名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
歴史に残る戦い。私達の葛藤
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翌日
ブラン邸
「お邪魔します、ブランさん」
「いらっしゃい、サラ。戦争で荒れている世界だけども、サラがいるとこの世界が華やかに見えるよ」
「えっと…」
私がブランさんとオリヴァーの家に入り、リビングに案内される。
「それで、帰るのに聞きたいことってなんですか?」
お茶会が始まり少し経ったとき、私は、今回のお茶会の理由を単刀直入にブランさんに聞いた。
「そうだね。…君は、どうしてクレイドルに来れたのか不思議にしていただろ?」
「そうですね。…私はフォーツカヤとは違ってブランさんの物…魔法の国の物を持たないで来ましたから…」
「そうだね。じゃあどうして君が来れたのか、……サラは大体気づいているんだろ?だから開戦の日、ジョーカーの所に行ったんだろ?眠りネズミ?」
「どうしてその名前…」
「僕はこの国の書記官だからね。この国で起きたことは全部記しておくのが仕事だ」
驚いてブランさんの顔を見る私にブランさんは笑顔で答える。
「ブランさん、私は……」
「君は、君の事を…そして君の家族に起こったことをすべて知る権利があるからね。…僕がこれからいうことはとても悲しくて辛いことだけども…心の準備は大丈夫かい?」
「…はい。帰る前にどうしても知りたいんです。お願いします」
「分かった。…でもこれは僕だけでも、大分大きすぎる情報でね。…ところどころになってしまう」
そういって苦笑いを浮かべながらブランさんは語り始めた。