名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
私の疑問
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「…は」
私の言葉にシリウスさんが目を丸くして驚く
「…ッ。ごめんなさい。困らせるつもりじゃなかったんです。おやすみなさい」
いたたまれない気持ちになった私は早口になってシリウスさんの腕から逃げ、部屋から出て行こうとするが
「待ちな」
ガシッと腕を掴まれ、阻止された
「…シリウスさん?」
私が泣きそうな顔をして見上げると
「何泣きそうになってんだ。……このまま1人で泣かれるくらいならいくらでも俺の胸かしてやる」
そういって頭をなでながら再び抱きしめられる
(…あったかい…)
シリウスさんのぬくもりを感じながら、泣きそうな顔を胸元にうずめる。
「ほら、寝るぞ」
「はい。お邪魔します…」
そういって私はシリウスさんのベットで一緒に寝た。私が眠りにつくまでは抱きしめながら、頭をなでてくれた。
それに安心しきった私は少しの時間で眠りについた―――
「すぅ…すぅ……」
「ったく、ほんとに男の部屋で寝るなんてな…」
シリウスは自分の腕の中で眠るサラを見ながらつぶやく
「こいつはあと少しで元の国に帰る。…俺個人の感情にこいつを巻き込んじゃいけない…いけねぇな」
失笑しながら、サラを抱く腕に力を込め、自分も眠りについた。
明日の朝の第一声に期待しながら
「…んぅ?」
朝日が窓から部屋に入り、それで私は目を覚ます。
すると、目の前にはシリウスさんの顔があり
「…ッ!!??」
驚くとともに、昨日の記憶が鮮明に思い出していく
(あ…昨日、シリウスさんと一緒に寝たんだっけ…?)
寝てもなお、私に腕枕をしてくれていて、なおかつもう片方の手で私を抱き寄せているシリウスさん。
「……そろそろ起きなきゃだよね…?ご飯の仕度もしなきゃだし…」
そう呟いてシリウスさんの腕から離れようとすると
「そーね。アリスちゃんが自室にいないでこんなおっさんと一緒に寝てるなんて誰も思わないもの」
「え…?」
ふと、聞き覚えのある声に驚き声のしたほうに振り向く
「おはよ。アリスちゃん」
「おはよ、サラ。それでこれはどういう状況?」
「おっす!お前たちそういう仲だったのか?」
「えっと…そのおはよう」
そこには黒の幹部全員がいた
「…え?ど、どうして皆ここに…?」
「朝食の時間になっても、アリスちゃんが来ないってなって私室に行ったらアリスちゃんがいないってなって、探したのよー」
「そしたら、シリウスの部屋で2人で寝てたってわけ」
私が驚きを隠せないでいるとセスさんとフェンリルが簡潔に説明してくれた
「…で、サラ。どうしてシリウスと寝てるわけ?」
「それは…」
レイが単刀直入に聞いてくる。
(…また1人で寝るのが嫌になって寝てもらいましただなんて口が裂けても言えないよ…!)
私が言い淀んでいると
「…ん、サラ起きたのか?」
「あ、シリウスさん…」
シリウスさんが目を覚ました
「どうした…ちゃんと寝れたか…?」
「はい…おかげさまでぐっすりと…」
「そうか、それはよかった、抱き枕になったかいがあったもんだ…ってお前たち、人の部屋になんでいるんだ?」
シリウスさんがレイ達に気づき、体を起こしながら聞いている
「なんでいるんだじゃないわよ!シリウスこそ、どうしてアリスちゃんと寝てるのよ!」
「説明してもらってもいい?」
「あー…、あれだ。あれ」
「「「「あれ?」」」」
シリウスさんの言葉にレイ達が頭にはてなを浮かべる
「…抱き枕?」
シリウスさんの言葉に真っ先に反応したのは
「シリウスさん…!!」
レイ達ではなく、私だった
「どうした?」
「どうした?じゃありません!そうやって誤解を招く言い方をしたら…!」
「まぁ、この話はあとでに置いといて、俺は今日午前中は非番だが、お前たち、仕事はどうした?」
シリウスさんが話を遮り、レイ達に仕事はどうしたのか聞いている
「「「…………」」」
レイとフェンリル、セスさんはシリウスさんから目線を外し明後日の方向を向いた。
「お前たちなぁ…」
はぁと盛大にため息をつくシリウスさんに
「シリウス、大丈夫?」
ルカが心配する
「ルカ、もう傷は大丈夫なの??まだ安静してたほうが…」
「大丈夫。もう傷はふさがってるし、身体動かしてたほうがいい」
それに、ご飯作る人いなくなるし…とボソッと呟いた
(あはは…作れるの現に3人だしね…)
私がルカの小声に内心苦笑いしてると
「とりあえず、お前たちの聞きたい答えをこたえられるかわからねえが、お昼に話す。だかたお前たちはさっさと仕事に取り掛かれ。お嬢ちゃん、先にチャツネにご飯やってくれ。朝食を作っとく」
「「「「了解」」」」
「わかりました!チャツネにご飯あげてきますね」
そういって皆はしぶしぶ部屋から出て行き、私は着替えるため、私室へ戻り、チャツネにご飯をあげに行った