名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
キング=相棒=平和…?
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「…わかりました。ブランさん、このことは私が科学の国に帰るまで決して誰にも言いません。だから、どうか父を…皆さんをそんな目に会わせた非道な人は誰なんですか!?」
そう私が言うとそれでもしぶったブランさんが重たい口を開けて、静かに言った。
「ジャバウォック卿のご子息であり、現魔法の塔最高責任者の"アモン=ジャバウォック"」
「…え」
ブランさんの言葉に私は言葉を失った。
「ま、待ってください!じゃあ、アモンは私やランスロット様の父だけではなく、実の父親も手に掛けたってことですか…?」
私がまた背筋がぞっとしながらも、私はブランさんに聞いた
ブランさんは何も言わなかったが、それが肯定であるということだとわかるのにそんな時間かからなかった。
「…サラ、僕は本当は自分の意見を言うのは禁止されている。書記官はただ起きたことを記すのが使命だからね。…だけども、どうしても、君はこのクレイドルではなく、科学の国でなんの危険もないところで生きていてほしいと思っているんだ。…もちろんそれを思っているのは僕だけじゃないはずだ。…だからどうか、この話をきいてブラムの敵を討とうとか思って帰らないという選択肢を増やさないでほしい」
「どうしてそれを今言うんですか…?」
私はブランさんが言いたいことを痛いほどわかってしまっているから泣きそうなのを堪えてその代わりに質問をした
「……君はまだ小さかったから覚えていないだろうけども、僕は何度か君と会っているんだよ」
そういうブランさんは私の瞳から涙を指ですくいながら優しい笑みを浮かべていた。
「僕はクレイドルの書記官だからね、ブラムが科学の国に言った後もブラムの状況をたまに覗きに行っていたんだ。いけるのは満月の夜だけだから月に1回、ほんの数時間だけだったけど。それでも、ブラムに手紙を届けたいとハールから手紙を預かってそれを届けながら、ブラムの事を見に行っていた。…ちょうど、サラ君がクレイドルに来てしまった日もね」
「え?」
ブランさんの言葉に私はただただ驚いた。