名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
キングと大魔法使いとチェシャ猫と私
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「眠り、ネズミ…ですか?」
ハールさんの言葉を言い返す
「そうだ。…うさぎとかにちょっかいかけられてるいつも眠そうな眠りうさぎだが、……まぁ、サラの場合はいつも眠そうというよりも、喜怒哀楽が激しいだけだがな」
ハールさんがフッと笑いながら言う。するとロキがにやにやしながら
「ふーん。眠りネズミ…ねぇ。いいんじゃないの?サラにぴったりだと思うよ」
「……そうなの?」
「うん。いつもクレイドルの事に巻き込まれて、うさぎに奔放されているんだから、ぴったし!」
「……私別にバロンさんに奔放されてないよ?」
「だって、サラはうさぎが原因でここに来ちゃったんでしょ?」
「そう…だね」
「なら、いんだよ。今日からアリスじゃなくて眠りネズミだからね!」
そうロキがにやにやした笑顔で言ってくる
「う、うん…?」
「その話はいったん置いとく。…サラ、お前はもし黒の軍が満月の夜に科学の国に帰れと言ったらどうするんだ?」
その言葉に私は息をのむ
「…え?」
「ハールは、サラは本当に科学の国に帰るのかってきいてるんだよ。…例えば、科学の国に帰ったふりをして俺達の所にいてもいいし?」
「……きっと、皆は私が戦いに巻き込まれないように帰れって言うと思う。だけど…」
私は少し、間をおいて、深呼吸をして2人に笑顔で言う
「私のお父さまの事が本当ならば、私は真実を知りたいし、それがこの国の未来につながるなら、私は科学の国には戻らない。例え、シリウスさんの願いでも」
私が言うとハールさんはフッと微笑み返してくれ、ロキは相変わらずにやにやしていて、3人して笑いあっていると、ザッっと森の空気が張りつめた感じがし、3人して顔を見合わせた
「今のって……?」
「もう、そんな時間かー」
「そうだな。俺たちは様子を見に行くが、サラはどうする?」
「え?どこにですか?」
「『開戦』したんだよ」
その言葉に私は息をのんだ
「無理にはいい。…ここで休んだのち黒の兵舎へ送るが」
「大丈夫です。私も行きます」
ハールさんの気遣いはとてもうれしかったけども、私は自分の運命に抗うため、2人と一緒に行くことを決意した