名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
魔力を持つ者
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私が顔を真っ赤にして慌てているがそんなことは知らないフォーツカヤが続いて話している
『……ちょっと照れますね?…私はこのクレイドルでランスロット様に恋したんです。ランスロット様にも思い伝えました。…だから私は今はロンドンに帰りません』
『今は?』
『ロンドンでは私達の事は行方不明扱いになっていると思うの』
そのことは、私も思った。私に両親はもういないけど、同僚とか心配してくれてるだろうな…。
それにフォーツカヤには家族がいるはずだ。あんな可愛い子が行方不明だなんて心配に決まっている。
『ロンドンに1度戻ったら次クレイドルに来れるのは1か月後でしょう?だから、ちゃんとその1か月でロンドンに別れを告げようと思っているんだけど、サラも一緒のほうがお互い安心するかなって思って』
そこで、フォーツカヤが私の事も考えてくれてることに嬉しくなる。
そして、ハールさんは手を下に下げ、私達のほうに身体を向けた
「つまり、アリスのほうもロンドンには帰らないようだな」
「そうみたいですね」
「じゃあ、サラも帰らなくていいんだね!」
そういってロキが私に抱き着いてきた
「そうともいうな」
「じゃあ、サラは当分ここに暮らすの!?」
ロキが笑顔で聞いてくる
「え?」
「…黒の軍に帰っちゃうの…?」
ロキが私が返事しないでいると、悲しそうな顔をして見つめてきた
「えっと…」
「ロキ、サラを困らせるんじゃない」
困っていると、ハールさんが助け舟をだしてくれた
「だって~~~~。サラがいなくなるのやなんだもん」
「ロキ…」
「それに、魔法使えるなら、ここにいたほうがいいって!ね?」
「…ありがとう、ロキ」
「そうだな。魔力が落ち着くまでここに居てもいい。…なにか不自由あれば俺やロキに言ってくれたらすぐ用意しよう」
「ハールさんも、ありがとうございます」
そうして、私は魔力が落ち着くまでここにまたお世話になることになった。
そして、満月の夜は過ぎ、数日が経ったある日――――――――――――