名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
決めたからには
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ブランさんとのお茶会から数日。
私は、黒の軍での仕事をしながら、フォーツカヤの事をきにかけていた。
(この間のブランさんとのお茶会にはフォーツカヤは来なかった。もしかしたら内容が内容なだけに、ブランさん別々に呼んだのかな…?)
ブランさんならやりそうな気づかいに苦笑いをしながらチャツネをなでる。
「チャツネ…私後10日くらいで、帰っちゃうけども…いい子にしててね?」
「ウー?」
「…グスッ…本当はね?最後までシリウスさんを支えてあげたかったし、皆のそばに居たい…。だけど、シリウスさんは私に帰れっていうと思うの。…だって私が…恋をした人はそういう人だから…!」
そういいながら私はチャツネを抱きしめる。
「…ごめんね。…もう少し、そしたらちゃんとちゃんとするから…!!」
そう私が涙を凝らしながらチャツネを抱きしめているのを、たまたま報告で返ってきていた皆、そして待機していた皆に見られていたとは気づかなかった。
―――――同時刻・執務室――――――
「ですって、サラちゃんの涙の言葉にシリウス、一言」
「あぁ?なんで俺に回ってくるんだ」
たまたま窓を開けていたら、真下にいるであろうサラがチャツネに話してた内容がすべて聞こえてきた。
「なんでって、だってアリスちゃんのセリフ聞いてたでしょ!?」
「…セス声大きい」
「あら、ごめんなさい。でもね、シリウス、アリスちゃんは貴方がどんな言葉を言おうとそれに『はい』と答えるつもりよ」
セスがそういうと執務室に静寂がおとずれる。
「…まぁ、ぶっちゃけずっといてほしいってのもあるけどなー。このまま戦いが続けば、今は安全だとしてもいつサラに危険が及ぶかわからないしなー」
フェンリルがそう言い
「確かに…サラが危ない目に遭うのは嫌だ」
ルカもそれに賛同した。
「はぁ。お前らは俺になんの期待をしているかはしらねぇが、お嬢ちゃんが安全な場所に帰れるなら帰ったほうがいいに決まってるだろ。今は大丈夫でも、いつ大きな戦争になるのかなんてわからないんだからな」
そうシリウスが言うと誰も反論する人はいなかった。