名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
魔力を持つ者
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ふと、目を開けるとハールさんとロキの家の前だった。
「俺は結界をより強くしてくる。…サラはロキと中に入っててくれ」
「分かりました。…ロキ、中入ろ?」
「うん…」
まだ涙声のロキを引っ張りながら私はリビングに向かった。
「はい、ロキ。ホットミルクだよ。…コレ飲んで落ち着いて」
「…ありがと」
ロキにホットミルクを作り、手渡す。
ここの調理場も大分わかってきたなぁ…。
そう思っていると、
「ここにいたのか」
ハールさんが戻ってきた。
「はい。今ロキにホットミルクを作ったところです。ハールさんも何か飲みますか?」
「いや、大丈夫だ。それよりも、サラ、大丈夫か?」
ハールさんのその一言に、ロキがピクッと動きが止まる。
「……大丈夫ですって言ったら嘘になっちゃうのかもしれませんね」
私は苦笑いをしながら、2人の合い向かいに座り話を続ける。
「確かに、私は戻れるのであれば、黒の軍に戻りたいって思ったんです。…でも、いざフォーツカヤと一緒に戻ろうとしたときに思ったんです。本当に私が戻っていいのかって…」
「…」
「あ、ロキのせいとかじゃないからね?…ただ、私が本当にそう感じてしまったの。…私は魔力があって、もしかしたら今後、この大好きな人たちを自分の魔力で傷つけてしまったらって…アモンの時みたいに制御聞かなかったらって。
そう思ったら怖くなっちゃったんだぁ」