名前は外国風の名前になるのでカタカナ表記の方が読みやすいかと思います。
秘密にしていたこと
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「シリウスさんとデートできるなんて久しぶりですね」
「そうだな。天気も晴れてくれてよかった」
そう私達はほんとに久しぶりに1日休みが重なってデートをしていた。最近はお互い休みの日でも仕事が残っていて休んでられなかったり私が学校に行かなくちゃいけなかったりと2人で休みを取れることがめったになかった。
「それにしてもほんとに久しぶりですね。一緒に休みが取れるなんて」
「そうだな。お互いいろいろと忙しくてなかなか会えないことも多かったもんな」
「そうですねぇ。あ、今日はどこ行きます?」
天気もいいからチャツネ連れてピクニックでも楽しそうですねというとシリウスさんはそれも楽しそうだなと笑ってくれた。最近はお互いが忙しすぎてなかなか会話という会話もあまりできない状態だったためシリウスさんの笑顔がとても心臓に悪い。
「そうだな…。サラが行きたいところはあるか?」
「私ですか?」
シリウスさんに行きたいところと聞かれて私が言った場所。それはガーデンだった。
「本当にここでいいのか?」
特例の幹部になった私は前以上にここに来ることが多くなった。シリウスさんはきっとどこかお出かけとか考えてくれていたんだろうな…。それでもここでお話したいことが私にはあった。
「はい。いつもは仕事でしか来ないけど、ここのバラを見ながら過ごすの好きなんです」
「そうか…」
そういってシリウスさんは芝生の上に座り私を自分の膝の上に座らせた。