名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
お手伝い?お仕事?
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あの後、訓練を再開した皆を見学したあと、ルカと夕食を作っている。ちなみにセスさんは味見係だといっていたけども、今は少し席を外している
「ルカ。パスタ茹で終わったよ」
「ありがとう。これでオイルを絡めて…あ」
ルカが突然声を出した
「どうしたの?」
「オイルがギリギリ…。明日以降のがないや」
「え…大丈夫?」
ルカがパスタに絡めながら空になったボトルを見て言う。すると突然キッチンのドアが開いた
「「!!」」
「ん?どうしたお前ら」
「シリウスさん…?」
「シリウス、明日以降のオイルがない」
「お嬢ちゃん、俺以外に誰か見えるか??ルカ心配しなくていい。切れそうだったから発注してある。ほらよ」
私をからかいながら、ルカに抱えていたボトルを見せた
「流石シリウス……!」
「ついでいオレガノ摘んできたから使うぞ」
「わぁ!摘みたてのハーブいい香りしますね!」
おもわず顔がほころぶ
「これで明日の分考えずにオイル使える…ほっとした」
「そりゃよかった」
ルカが嬉しそうに言う。そして私に向かって
「サラも覚えておくといいともう」
「何を?」
「食材から、日用品や文具、まぁサラは関係ないけど武器の在庫状況を知りたいときはシリウスまで」
「そうなんだ!シリウスさん色々やっているんですね…!」
そう話をしながらパスタとサラダ、デザートにチョコチップマフィンを作った
談話室兼食堂
「うまっ!!これ本当にサラが作ったのか?」
「ルカのお手伝いしただけだよ」
フェンリルが大げさに夕食を食べてくれている。それがうれしくてにこにこしてしまう。
「嘘言わない。チョコチップマフィンはサラが一人で作った。俺は手伝ってないでしょ…?」
ルカがつかさず言い返してきた
「でも、レシピ見せてくれたし、味見もしてくれたじゃない」
「味見ならセスもシリウスもしたでしょ」
ちょっとした言い合いをルカとしていると
「ちょっと~!アリスちゃんルカとばっかいちゃいちゃしてないで私も構って~!!」
「おい!セス邪魔してんじゃねーよ!」
セスさんがルカと私の間に入るとレイ達がツッコむ。
「ふふっ。セスさん今日はありがとう。洋服とてもうれしかったよ」
「とても喜んでもらえたようでよかったわ~!アリスちゃんの瞳はアクアブルーだし、髪の毛は深緑でとてもきれいだから、似合う洋服探すのとても楽しかったわ~♪」
そう言いながら私の手を握ってくる。それをみたフェンリルが
「セス!!お前も抜け駆けしてんじゃねーよ!!」
そういって私から引きはがした
「お前ら、もう少し大人しく夕食食えねえのかクソガキども」
シリウスさんが私たちのやり取りを見てため息ついでに言う
「シリウスさん」
「ん?どうした?」
「お世話になってますし、私にできることありませんか?」
その私の何気ない一言に周りが静かになった
「…え?なんでみんな静かになったの…???」
「いや、だって…」
「なぁ?」
私の問いに何言ってんのといわんばかりの顔をするレイとフェンリル
「アリスちゃん!!!貴方はもう既にいろんな事をやってるわ!」
「え…?」
セスさんの言葉に今度は私が呆気にとられた
「だって、アリスちゃん演習見学した後から洗濯物とか本の整理、夕食までしてくれたじゃない!!」
「いや、これはお世話になってるから少しでもお手伝い…」
「いや?これは立派な仕事だお嬢ちゃん」
セスさんの言葉に反論しようとするとシリウスさんがきっぱりと言い放った
「お仕事…?」
「あぁ。今日1日お嬢ちゃんがお手伝いだと思ってしてくれたことは俺たちにとっては仕事だ。それをしてくれたんだ」
シリウスさんがきっぱり言ったので私は何も言えなくなった
「じゃあ、サラ。俺からお前に仕事を与える」
「え?」
「これから、ここにいる間は飯の準備とそうだな。洗濯を頼む。飯はずっとルカとシリウスに任せてたし、洗濯は一応各自ってなっているけども、ほぼやってないに等しい奴もいるからな」
そんな私を見かねてか、レイが仕事を与えてくれた
「…料理と洗濯?」
「そ。言っていることは簡単だけど、ここにいる人数をやるには大変だ。できるか?」
「やります!!やらせてください!!」
レイに聞かれて、私は嬉しくなり笑顔で答えた
「ん。じゃあよろしくな。お前の仕事」
「はい!」
レイに頭をなでられて笑顔で返事をした
(これからがんばろ!!)
私が決意を固め、皆夕食を食べ終わり、ぼちぼちと食堂を後にしていくので私はルカとシリウスさんと一緒に食器の片づけを始めた
そして、そんなお仕事をこなして数日たったある日、私宛に手紙が届いたのだった。