名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
キングと大魔法使いとチェシャ猫と私
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そして当日
セントラル地区 公会堂 ガーデン
私達がガーデンにつくと、既に赤の軍の人たちは来ていた。
「サラ!!」
「フォーツカヤ!元気そうでよかった…!」
私達がガーデンに入ると、フォーツカヤが駆け寄ってきてくれた。
「私たちはエースの隣に特別席が用意されてるからそこに座れって」
そうフォーツカヤがおしえてくれたので見ると確かに一番奥に軍のイスとは違うイスが1つづつおいてある。
「そうなんだ!教えてくれてありがとう。…にしてもどうして私達まで呼ばれたの?」
「詳しいことはわからないけど…」
「ほら、フォーツカヤ!話してないで、早く席についてくれる?」
「ほら、サラこっち来い」
お互いのクイーンが私達の事をよぶ。気が付けば、私達以外は皆席についていた。
「あ、ごめんね。ヨナ、座るよ」
「シリウスさん…!」
私達は急いでお互いの椅子のほうに向かう。
フォーツカヤの隣は赤の軍のエースだけども、私の隣に居るのは黒の軍のエース、フェンリルではなく、クイーンのシリウスさんが隣に座った。
「なぜ。黒の軍のクイーンが下座にいる?」
「便宣上だ。気にするな」
赤の軍のエースが目の前のシリウスさんに質問をする。
(本当なら、シリウスさんはクイーンだから、キング、レイの隣に座るものなんだろうな…私が不安にならないように傍にいてくれてるんだ………)
「気にするな。サラ」
私がシリウスさんを見ていると、ふっと笑うように頭をポンとなでてくれる。
「それより、とっとと始めようぜ」
気だるげにカイルが言う。
「そうですね。我々がこうして対話できる時間はあまり残されていません。戦場なら別ですけど」
赤のジャックであるエドガーの言葉に、ピンと空気が張りつめる。
その時、上座に腰を据える、燃えるような金髪の男性の視線が私を捕えた。