「サラ」

　「シリウスさん…！」

　「フォーツカヤ」

　「ランスロット様、どうかしましたか？」

　私達が２人に呼ばれて駆け寄ると、２人とも微笑みを浮かべて

　「そろそろダンスの時間になると思うからな」

　そういってランスロット様はフォーツカヤの手をとって中央の方へと向かった。

　「ふふっ…シリウスさんはいいんですか？」

　きっと幹部の人たちはほぼ強制なのだろう。ルカも物凄い嫌な表情を一瞬しながらセスさんに背中をたたかれながらシリウスさんの妹さんを誘っていた。

　「あぁ、あいにく俺は踊るのは専門外なんでな。…それよりも子供の面倒を見てもらっていて悪かった」

　そういいながら女の子を抱き上げるシリウスさん
　
　「いえ、私が望んだことですし、この子たちにも幸せを感じてほしかったんです」

　そういいながら子供たちを見る。

　そうしていると、シリウスさんが私の頭を撫でた。

　「？…シリウスさん、どうかしましたか？」

　「ん？いや、隣にサラがいるのはいいことだなって思ってな」

　「そうですね、私も久しぶりにシリウスさんの隣に居れて嬉しいです。前はほとんど一緒にいたので…」

　そういうと、子供たちが

　「おねーちゃんとお兄さんは恋人なの？？」

　「違うよー家族なんじゃないの？？」

　爆弾発言したのだった。