名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
歴史に残る戦い。私達の葛藤
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好き。
その思いが日に日に強くなっていくことは自分でもわかってた。
だけど、私は満月の夜になったら帰らなくてはいけない身。
もし帰らないという選択肢をしても、父さまの件で私は黒の軍にはいられないだろう。
だから、私は許される限りの時間を自分の気持ちに嘘をつきながら、あの人の隣で笑ってるの。
あの人が私を隣に置いてくれる。
そんな単純な理由で。
「チャツネー!朝ごはんだよー」
「ウー!!」
翌朝、私はシリウスさんとの約束を肝に銘じて、チャツネに朝ごはんを用意した。
パクパクとペロリとたいあげるチャツネを見ながら思わずチャツネに話しかける。
「ねぇ、チャツネ。貴方のご主人様はどうしてあんなに魅力的でかっこいいんだろうね?」
「ウー?」
「私ね、シリウスさんが好きなの…。でもこの思いを伝えたらきっと…ううん。絶対困らせちゃうの。だから今言ったことは私達だけの秘密ね?」
「クゥ~ン」
そういって頭をなでると手にすり寄ってくるチャツネを抱きかかえる。
「チャツネとも、もう少しだね…。大丈夫、ちゃんと戻ってくるから待っててね」
「ウー!」
言っていることが分かっているのかわからないけども、まるで返事をしたかのような後にペロリと鼻をなめられたのでおもわず笑ってしまう。
同日、午後
私は洗濯物を取りこみ、シリウスさんの部屋で畳んでいる。すると、ガチャ…そう扉が開いてシリウスさんが入ってきた
「まーた自分で洗濯しねえ奴がいたか…」
「皆さん、忙しいんですよ。それに、私がやっているのは布団のシーツとかですし…」
最初、皆の洗濯物すべてやろうと思っていたけども、それはやめろと皆に説得されてしまったので、皆が嫌がらない程度の洗濯物、つまり後回しにされがちなシーツなどを主にやっていた。
「洗濯物、畳み終わったので皆さんの所にシーツひいてきちゃいますね!そしたらチャツネのおやつとお昼寝をさせて、ルカと夕食の準備してきます」
「あぁ、よろしくな。俺はここで書類してるからなにかあったら言ってくれ」
「わかりました。呼んだらちゃんと来てくださいね?」
そう笑いながら私は部屋を出て行った。