってきてるのか急にナメクジだの何だのを出してくる時がある。
悪気はないのが余計タチが悪い
ラ「おはよ…う…」
セバ「は?」
リビングに着き覗くとそこには明らかに子供がいる。
?「ぁっあのっこっここどこですか…?母上と父上は…?」
不安そうな瞳でこちらを見上げてくる子供。
服にはフリフリとした可愛らしいリボンやフリルが付いていてスカートもふんわりと広がっている。
セバ「あー…どこからきたんだ?」
しゃがみ込んで目線を合わせ怖がらせないよう話しかける。
?「あのっえっとっ…ぼっわたし朝起きたらここにいてっそれでっあのっ勝手に家に入っちゃっててごめんなさいっ」
涙目になりながら謝ってくる少女。
セバ「大丈夫だ。怖かったな。すぐ家に帰れるだろうから。名前はなんていうんだ?」
?「えっと…ハーレンって言います。6歳です…」
セバ「ん?今なんて?」
『え?6歳です?』
セバ「その前その前」
『ハーレンって言います?』
セバ「は?!まじか…」
ラ「えー!?って事はコレがハーレン!?かわいい!」
セバ「…そういやお前昨日の夜なんかやってたよな?」
ラ「…あっ(汗)」
セバ「やっぱりお前か!!」
ラ「ごめんって!ちょっと失敗しただけだよ!」
セバ「お前なぁ!」
ラ,セバ「「ギャイギャイ」」
『あの…ぼっぼくっなんかしちゃいましたか…?(涙)』
ラ,セバ「!?」
セバ「チッちがうちがう!お前は悪くない!悪いのはコイツ!」
ラ「そうだよ君は悪くないよ!そして私も悪くないよ!」
ル「何の騒ぎだい?」
ラ「あっ兄さん!ハーレンが子供になってしまったんだよ!」
ル「何だって?」
『あぅ…』
ル「もしかしてこの子が?」
『ひっ!うっうわぁあ!(泣)』
セバ「うおっ」
ルーサーやランダルの異様な雰囲気に耐えられなくなったのか泣きながら俺にしがみついてきた。
ラ「ずるい!私もハーレンに抱きつかれたい!何でセバスチャンだけなの!?」
『やあああ!!(ギャン泣き)』
セバ「おーよしよし大丈夫だ〜」
抱き上げて背中をトントンと叩きながらあやす
『グスッ…痛い事しない…?』
セバ「しないしない。大丈夫だから泣くな。」
『ん…ギュッ』
セバ「あーおろして良いか?」
『やっ。』
セバ「…仕方ねぇな。」
ル「さてどうしたものかな。」
ラ「このままでもかわいいし良いんじゃないの?」
ル「そういうわけにもいかないだろう。」
ラ「えーまぁでも様子見でいいんじゃない?それでもダメなら考えようよ」
ル「hmm…そうだね。じゃあ朝食にしようか♡」
ラ「はーい!」
セバ「…っす」
『…ちょーしょく…』
セバ「…美味しいものだといいな、」
『私もたべていいのかな?』
セバ「当たり前だろ。」
『ほんと?おなかぺこぺこ!』
セバ「そーだな」
扱いに慣れている感じがする。
もしかしたら俺にも兄弟がいたのかもしれない。
〜朝食時〜
あの後猫共もきて事情を説明。
ニェンはおもちゃでmk見つけたような顔をして、ニョンはハーレンを見た途端びっくりして表情をしていた。
それもそうだ。
いつも男らしくて女に間違えるなんて不可能に近いハーレンがフリフリの服を着て女の子のように振る舞っているにだから。
俺もかなり驚いたしほんとは女の子なのかとも思った。
が、本人に聞いたら男らしい。
セバ「………」
ラ「わぁ!今日はパンケーキなんだね!美味しそう!」
出てきたのはパンケーキと呼ばれる謎の物体。
ナメクジやら何やら明らかに食べ物でないものがある。
『…ぱんけーき…?』
セバ「ハーレン…食べないほうがい(パクッあっ!ちょっ吐き出せ!」
『モグモグゴクッ…ぱんけーきってへんな味がするんだね。』
セバ「(声にならない悲鳴)」
『セバ兄は食べないの?』
さっきから何故かセバ兄呼びだがもうそれでいい。
セバ「あー…食うよ…」
めちゃくちゃ食べたくないが食べなければ餓死してしまうので仕方なく食べる。
セバ「う゛っ」
『モギュモキュッバキッジャリッ』
へっ平然とした顔で食ってやがる…
『…おなかいっぱい、、、!』
ル「それは良かった♡」
『おててあらってきます!トテトテ』
ル「いってらっしゃい♡」
…
セバ「アイツ場所わかんなくね?」
『セバ兄ぃいいいいいい!!!!!(泣)』
『ここどこぉおお!』
『ははうえぇえ!!ちちうえぇ!!』
『うわぁあん!!』
『おにんぎょさんこわいよぉおお!』
『ヒッグうっうぅ…』
セバ「ハーレンーー!」
『せ゛は゛に゛い゛!』
セバ「おまっ目真っ赤じゃねぇか!」
『ないでないもんっゴシゴシ』
セバ「あぁあんま擦んな。もっと腫れちまうだろ?怖かったな。」
『うっううぅ…』
セバ「大丈夫だから。」
『おにんぎょさん怖かったぁ…!』
セバ「俺も怖い。」
『頼りないよぉ…』
セバ「」
ニェ「ブフォッwおまっw頼りないってwww」
『…おとななのに猫耳つけてる〜変なの〜』
ニェ「やんのか?」
『セバ兄〜あの人こわーい』
セバ「いいか?アイツは悪い奴だ。近づいちゃダメだぞ」
ニェ「おい」
『ふしんしゃ?』
セバ「そうdニェ「おい!」」
ニェ「変な事教えんな!俺は不審者じゃねぇよボケ!!」
『おくちわるい。』
ニェ「俺に指図すんな!」
『おとなげない。』
ニェ「さっきまでギャン泣きだったくせに何なんだよコイツ…」
『ハーレンだよ』
ニェ「そういう事じゃねぇよ…はぁ…マスターが呼んでるから早く行け。」
『あい。ん。』
両手を広げこっちを見てくる。
セバ「…はぁー…しゃーねぇなぁ…よっと」
『ありあと!』
抱っこして歩けばそれが気に入っているのか笑顔で鼻歌を歌っている。
『〜♪』
セバ「…お前いっつもその曲ばっかだけど何の曲なんだ?」
『んー?ははうえがねぇ〜ごきげんいい時歌ってるのー!』
セバ「…いつもはどんななんだ?」
『ははうえはね、とってもきれいなんだよ!真っ白の髪とね真っ赤なおめめがきれーなんだよ!でもね、あんまり私の事すきじゃないの。』
セバ「何でそう思うんだ?」
『ははうえいっつも言ってるの。「1人目は女の子がよかった。」って。だからね、私頑張っておんなのこしてるの。ははうえもねこうしてたら嬉しそうなの!でもね、私よりね、弟の方が可愛いみたい。』
セバ「…」
『ちちうえはね、あんまりおうちいないの。たまにははうえが家にいない時にお友達と一緒にかえってくるの。お部屋から出てこないけどきっと楽しいことしてるからだと思うの。あっちちうえもね!すっごく綺麗なんだよ!ちゃいろいかみでね!あおいおめめしてるの!』
セバ「…家族は好きか?」
『…好きだよ』
やっぱりコイツ。
家族を嫌ってる。
セバ「…そうか。」
そこからはお互い無言のままルーサーさんの部屋の前まで歩いた。
セバ「コンコンハーレン連れてきました。」
ガチャ
ル「ありがとう^ ^少し2人で話したいからランダルと遊んでいてくれないかい?」
セバ「…はい…」
少し心配な気持ちを抱えながら俺は部屋を出て隠れる場所を探しにいった。
ハーレンside
いつも通り寝て起きたら変な家にいた。
るーさー?っていう人?はなんか怖いし
らんだるって人?も怖い。
ねこみみかぶった不審者にぷろぺらみたいなかちゅーしゃ付けた変なひと。
セバ兄以外みんな変で怖い。
なのに!
セバ兄私置いてどっか行っちゃった!
しかもるーさーと一緒に!
ル「さてハーレン。君はしばらくお家に帰れないんだ。」
『ぇっ…はっははうえに怒られちゃう!早くかえらないと…』
ル「大丈夫君の母親には連絡を入れておいたよ♡」
『ほんと…?』
ル「嗚呼。」
嘘だ。
だって母上絶対きょかしてくれないもん。
でもきっと。
コレが私が一番傷つかないと思ったんだろう。
それでも。
私は帰らなきゃ。
『それでも。かえらせていただきます。申し訳ないです。失礼します』
クルッ
踵を返し部屋を出ようとした。
が
グイッ
『いっ!』
ル「…」
『ヒュッ』
喉から変な音がでた。
腕を掴んできた男を見ると頬にあった可愛らしいチークが目になっている。
おかしい。
こわい。
まだタヒにたくない。
逃げなきゃ。
でもどうやって?
恐怖で体は動かない。
腕も力が強すぎて振り払えない。
カタカタと体が勝手に震え出してしまう。
『ぁっぅあっひっ…』
ル「しばらくこの家にいなさい。わかったね?」
『…は、い』
ル「よろしい^ ^」
拒否権なんてないのに。
『…失礼します』
何とか部屋は出られた。
こわかった。
怖かったのに。
あんなにこわかったのに。
どうして。
どうしてあの目を見た瞬間ひどく安心したのだろうか。
わからない。
ははうえの赤い目と重なった?
でも私はあの目きらい。
なら何で?
あの茶髪?
父上に似てるから?
でもあれもきらい。
わかんない。
これ以上考えてもわかんないだろうから、
考えるのやめよ。
そうだ。
セバ兄。
セバ兄ならコレわかるかも。
私はとにかく誰かに相談したくて早速セバ兄を探し始めた。
〜1時間後〜
『もーやだ…どこここ…』
あれからかれこれ1時間以上歩いているが一向に景色が変わらない。
『…催涙スプレー…』
ポシェットに催涙スプレーを入れていたことを思い出した。
壁には目がある。
気味が悪い。
『…ふふっ』
1個くらい…いいよね
プシュー
『うわっ』
吹きかけた目だけが高速で壁を移動している。
動くんだ。
セバ「…お前…何してんだよ…」
ドン引きって感じの顔でこっちを見てくるセバ兄。
『んー?ひまつぶしー見てーなんか動ききしょいよ!おもしろいね!』
セバ「はあーー…リビング行こうな。」
『はーい!ん!』
抱っこ求む。
もう歩くのしんどい。
セバ「あのなぁ…もういいよ…もう…」
『ありあと!』
セバ「(お礼言えるだけマシだな。)」
『…セバ兄のおめめ好き〜』
セバ「俺の目?」
『うん!この家の誰よりも人間らしい!』
セバ「急にどうした。本当に。」
『んーさっきねーるーさーのねお目目見たの!四つあった!』
セバ「は?おまっ大丈夫か!?何もされてないか!?」
『うん!私がわがまま言ったからだからだいじょーぶ』
セバ「ホッそうか…」
『うん!それでね、ほっぺたのおめめ見たときね。すっごく怖かったのにね。なんだかすごーく安心したの。何でかなぁ…?』
セバ「あー(こいつこの年齢で既に仕上がってんじゃねぇか)…まぁ時が来ればわかるさ。」
『うん?んー…理解!』
セバ「よろしい。さっ着いたぞ。」
『あざまるすいさん!』
セバ「???なんだそれ?」
『ギャル語というものらしい!』
セバ「おっおぉ…そうか…俺はちょっとやる事あるからここにいろよ。くれぐれも変な所には行かないようにな!」
『あい。わかった』
リビングを見渡すとそこにはテレビを見ているにょんさんがいた。
『…私も一緒にみていーい?』
ニョ「!!ぇっあっはい…」
『ん!あいあと!ポスッ』
にょんさんの隣に座るとにょんさんは最初はこちらをチラチラと見ていたけれどしばらくすればテレビの方だけ見るようになった。
『…(キレーな横顔。うらやましい。)』
ニョ「…ぁっあの…そんなに見つめられると…おっ落ち着かない…です…」
『んえ?あっごめんね!キレーだなーって思って!』
ニョ「へっ!?あっえっ…meow…///」
『???どーしたの?お顔真っ赤!おねつ?」
ニェ「…ジャンキー野郎からロリコン野郎に変わっちまったか…」
ニョ「ちっちがっ!コレはハーレンだからであって…」
ニェ「だとしてもじゃねぇか。」
『けんか?けんかめっだよ?』
ニェ「おぉ…お前が言うのか…」
『?まぁいっか。にぇんさんもテレビみる?』
ニェ「あー?俺はいいわ。灰皿探しにきただけだし。」
『そーなの?じゃあまたねだね!』
ニェ「あーはいはいまたなー」
『…ねぇニョンさん。』
ニョ「なっなんでしょうか?」
『私、本当はお家もう帰れないんだよね?』
ニョ「えっあっいえ、かっ帰れる…と思いますよ…?」
『…ここってどこの国?』
ニョ「??カナダです…?」
『…カナダ…私、とってもとーい国にきちゃったんだね。』
ニョ「…え?」
『そっかぁ…カナダかぁ…ふふ…それじゃあみんなとずぅーっと一緒にいれるんだね。』
もうあの家に帰らなくてもいい。
そう思うだけで私の心は今までよりも遥かに軽くなった。
『ねぇニョンさん。』
ニョ「はっはい…?」
『Jag älskar er alla. Snälla stanna med mig förevigt』
ニョ「え?ハーレンさん今なんて…」
『…zzz』
ニョ「寝てる…」
〜翌朝〜
『…頭いてぇ…』
なんか頭ガンガンする…
『…は?』
日付を確認すると記憶の中よりも二日進んでいる。
まさか二日間寝てたのか!?
ドンガンッバタバタ
『マッマスター!』
ル「おや。ハーレンもう元に戻ったのかい?」
『え?元に戻った?何がです?』
ル「hmm…もしや記憶がないのかい?」
『え?何?え?もしや俺昨日何かやらかしてました?』
ル「…いや覚えてないのならいいのだけれど…」
『えっ何!?』
このあと何があったか聞かされてニェンとランダルに死ぬほどいじられた。
助けて。
ーーーーーーーー
チュッ更新してなくてごーめーんー♪
チュッいらねぇな。
めっちゃ書いちゃったテヘ
どこで切るか出てこないしオチないし。
文才くれ。
セバニェニョが多くてごめんなさい。
書きやすいし推しなんです。
ランダルもルーサーさんもだいすけなんだけどなんか書きづらくて…
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