名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
歴史に残る戦い。私達の葛藤
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「まず、お嬢ちゃんに聞きたいことは3つだ」
「…はい」
「まず1つ目。どうしてハール達と一緒に行った?」
「それは…私が知りたいことをハールさんが知っていると思ったから…」
「……まぁいい、詳しいことはあとだ。2つ目。どうしてサラは魔力が使える?お嬢ちゃんは科学の人間だろ?」
その言葉に私はビクッと身体を振るわせてしまった。それをみたシリウスさんは何を思っただろう。私の言葉を聞かずに最後の質問へと言った。
「3つ目。……どうして約束を破った」
「ッ!!!」
最後の言葉に私は思わず下を向いていた顔を上げシリウスさんを見ると、とても悲しそうな顔をしていた
「…シリウスさん……」
「俺の質問答えてくれるな?」
「…はい」
私とシリウスさん以外の幹部は静かに私達の会話を聞いていた。
「なんで、ハールがサラの知りたいことを知っている?」
「…それは、以前ハールさんが去り際に『お前は決してあいつらの闇に入り込むなよ…お前の父親のように』そう言ったことありましたよね?」
そう私が言うと、その言葉を知っているシリウスさん以外皆驚いた顔をしていた。
「それで、私どうしても知りたくて、いろいろ調べたりしてある答えを出したんです。…それが正解かどうか確かめたくてハールさんの所に行きました」
「…そうか。じゃあ2つ目のサラが魔力を使える理由は?あれは魔法を弾き飛ばす能力じゃなくてどう見ても魔力だったが?」
シリウスさんの言葉に私は言う言葉をためらう。だって、言ったところでどうなるのだろう。そう思うと不安になった。
「……シリウスさんは気づいているかもしれませんが、…私の父は科学の国ではなく、魔法の国、このクレイドル出身です」
その言葉に皆が驚く。だけど、私は皆の顔を見ないようにしてそのまま言葉をつづける
「…そして、私の父は………魔法が使える人だったようです。……私は父の魔法を受け継いだだけです」
そして続けて行ったこの言葉に皆は声を上げて驚いていた