名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
涙を流すわけ シリウスside
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サラと別れた後、セスと一緒に皆がいる談話室へと向かった。
談話室にはすでに、レイやフェンリルなど皆集まっていた
「やっときた」
「サラは寝たの?」
レイとルカが聞いてくる
「あぁ。流石に昨日の今日で疲れてるだろうしな」
シリウスが返事する
「にしても、あいつどうやってここに来たんだろうな」
その言葉にまわりが静かになる
「ちょっとどういうことよ!?フェンリル!!」
セスが問いただすように言うと
「いや、ただ単にきになっただけだって!!」
そうセスとフェンリルが言い合いになっているとレイが
「お前ら、いい加減にしろ」
「「レイ」」
「あいつがどこから来ようがどんなやつらだろうが、黒の軍の仲間だろ。これ以上あいつの事いうのは俺が黙ってない」
その言葉に
「悪かった、ボス。気を付ける」
フェンリルが素直に謝った。
「よし、じゃ、この話は終わり。お前ら、今日はお疲れ」
そういい、ルカが作ってくれたおつまみを口に含む。それにつられ、みんなも談笑し始める。
どのくらいたっただろうか。そろそろ日付がかわるという時間に、ふと談話室のドアが開いた。驚いてドアを開けた人を見つめるとそこにいたのは
「サラ?」
俺のその一言に皆驚いたらしく、一斉に振り向くとビクッと身体を強張らせた。
「……あ…」
「どうした?まだ夜中だぞ?」
俺が声をかけると同時に、サラが走って抱き着いてきた
「「「「え?」」」」
(……………は?)
「……グスッ…」
その場にいた全員が固まった。しかし自分に抱き着いているサラはどうやら泣いているようだ。
「…どうした?怖い夢でも見たか?」
さとすように優しく抱きしめながら頭をなでる。すると、帰ってきた言葉に誰もが驚いた
「…グスッ…ヒック…1人が怖い……お願い…一緒にいて…!!」
バッと顔を上げて俺を見つめる目には涙がすでに沢山溜っててすでに溢れている
「「「「…………え?!」」」」
サラの言葉に俺以外が驚いた声を上げていた
「…ちょっとアリスちゃん?いくらシリウスが優しいからって駄目よ?仮にも男と女よ?」
真っ先に我に返ったセスがサラに宥めるように声をかけるが
「やだぁ…!!お願い、1人は嫌なの…!!!」
理性ははたしてあるのかどうか不明なくらいサラは泣きじゃくっている。そして俺におもいっきりしがみついている。
「どうする?レイ。流石に男ばっかのとこに…」
「……サラ」
フェンリルの言葉にレイが遮りサラに話しかける。
「ヒック……何……?」
「お前に今日シリウス貸してやるよ」
「「「「はぁ!?」」」」
その言葉におもわず俺も反応した
「おい、クソガキ何勝手に決めてんだ」
「しょうがねーだろ。1人で寝れないって泣いててさらにはシリウスから離れようとしないんだから」
「しょうがないじゃないわよ!!こんなおっさんにアリスちゃん任せられないわ!」
レイの言葉にまっさきにセスが反対する。
「じゃあ、どうするわけ?」
その言葉に誰もが黙る、その時
「…ねえ、サラ、寝てる」
ルカがそう告げ、みんなしてシリウスの腕の中にいるサラを見ると…
「…すぅ……すぅ…」
綺麗な寝息をたてて寝ていた。
「…この騒ぎの中寝やがった」
「感心してる場合じゃないわよ!シリウス早くアリスちゃんを部屋に運ぶのよ!」
セスが騒ぐが、他の奴は
「ほんとに寝てんのなー…」
「しかも、シリウスの服しっかりにぎってるぜ」
「…安心して寝てる…」
フェンリル、レイ、ルカがまじまじとサラの観察をしていた。
「…はぁ、クソガキども今日はもう寝やがれ」
「は?おっさんはどこで寝んだよ」
俺が告げるとフェンリルが言い返してきた
「おっさんいうな。クソガキ。この状態じゃベットに連れて行っても話してくれそうにないから俺は今日はこのソファーで寝るわ」
そういって近くに会ったソファーに腰を掛け、ジャケットをサラに掛ける。
「「「「………」」」」
「?どうした…?」
「どうしたじゃないわよ!まさか一緒に寝るつもり!?」
セスの声が部屋に響いた
「セス、うるさい…」
セスの声にルカが怒る
「おっさんいうな、大きい声出すとサラが起きるだろうが」
シリウスが睨むと皆静かになる
「…ふぁ、俺もう眠いから、寝るわ。シリウスあとは任せた」
そういってレイは談話室から出て行った。
それを筆頭に談話室にいたほとんどの人がいなくなり、今いるのはセス、ルカ、フェンリル、シリウス、サラの5人である
「セス、行くぞー!サラが寝ちまったんだから仕方ねーだろ」
「…わかったわよ」
「おやすみシリウス、サラよろしく」
「おやすみ、ルカ」
ほかの奴らと就寝のあいさつをして別れたのはいいが、サラは安心しきったのか、まったく起きる気配がない。
(全く、きてそうそう男に泣きついてそのまま寝るか?)
髪をなでると
「ん……」
くすぐったそうに身をよじらせるが幸せそうな顔をしてまた深い眠りに落ちた
「…1人じゃ寝れない…か」
さっきおもいきり涙をためたサラの顔を思い出す。
しかし、今は考えるのをやめて、寝ているサラを抱き寄せて自分も眠りについた
次の日のサラがどんな反応するのか楽しみにしながら