名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
怪しい影が動き出す
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「はぁ…はぁ……」
フォーツカヤが魔法をはじいたらサラは既に息を荒げてふらふらしていた。
「サラ!!」
シリウスが駆け寄るが、その瞬間パァァッとサラの近くで青白く光り、皆目をつぶった。
少しして、光が収まり皆目を開けると、よく知った人物たちがサラを抱きかかえていた。
「…ハール!?」
「ロキじゃん」
「はーい!レイに両軍の皆。…それにアリスもね」
ロキはいつものテンションで皆に声をかけた
「ロキ、お前どうしてここに…?」
「んー?森の様子がおかしいからもしかしてと思ってハールときたんだけど…やっぱり眠りネズミ魔力使っちゃったかぁ」
「眠りネズミ…?」
レイの言葉にロキが答える。だけど、そのロキが気になる言葉を言ったのだ。
「おいロキ、サラが眠りネズミってどういうことだ?アリスだろ?」
「あれ?サラ。本人から聞いてないの?アリスは科学の国の住人をいうんだろ?…サラはいわば科学の国と魔法の国のハーフだからアリスっていうのは違うんじゃないかなってこの間話して、ハールが眠りネズミってきめたんだよー」
ロキが楽しそうに話す。
「それで、なんで眠りネズミなわけ?」
「だって、白うさぎに連れてこられたようなもんでしょ?ってことは白うさぎに振り回されたってことじゃん?だから眠りネズミ」
「…サラが眠りネズミだってことはわかった。ハール、サラを支えてくれて助かった」
そういってシリウスがハールのほうに一歩歩みだすが
「そこに止まって黒のクイーン」
ロキが止めた
「ロキ…?」
レイがいつもと雰囲気の違うロキに気づいたのかシリウスの隣まできた
「あんたたちはさ…サラがこんだけ…大人の男を何も言わせずに倒せるくらいの魔力があることがわかったら…………サラを捨てるの…?」
そういうロキは悲しい表情をしていた
「何………?」
「ロキ…?」
「捨てるってどういうこと…?」
フォーツカヤが聞くとロキが声を荒げた
「だって、魔力を持たない人間からしたら俺らは化け物だろ!?………いくら愛してくれてても魔力があるとわかれば、皆去っていくんだ…!」