名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
歴史に残る戦い。私達の葛藤
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「大丈夫だ。サラ、嫌いにはならねぇよ」
その言葉に私は落ち着きを少し取り戻し、
「…ヒック……ほんと…?」
「あぁ、だから,泣き止め。他の皆も心配してるぞ」
他の皆も…?
その言葉に今いる部屋を思い出し、顔を上げまわりを見渡す。
すると、
「泣き終わった?…あんま溜め込みすぎるなよ」
「…大丈夫?」
レイとルカも心配してこちらに来てくれた
「…大丈夫だよ。ごめんね、いきなり泣いたりして」
びっくりしちゃったよね。と苦笑いすると、レイが急に真顔になって
「…お前そうやって無理やり笑ってごまかそうとするの禁止な」
「…え?」
「だから、つらい時はつらいって言えってこと。ここはもうお前の家なんだから、変な気遣いはいらないっていってんの」
「…ありがと。レイ」
「ん。じゃ、この話はいったん終わりな。皆もいい?」
そうレイが他の皆に聞くと、問題ないと皆言ってくれ、そのまま、この会議はお開きになった。
そして、私はシリウスさんに今の戦争の状況を詳しく教えてもらうため、執務室に2人で残った。
「じゃあ、今公会堂をどちらの手に落ちるかの戦闘ってことですか?」
「あぁ、今セスとフェンリルが先頭にいってる」
「そうなんですね。…シリウスさん、私…!」
私がまたお手伝いを買って出ようとしたその時
「サラがまたどっか勝手にいなくなってしまわないように、これから特殊任務を与える。…ちゃんと守ってできるか?」
「はい!」
「よし、じゃあ、まず、けが人の手当てを頼む。…ルカの時の応急処置、カイルのアシストは大したものだと聞いている」
「分かりました!」
「それと」
「?…なんですか?」
シリウスさんが続けて言葉を言うが、ためらった。
「……なるべく、俺のそばにいること。そうだな。手当以外は俺の部屋にいること。…まあ談話室とか他の兵とやることがある場合はそっちでもいいがな」
その言葉に
「……また、そばにいていいんですか?」
私がおずおずと聞くと、フッと薄ら笑みを浮かべ
「満月になるまでだがな。…お嬢ちゃんは手の内に収めとかないとどっか行っちゃうもんだからな」
そういって頭をなでてくる。
(やっぱ、好きだな……)