名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
怪しい影が動き出す
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そういうロキは過去に何かあったのだろうかとても辛そうな顔をしていた。
「…ロキ。おしゃべりはその辺にしとけ。…俺達がいくら叫んでも魔力を持たない人間にはこの叫びは届かない」
ロキが叫びにも近い言葉に皆が黙るとそれまで口を閉ざしていたハールが口を開いた。
「ハール?」
「…シリウス。…両軍に告ぐ。……こいつにはアモンが隠している巨大な魔法石と同じくらいの魔力を持っているだろう。…それこそ底なし沼だ」
「つまり、クレイドルを消滅できるくらいだと?」
ランスロットが静かに答えるとまわりが驚いた
「わが主、それはどういう…?」
「今、そこでサラに攻撃されへばっているアモンだが、前にこのクレイドルを一瞬にして消滅できるほどの魔法石を隠し持っていると言っていた」
その言葉に両軍は2つの意味でゾッとした
その表情をみてロキは
「……ほら、その顔」
「…え?」
「人間はね、改めて自分より強い人の強さを言われると怖くなるんだ。それも自分が持っていない力だとなおさらね。……その表情がどれだけ俺らを傷つてきたかを知らずにね」
「ロキ、何勝手に自己解決してるかしらねーけど、黒の軍は魔力持っているやつも持ってない奴も平等に幸せになれる国の為に戦ってんだ」
「レイはそれでいいだろうね。…でもね、魔力の桁違いの持ち主にはそうもいかないんだ。…とりあえず、今回はサラ預かるね。…アリスも。科学の国に帰りたいのならこの国に深く関わらないことだね。……こんな腐りかけた国なんていない方がいい」
「え?それはどういう…?」
「まて!ハール!!」
そういってロキとハールはシリウスさんとフォーツカヤの言葉を無視し、サラを抱きながら青白い光に包まれ消えた
それから、両軍は気絶しているアモンと魔法学者を捕らえ、魔法の塔の悪事を明るみにし、数日の会議の末休戦宣言をした。
その間もサラを探したが、消息を掴めなかった。
そして満月になるまで後1日――――――――――――――