シリウスside2


　「はぁ、魔力をもっているからといい自ら他の人と一線引く奴らにパーティやるから来いだなんていってもくるとは思えないだろ」
　
　その言葉に幹部は納得したような顔をしていた。

　「それで、公会堂のダンスパーティを理由にあの3人にだけ招待状を作ったんだ。それでも、あの3人にいつ帰るかわからないからとりあえず、俺が預かっていたというわけ。もしかしたらロキになら会えるかもしれねえって思ったからな」

　「それで…サラ達は来てくれるって？」

　ルカが小声で聞いてきた

　「ありがとうとは言われたけど、正直わかなねぇな」

　そうレイがいったので一旦話を区切ろうとおもい

　「ほら、一旦この話はしまいだ。飯食いきってない奴はさっさとくっちまえ。明日も朝から仕事は山盛りだからばー」

　そういうと、皆食べることに専念し始めたのを見て俺は食べ終わった食器をキッチンに片し、まだ仕事が残ってたなと思いながら執務室へと向かった。




　（まったく、レイの奴…俺にだけ伝えてくれればいいものの…いや、あいつらもサラの事が心配してたからな…。レイなりに報告をしてくれたのか）

　そう思いながらそのダンスパーティについての企画書などをもう一度見直した