Diary
2019.7.19〜2019.11.04(pedal)
2024/08/18 17:45sumikko日記
大した自信
◆投稿日時:2019-11-04 16:33:22
今日もボトルをセットしてサイクリング。
さあ、何キロ行くかしら。
メンバーはママチャリ1、ロード1、MTB2の4人。
*
「それくらいで点数下がりません」
「むしろ読めないストレスで集中出来ません」
「買ってきてやれって、せいぜい読むの30分だろ」
「そうそう、耐えられない。発売日から何日も買えないとか無理です」
えーと。ひとり余計な声も割り込みましたが。
テスト前……。
「だいじょーぶです、多分」
──今、多分って言いましたよ。
「まあまあまあ、気にしない気にしない。大丈夫なので、どうか新刊忘れずにお願いします!」
まあ、にーさんは平気なんだろうなあ。
ムラはあるけどさー。
そもそも、「どうする」って質問しただけ……。
──楽しみですね。
「だってMTBですよMTB」
*
走る走る
◆投稿日時:2019-11-04 16:17:39
にーすけのサイクルイベントに参加にあたり、ボディバッグに弱ペダのアクリルキーホルダーを付けた。
……速攻で外された。
「だからーダメだって傷つくから」
「えー…ダメ?」
「ダメ」
「でもほら、弱ペダ好きな人いたらわかるし。にーすけも楽しいかも」
「そーいうの求めません、それはここで思ってればいいの」
パフパフと胸を叩いている。
「なら、リュックの内側にキーホルダー付けといたら? 傷つかないし、気持ち上がんない?」
「余計 傷つくってー。中身出し入れしたときとか擦れるでしょ~~。気になって(気持ち)上がりません」
──中身…タオルとティッシュと絆創膏……まあ、いいけど。
「部屋に飾るだけでいいの、絶対使わないんです」
「ここです、ここ。大事なのは」
再びパフパフ。
「そうかー、わかった」
「そうなんですー」
短距離ゆったりイベントでしたが。
満喫。
.
.
.
「楽しかった?」
「焼き鳥めっちゃおいしかった!」
──第一声がそれですか。
「でも次はロードじゃないと参加したくない~~!!」
自分より小さい子やかなり年配の人でロードバイクいたからなー。
でも「MTBカッコいいね!」って誉められたならいいじゃないですか。
フレームやヘルメットの色、
ボトルの持ち方飲み方もアニメを意識している。
飲み方なんてもう……まんま。
だけどそんなこと、敢えて言わない。
密かなこだわりをアピールしないのがにーさん。
次はもう少し距離が長いやつにエントリーしよう。
「えー!」
と文句を言いながらも、しっかり参加する姿が目に浮かぶ。
わくわく。
……ああ、にーさん。可愛い。
*
寒くなる前にたくさん走っときましょう。
って感じで、友達とのサイクリングを楽しむにーさん。
ある日、どこまで行ったのか訊ねてみたら…… 片道10キロ。
以外と短かった。
いや、20キロは十分長いけどね、だからこそなんだけど──
「毎週ママチャリで45キロ先に出掛ける小野田くんて、すごいんだね……」
「それそれ」
「そりゃ強いわけだよね。それでちゃんと鍛えたら、走るよね」
「そーだよ。すごいよね」
──あ、この流れは……
「読んでくるー」
やっぱり。
*
余韻
◆投稿日時:2019-09-15 18:30:49
にーさんが引き出しをこそこそ開けているところで、パッと目が合った。
「あ、違う違う」
──まだ何も言ってないですよ。
「今日は巻島さんの気分なのよ」
くるんくるん、予備のカギを指で回しながら玄関へ。
「ちょっとそこら辺ブラブラしてくるねー」
弱ペダの新刊が出てから暫くは、MTBで出掛ける時間が少し増える。
.
.
.
.
.
「ただいまー」
「おかえりー、で?ギアあげて上った?さげた?」
「…何それ」
──ちょっとぶっきらぼうに反応したにーすけさん、思春期真っ只中。
出掛けたときと性格が違う気が。
「……まあどっちもやったけど。主に下げた」
──やはり比べてきたか、予想通り。
「でも、軽くなりすぎると逆にやりにくいときあったから、抵抗あるのもいいかも……」
「でもレースとかだとどうなんだろうねえ」
「──やっぱり凄いよな」
「でもなあ、あれ? ──あ、そうか」
「待って待って。──ちょっと漫画読んでくるー」
柔らかモードで独り言、後、退場。
この翌朝の枕元には、弱ペダが少なくとも10冊は散らばっていた。
*
ふと悩む
◆投稿日時:2019-09-13 12:12:36
「あげようか」
「何を?」
「新開さん。僕どっちかと言ったら弟の方が好きだし」
「や、いいよ別に。にーさんとこに掛けといてよ」
「でもさ」
ほい、と。
この間買ったやつを渡してきたにーさんが一言。
「目の保養にいーでしょ」
──はい?
「顔好きなんだよね、もう変わった?」
──えーと。変わってません…。
「では…ありがたく頂戴します」
「別にいーよ」
さっといなくなって、部屋の端っこでマンガを読み出すにーすけ。
……こんな母でスミマセン。
思春期の彼に、こんな私はどう見えてるのか。
ちょっと心配になった出来事。
*
第一声
◆投稿日時:2019-09-11 12:18:32
一番手にーさん。
パタンと閉じて。
「面白かった……」
──うん。シンプルかつ気持ちがストレートに伝わる感想ですね。
自分の部屋に持ち込んだいちた。
バタンと勢いよくドアが開いて、バタバタと。
居間にいる私に本を差し出す。
「俺! 荒北さん好きだ……っ!」
──告白? まあこれはこれでシンプルかつストレート。
それから、私は置いといて残りの一名。
.
.
.
「あ、復習してるの(だから気にしないで)」
いつの間にやら読み終えて、そのまま既刊を遡って読んでいたという、静かな展開。
「おとーさんハマったよね」
──本当にねぇ。
そして、巻末の次なる展開に、にーすけさんが反応。
「小野田くんMTBだってー! 何事?!」
1Pのイラストで盛り上がっている。
確かに楽しみだ。
「早くロードバイク買って」
って言われなくなるのは助かるかなー。
しばらくは新刊の話題で盛り上がることでしょう。
*
何がすごいって
◆投稿日時:2019-09-09 13:44:56
缶バッチとキーホルダーを二個ずつ買って、手嶋さんと青八木さんと新開さんが出ちゃうとこだな。
うんうん。
「……ゆーと……真波……」
「嬉しいんだけどさ、嬉しいんだけど! 一番嬉しいかっていえば嬉しくないっていうかっ」
「……まあいいけどさ。カッコいいし……」
「うんカッコいい……やば」
頑張って買ったトレーディングアイテム。
にーすけさんは趣味が増えたから、お小遣いの使い道に悩む日々。
*
発売日の話。
“弱ペダ買ってく?”
“新刊買った?”
──私個人に送らないで、家族のグループの方にメッセージくださいな。
皆楽しみ(笑) 黙ってたら新刊が3冊になっちゃうとこだ。
マンガの発売日なんて、あまり気にしたことなかったのに、必ずチェックしている皆がすごい。
だけど一番に読むのは、にーすけと決まっている。
ここは絶対なのである。
*
ある休日の沼
◆投稿日時:2019-08-30 11:12:41
「やめどきがわからなかったんだって……」
とある休日の夕方。
とーさん、だらんだらん。
「好きなだけ読めばいいんじゃない、休みなんだし」
「もう目が疲れたんだよ……ショボショボするし肩凝るし」
「なら、やめたら」
「いや。でもそう言われてもよ?」
「何冊め?」
「朝てきとーに取ったやつの次が、青八木さんが膝押さえてこう──なる辺りだったのよ。で、手嶋さんが “俺は夢ばっか語って” ってあれ。そしたら、まあ全部見るだろ?」
屈みこむシーンを真似ている。
わかるけど、それが何巻なのかまでは、私には分からない。
でも、“全部” って、どう区切った全部だろう……?
うーん? まあいいや。
「そこで止めらんないだろ。で、昼食ってから続き読んだら、青八木さんの足が止まるとこで、そしたら鏑木のアレ、 “青八木さんのカッコいいところだ” ってやつ。それは読みたいだろ……そしたら……頭痛くなってきたけどそこも読んだんだよ、つい。でさ──」
──つい、ね。
さっきから延々あらすじを聞かされているような……
でも、そうだよね次は……それは止まんないね。
口を挟まずに主張に耳を傾ける。
「……手嶋さんだろ……55よ。そりゃ気になるだろ。読んでる途中で寝落ちしたけどさ」
「55巻で止めるのはないね」
「……やっぱり?」
「いちたが許さないでしょ」
手には、55巻を握りしめている。次は56、いちたにとっての神巻 。
「……じゃあ、夕飯の後この次だけ読むわ……」
──苦行みたいになってますね。
命名、 “セルフわんこ(そば)” 。
自らハマる、見事な沼。
*
後日談。
「俺、原作に関しては勝ったと思う」
「何に?」
「にーすけに。俺3回、ちゃんと1から繰り返したからね、あいつ、読む巻にムラあるだろ」
──えーと。張り合ってたの……?
*
おかえりなさい
◆投稿日時:2019-08-28 15:10:18
「にーさん、ちょっとちょっと」
「え、何々」
「ここ (にーすけのリュックの中) 見て」
「えー! なんで?」
「実は失くしてなかったんじゃない?」
「ないない、そんなわけない 」
「だよねえ。誰かが見つけてくれたとか?」
「知らないよー。まあいんじゃない」
失くしたMTBカギが、にーすけのリュックから見つかる。
巻島さんは再び予備カギに戻る。
「田所さんお帰り~~玄関に戻るよ~」
キーホルダーに話しかけてるよ。
かわいいぞ。
*
夏休み
◆投稿日時:2019-08-28 15:09:06
夏休み開始直後。 宿題一覧表。
“スポーツ競技について”
「これ、種目は何でもいいの?」
「自分が興味あるやつならいいんだってさ」
「なら一択だ、あ、二択?」
「んーんー。野球はやる人絶対多いからやんない。あー録画しといてよかった~」
にーすけさんのテーマ、あっさり決まる。
“自転車ロードレース”
ツール・ド・フランス真っ最中ですしね。
「さ、資料整理もしなきゃ~。ペース配分は大事だよね~」
──って、もしもーし、それ絶対違うー。
1日1ペダル(アニメ)がまた始まる。
資料整理ってさ…ならせめてメモとるとかしようよ。
「宿題は他にも色々あると思うんですが……」
「あ、ドリル関係は来週中に全部終わるから平気~」
はやっ。
今年も同じですね。
問題は、その他の宿題……。
今年は “その他” の方が多いんだよ。
*
小野田くんの日
カブの日
無口先輩の日
リザルトの日
夏休みのにーさん、テーマを決めて弱ペダ鑑賞。
「毎日毎日キリがない……」
「なら今日は休めば」
「だねー」
── あら、あっさり引きましたね。
「続きはマンガで見よ」
だーかーらー。
休もうよ。
*
3代目
◆投稿日時:2019-07-19 12:15:09
MTBのカギを紛失。
1週間過ぎても見つからないので、予備をマスターキーに昇格させる。
2代目キーホルダー田所さん、どこへ行ってしまったの~。(にーすけにとってはカギそのものより重要)
「しょーがない……こっちにも(キーホルダー)つけるか」
最後の1つ、巻島さんキーホルダー。
部屋に山程ぶら下げているやつはアクリルキーホルダーやガチャガチャのフィギュアだから、自転車のカギにはつけられない。
大きいからタイヤに当たって危ないし、傷ついたらイラストが剥げちゃう。
「買っとこうかな」
「もう売ってないんじゃない?」
「小さい本屋とか、おにーちゃん行ってる模型屋みたいなとこ探したら、どっかに1個くらいあるかもよ。この前のガチャみたいに」
──そこまでこだわるか。
でもそういうところ、嫌いじゃない。
*
ツール・ド・フランス3ステージ観戦中のこと。
解説に弱虫ペダル原作者。
色んなお仕事があるんだなあ。まんまとつられてガンガン観戦する私たち。
「渡辺先生のTシャツいいねー」
小野田くんの顔が全面に描かれたTシャツ。
かわいいなー、小野田くん大好きだ。
「41か」
「え?」
「10秒待ってー」
バタバタバタバタ…
「いーち、にー、さん、しー」
──いちた、本当に数えなくてもいいよ。
……バタバタ。
「ただいま、はい」
「じゅうにー。はい、遅れた」
「それくらいいーだろー。ほら」
胸に掲げたコミックの表紙は……わあ、ホントだ、Tシャツと同じ絵だ。
「合っててよかったー。41の表紙だった」
──す、すごい。10秒で持ってくるってことは迷ってないもんね。
「まさか全部覚えてる……?」
「表紙が誰だったかくらいは、なんとなく? 前半の巻は自信ないかな。でも多分イケる」
「えーと、ちなみに41の後は…?」
「カブ。次が悠人で次泉田さんかな?」
「じゃあ、葦木場さんが手嶋さんと勝負するとこは?」
「確かね……54は小野田くん表紙で、“純ちゃん勝負” ってなるとこだから葦木場さんと手嶋さんの表紙は55。あ、56も二人か。それ簡単すぎない?皆わかるでしょ」
「ごめん、私はわかんない」
──すごいな、さすが暗記好き。
あ、でもこれが正解かは分からないよね。
「ガチ勢だなお前」
「最近はそこまででもない、アニメやんないから忘れそう」
──いやあ……十分すごいと思うけど。
後に確認したら、合ってた。すごい。
*
小テスト時の彼は、私に「福ちゃん」と呼ばれる。
福富さんは目次から何から丸暗記するという、ドラマCDネタからきている。
ワークをコピーしたやつをやらされる時があるからって、本当に丸暗記するんだもん。
「それ問題入れ換えられたら終わりじゃん」
「さすがにそこまでバカじゃないって!」
──ごもっとも。
◆投稿日時:2019-11-04 16:33:22
今日もボトルをセットしてサイクリング。
さあ、何キロ行くかしら。
メンバーはママチャリ1、ロード1、MTB2の4人。
*
「それくらいで点数下がりません」
「むしろ読めないストレスで集中出来ません」
「買ってきてやれって、せいぜい読むの30分だろ」
「そうそう、耐えられない。発売日から何日も買えないとか無理です」
えーと。ひとり余計な声も割り込みましたが。
テスト前……。
「だいじょーぶです、多分」
──今、多分って言いましたよ。
「まあまあまあ、気にしない気にしない。大丈夫なので、どうか新刊忘れずにお願いします!」
まあ、にーさんは平気なんだろうなあ。
ムラはあるけどさー。
そもそも、「どうする」って質問しただけ……。
──楽しみですね。
「だってMTBですよMTB」
*
走る走る
◆投稿日時:2019-11-04 16:17:39
にーすけのサイクルイベントに参加にあたり、ボディバッグに弱ペダのアクリルキーホルダーを付けた。
……速攻で外された。
「だからーダメだって傷つくから」
「えー…ダメ?」
「ダメ」
「でもほら、弱ペダ好きな人いたらわかるし。にーすけも楽しいかも」
「そーいうの求めません、それはここで思ってればいいの」
パフパフと胸を叩いている。
「なら、リュックの内側にキーホルダー付けといたら? 傷つかないし、気持ち上がんない?」
「余計 傷つくってー。中身出し入れしたときとか擦れるでしょ~~。気になって(気持ち)上がりません」
──中身…タオルとティッシュと絆創膏……まあ、いいけど。
「部屋に飾るだけでいいの、絶対使わないんです」
「ここです、ここ。大事なのは」
再びパフパフ。
「そうかー、わかった」
「そうなんですー」
短距離ゆったりイベントでしたが。
満喫。
.
.
.
「楽しかった?」
「焼き鳥めっちゃおいしかった!」
──第一声がそれですか。
「でも次はロードじゃないと参加したくない~~!!」
自分より小さい子やかなり年配の人でロードバイクいたからなー。
でも「MTBカッコいいね!」って誉められたならいいじゃないですか。
フレームやヘルメットの色、
ボトルの持ち方飲み方もアニメを意識している。
飲み方なんてもう……まんま。
だけどそんなこと、敢えて言わない。
密かなこだわりをアピールしないのがにーさん。
次はもう少し距離が長いやつにエントリーしよう。
「えー!」
と文句を言いながらも、しっかり参加する姿が目に浮かぶ。
わくわく。
……ああ、にーさん。可愛い。
*
寒くなる前にたくさん走っときましょう。
って感じで、友達とのサイクリングを楽しむにーさん。
ある日、どこまで行ったのか訊ねてみたら…… 片道10キロ。
以外と短かった。
いや、20キロは十分長いけどね、だからこそなんだけど──
「毎週ママチャリで45キロ先に出掛ける小野田くんて、すごいんだね……」
「それそれ」
「そりゃ強いわけだよね。それでちゃんと鍛えたら、走るよね」
「そーだよ。すごいよね」
──あ、この流れは……
「読んでくるー」
やっぱり。
*
余韻
◆投稿日時:2019-09-15 18:30:49
にーさんが引き出しをこそこそ開けているところで、パッと目が合った。
「あ、違う違う」
──まだ何も言ってないですよ。
「今日は巻島さんの気分なのよ」
くるんくるん、予備のカギを指で回しながら玄関へ。
「ちょっとそこら辺ブラブラしてくるねー」
弱ペダの新刊が出てから暫くは、MTBで出掛ける時間が少し増える。
.
.
.
.
.
「ただいまー」
「おかえりー、で?ギアあげて上った?さげた?」
「…何それ」
──ちょっとぶっきらぼうに反応したにーすけさん、思春期真っ只中。
出掛けたときと性格が違う気が。
「……まあどっちもやったけど。主に下げた」
──やはり比べてきたか、予想通り。
「でも、軽くなりすぎると逆にやりにくいときあったから、抵抗あるのもいいかも……」
「でもレースとかだとどうなんだろうねえ」
「──やっぱり凄いよな」
「でもなあ、あれ? ──あ、そうか」
「待って待って。──ちょっと漫画読んでくるー」
柔らかモードで独り言、後、退場。
この翌朝の枕元には、弱ペダが少なくとも10冊は散らばっていた。
*
ふと悩む
◆投稿日時:2019-09-13 12:12:36
「あげようか」
「何を?」
「新開さん。僕どっちかと言ったら弟の方が好きだし」
「や、いいよ別に。にーさんとこに掛けといてよ」
「でもさ」
ほい、と。
この間買ったやつを渡してきたにーさんが一言。
「目の保養にいーでしょ」
──はい?
「顔好きなんだよね、もう変わった?」
──えーと。変わってません…。
「では…ありがたく頂戴します」
「別にいーよ」
さっといなくなって、部屋の端っこでマンガを読み出すにーすけ。
……こんな母でスミマセン。
思春期の彼に、こんな私はどう見えてるのか。
ちょっと心配になった出来事。
*
第一声
◆投稿日時:2019-09-11 12:18:32
一番手にーさん。
パタンと閉じて。
「面白かった……」
──うん。シンプルかつ気持ちがストレートに伝わる感想ですね。
自分の部屋に持ち込んだいちた。
バタンと勢いよくドアが開いて、バタバタと。
居間にいる私に本を差し出す。
「俺! 荒北さん好きだ……っ!」
──告白? まあこれはこれでシンプルかつストレート。
それから、私は置いといて残りの一名。
.
.
.
「あ、復習してるの(だから気にしないで)」
いつの間にやら読み終えて、そのまま既刊を遡って読んでいたという、静かな展開。
「おとーさんハマったよね」
──本当にねぇ。
そして、巻末の次なる展開に、にーすけさんが反応。
「小野田くんMTBだってー! 何事?!」
1Pのイラストで盛り上がっている。
確かに楽しみだ。
「早くロードバイク買って」
って言われなくなるのは助かるかなー。
しばらくは新刊の話題で盛り上がることでしょう。
*
何がすごいって
◆投稿日時:2019-09-09 13:44:56
缶バッチとキーホルダーを二個ずつ買って、手嶋さんと青八木さんと新開さんが出ちゃうとこだな。
うんうん。
「……ゆーと……真波……」
「嬉しいんだけどさ、嬉しいんだけど! 一番嬉しいかっていえば嬉しくないっていうかっ」
「……まあいいけどさ。カッコいいし……」
「うんカッコいい……やば」
頑張って買ったトレーディングアイテム。
にーすけさんは趣味が増えたから、お小遣いの使い道に悩む日々。
*
発売日の話。
“弱ペダ買ってく?”
“新刊買った?”
──私個人に送らないで、家族のグループの方にメッセージくださいな。
皆楽しみ(笑) 黙ってたら新刊が3冊になっちゃうとこだ。
マンガの発売日なんて、あまり気にしたことなかったのに、必ずチェックしている皆がすごい。
だけど一番に読むのは、にーすけと決まっている。
ここは絶対なのである。
*
ある休日の沼
◆投稿日時:2019-08-30 11:12:41
「やめどきがわからなかったんだって……」
とある休日の夕方。
とーさん、だらんだらん。
「好きなだけ読めばいいんじゃない、休みなんだし」
「もう目が疲れたんだよ……ショボショボするし肩凝るし」
「なら、やめたら」
「いや。でもそう言われてもよ?」
「何冊め?」
「朝てきとーに取ったやつの次が、青八木さんが膝押さえてこう──なる辺りだったのよ。で、手嶋さんが “俺は夢ばっか語って” ってあれ。そしたら、まあ全部見るだろ?」
屈みこむシーンを真似ている。
わかるけど、それが何巻なのかまでは、私には分からない。
でも、“全部” って、どう区切った全部だろう……?
うーん? まあいいや。
「そこで止めらんないだろ。で、昼食ってから続き読んだら、青八木さんの足が止まるとこで、そしたら鏑木のアレ、 “青八木さんのカッコいいところだ” ってやつ。それは読みたいだろ……そしたら……頭痛くなってきたけどそこも読んだんだよ、つい。でさ──」
──つい、ね。
さっきから延々あらすじを聞かされているような……
でも、そうだよね次は……それは止まんないね。
口を挟まずに主張に耳を傾ける。
「……手嶋さんだろ……55よ。そりゃ気になるだろ。読んでる途中で寝落ちしたけどさ」
「55巻で止めるのはないね」
「……やっぱり?」
「いちたが許さないでしょ」
手には、55巻を握りしめている。次は56、いちたにとっての神巻 。
「……じゃあ、夕飯の後この次だけ読むわ……」
──苦行みたいになってますね。
命名、 “セルフわんこ(そば)” 。
自らハマる、見事な沼。
*
後日談。
「俺、原作に関しては勝ったと思う」
「何に?」
「にーすけに。俺3回、ちゃんと1から繰り返したからね、あいつ、読む巻にムラあるだろ」
──えーと。張り合ってたの……?
*
おかえりなさい
◆投稿日時:2019-08-28 15:10:18
「にーさん、ちょっとちょっと」
「え、何々」
「ここ (にーすけのリュックの中) 見て」
「えー! なんで?」
「実は失くしてなかったんじゃない?」
「ないない、そんなわけない 」
「だよねえ。誰かが見つけてくれたとか?」
「知らないよー。まあいんじゃない」
失くしたMTBカギが、にーすけのリュックから見つかる。
巻島さんは再び予備カギに戻る。
「田所さんお帰り~~玄関に戻るよ~」
キーホルダーに話しかけてるよ。
かわいいぞ。
*
夏休み
◆投稿日時:2019-08-28 15:09:06
夏休み開始直後。 宿題一覧表。
“スポーツ競技について”
「これ、種目は何でもいいの?」
「自分が興味あるやつならいいんだってさ」
「なら一択だ、あ、二択?」
「んーんー。野球はやる人絶対多いからやんない。あー録画しといてよかった~」
にーすけさんのテーマ、あっさり決まる。
“自転車ロードレース”
ツール・ド・フランス真っ最中ですしね。
「さ、資料整理もしなきゃ~。ペース配分は大事だよね~」
──って、もしもーし、それ絶対違うー。
1日1ペダル(アニメ)がまた始まる。
資料整理ってさ…ならせめてメモとるとかしようよ。
「宿題は他にも色々あると思うんですが……」
「あ、ドリル関係は来週中に全部終わるから平気~」
はやっ。
今年も同じですね。
問題は、その他の宿題……。
今年は “その他” の方が多いんだよ。
*
小野田くんの日
カブの日
無口先輩の日
リザルトの日
夏休みのにーさん、テーマを決めて弱ペダ鑑賞。
「毎日毎日キリがない……」
「なら今日は休めば」
「だねー」
── あら、あっさり引きましたね。
「続きはマンガで見よ」
だーかーらー。
休もうよ。
*
3代目
◆投稿日時:2019-07-19 12:15:09
MTBのカギを紛失。
1週間過ぎても見つからないので、予備をマスターキーに昇格させる。
2代目キーホルダー田所さん、どこへ行ってしまったの~。(にーすけにとってはカギそのものより重要)
「しょーがない……こっちにも(キーホルダー)つけるか」
最後の1つ、巻島さんキーホルダー。
部屋に山程ぶら下げているやつはアクリルキーホルダーやガチャガチャのフィギュアだから、自転車のカギにはつけられない。
大きいからタイヤに当たって危ないし、傷ついたらイラストが剥げちゃう。
「買っとこうかな」
「もう売ってないんじゃない?」
「小さい本屋とか、おにーちゃん行ってる模型屋みたいなとこ探したら、どっかに1個くらいあるかもよ。この前のガチャみたいに」
──そこまでこだわるか。
でもそういうところ、嫌いじゃない。
*
ツール・ド・フランス3ステージ観戦中のこと。
解説に弱虫ペダル原作者。
色んなお仕事があるんだなあ。まんまとつられてガンガン観戦する私たち。
「渡辺先生のTシャツいいねー」
小野田くんの顔が全面に描かれたTシャツ。
かわいいなー、小野田くん大好きだ。
「41か」
「え?」
「10秒待ってー」
バタバタバタバタ…
「いーち、にー、さん、しー」
──いちた、本当に数えなくてもいいよ。
……バタバタ。
「ただいま、はい」
「じゅうにー。はい、遅れた」
「それくらいいーだろー。ほら」
胸に掲げたコミックの表紙は……わあ、ホントだ、Tシャツと同じ絵だ。
「合っててよかったー。41の表紙だった」
──す、すごい。10秒で持ってくるってことは迷ってないもんね。
「まさか全部覚えてる……?」
「表紙が誰だったかくらいは、なんとなく? 前半の巻は自信ないかな。でも多分イケる」
「えーと、ちなみに41の後は…?」
「カブ。次が悠人で次泉田さんかな?」
「じゃあ、葦木場さんが手嶋さんと勝負するとこは?」
「確かね……54は小野田くん表紙で、“純ちゃん勝負” ってなるとこだから葦木場さんと手嶋さんの表紙は55。あ、56も二人か。それ簡単すぎない?皆わかるでしょ」
「ごめん、私はわかんない」
──すごいな、さすが暗記好き。
あ、でもこれが正解かは分からないよね。
「ガチ勢だなお前」
「最近はそこまででもない、アニメやんないから忘れそう」
──いやあ……十分すごいと思うけど。
後に確認したら、合ってた。すごい。
*
小テスト時の彼は、私に「福ちゃん」と呼ばれる。
福富さんは目次から何から丸暗記するという、ドラマCDネタからきている。
ワークをコピーしたやつをやらされる時があるからって、本当に丸暗記するんだもん。
「それ問題入れ換えられたら終わりじゃん」
「さすがにそこまでバカじゃないって!」
──ごもっとも。