名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
怪しい影が動き出す
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「道具ですって…?」
アモンが発した言葉に反応した。
「あぁ、この私の思惑の為のな!!!」
「思惑・・・?」
フォーツカヤがビクッと身体を震わせながら小声で聞き返した。
「そうだ、この私の真の思惑はこのクレイドルの支配だけではない。その為にはお前達の力が必要になる」
「…どういうこと?」
「フッ、時期が来ればわかる。お前たちはその時が来るまで待っていればいい」
「ふざけないで!!」
アモンの言葉に我慢できなくなった私が声を荒げて言う
「支配?そんな低能で周りの人がいないと何もできない男が大口たたいてんじゃないわよ!!ふざけるのもいい加減にして!」
「な…!」
「貴様、アモン様になんて口を!!」
私がアモンに怒鳴ると私達の後ろに控えていた男が私の事を殴った
「ガハッ……ッ!」
「サラ!!」
私は殴られた衝撃で壁に頭を打ち意識を手放してしまう。そ
んな私を見てフォーツカヤが今にも泣きそうになりながら私に駆け寄ってくるのが見えた
「…ぅ…」
どのくらい時間が経ったのか、全身の痛みを感じながら目を覚ます
「サラ!大丈夫!?」
私が起き上がると、隣にいたフォーツカヤが声をかけてきた。
「うん。まだちょっと頭が痛いけど大丈夫だよ」
「そう…?でも無理しちゃだめだよ?…私もよくわからないけど、魔力は無限じゃないんでしょ?」
フォーツカヤに心配かけまいと気丈にふるまったが、逆に心配させてしまった。
「…ありがと。それで…ここは?」
「魔法の塔の中の牢屋見たい。あの後、サラが気絶した後、私達は黒い男の人たちによって子の牢屋に連れてこられたの…」
「そう…。アモンは?」
「わからない。けど、両軍に私達の事を伝えると言ってた。…ゼロ無事かな…」
フォーツカヤが私が気絶していた時の事を教えてくれた。…どうやら、両軍をここに呼び、黒の軍を倒し赤の軍の傘下に入れ、赤のキングに王座を献上させようとしているらしい。
このあまりにも身勝手な理由に私はふつふつと怒りがわいていた。