Dear my ・・・
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収録からしばらくして、ようやく会える日が来た。
いつもより少し大きめの荷物でこの部屋へ来た凪紗ちゃんは、夕飯の後に手際良く、朝食の下ごしらえまで済ませると 「これで完璧です!」 と、腰に手を当てておどけてみせた。
やっと重なったオフだから、人目を気にせずゆっくりしようと、それだけは二人で決めていたけど、他はノープラン。
ただ一緒にいたい。
それだけは、お互い同じだったから。
『嬉しい』『待ち遠しい』そんなメールをたくさんくれていた凪紗ちゃん。
新しいルームウェアまで用意してきた彼女は、いつも以上に可愛くて。
だけどあまりに久しぶりだからか、そわそわとして落ち着かなくて。
ソファーの前に膝を立てて座り、特に何をするでもなく過ごして、他愛ない話をしながら時間は流れた。
俺自身も、待ち焦がれていた彼女が隣にいると思うだけで、付き合い始めた頃みたいに変に緊張したりして。
軽く膝が触れただけで、甘く高鳴る鼓動を感じた。
凪紗ちゃんは、その膝に視線を向けた後急に黙って、少しこっちを見上げてから、あの柔らかな笑みを浮かべて…… 上半身だけ斜めにこっちへ向けて、俺の胸に頬を寄せるように、きゅうっと背中に手をまわした。
それは子供が母親に甘えてしがみついてくるような仕草だったから、 今度は妙にほっこりとした気持ちになって、凪紗ちゃんの正面に向き合うように座り直して、それから…… 立てた膝の間に、彼女を閉じ込めた。
久しぶりに彼女を感じる心は、どうしようもなく揺れて。
だけど、くるんと丸まった彼女は、子犬みたいで可愛くて。
色々な気持ちが次々溢れた。
「……子ども扱いしてる」
黙っていた凪紗ちゃんが、ぽつりと呟いた。
「してないよ」
「してますよ、ずっと頭ぽんぽんって、してる」
そんな風に言いながら、だけど凪紗ちゃんはクスクスと笑っていたので、 そのまま‘いいこ、いいこ’と、髪をすくように撫でて、もっと深く頭を抱き寄せた。
「もー、やっぱり遊んでる」
「ごめんごめん」
顔をあげないままの凪紗ちゃんと、しばらくじゃれ合う。
「一磨さん」
「ん?」
「私、今すごーく幸せです」
「うん、俺も」
「だけど……たまに思い出す時があって」
「一磨さんに特別だって言ってもらえて、こうして一緒にいられるようになって。それから、ずっと、本当にすごく幸せで、でも……」
「……凪紗ちゃん?」
「……ごめんなさい、何でもない。ないけど……何となく」
相変わらず、顔はあげないままで。
「たまには妹もいいかなって、思ったりもして……」
凪紗ちゃんは腕の中で、「なあんて」と誤魔化すように言ってから黙り込んだ。
「……どうしたの?」
体を離して表情を確かめようとしたら、彼女はびくりと身体を強ばらせた。
そして、クルリと背を向けてしまう。
「な、何でもない……」
「何でもないことないよ。何か気に障った? 俺のせい……?」
背中を向けたままの彼女に訊ねた。
「ち、違う。一磨さんは何も悪くなくて。ただ私が勝手に……それに全然大したことじゃなくて」
「本当にもう……何してるんだろう、私……」
ごにょごにょと、全く聞き取れない何かを呟いている彼女。
そして後ろを向いたままでいた凪紗ちゃんは、しばらくして息を整えた後、観念したように言った。
「……ただのヤキモチ……です」
収録からしばらくして、ようやく会える日が来た。
いつもより少し大きめの荷物でこの部屋へ来た凪紗ちゃんは、夕飯の後に手際良く、朝食の下ごしらえまで済ませると 「これで完璧です!」 と、腰に手を当てておどけてみせた。
やっと重なったオフだから、人目を気にせずゆっくりしようと、それだけは二人で決めていたけど、他はノープラン。
ただ一緒にいたい。
それだけは、お互い同じだったから。
『嬉しい』『待ち遠しい』そんなメールをたくさんくれていた凪紗ちゃん。
新しいルームウェアまで用意してきた彼女は、いつも以上に可愛くて。
だけどあまりに久しぶりだからか、そわそわとして落ち着かなくて。
ソファーの前に膝を立てて座り、特に何をするでもなく過ごして、他愛ない話をしながら時間は流れた。
俺自身も、待ち焦がれていた彼女が隣にいると思うだけで、付き合い始めた頃みたいに変に緊張したりして。
軽く膝が触れただけで、甘く高鳴る鼓動を感じた。
凪紗ちゃんは、その膝に視線を向けた後急に黙って、少しこっちを見上げてから、あの柔らかな笑みを浮かべて…… 上半身だけ斜めにこっちへ向けて、俺の胸に頬を寄せるように、きゅうっと背中に手をまわした。
それは子供が母親に甘えてしがみついてくるような仕草だったから、 今度は妙にほっこりとした気持ちになって、凪紗ちゃんの正面に向き合うように座り直して、それから…… 立てた膝の間に、彼女を閉じ込めた。
久しぶりに彼女を感じる心は、どうしようもなく揺れて。
だけど、くるんと丸まった彼女は、子犬みたいで可愛くて。
色々な気持ちが次々溢れた。
「……子ども扱いしてる」
黙っていた凪紗ちゃんが、ぽつりと呟いた。
「してないよ」
「してますよ、ずっと頭ぽんぽんって、してる」
そんな風に言いながら、だけど凪紗ちゃんはクスクスと笑っていたので、 そのまま‘いいこ、いいこ’と、髪をすくように撫でて、もっと深く頭を抱き寄せた。
「もー、やっぱり遊んでる」
「ごめんごめん」
顔をあげないままの凪紗ちゃんと、しばらくじゃれ合う。
「一磨さん」
「ん?」
「私、今すごーく幸せです」
「うん、俺も」
「だけど……たまに思い出す時があって」
「一磨さんに特別だって言ってもらえて、こうして一緒にいられるようになって。それから、ずっと、本当にすごく幸せで、でも……」
「……凪紗ちゃん?」
「……ごめんなさい、何でもない。ないけど……何となく」
相変わらず、顔はあげないままで。
「たまには妹もいいかなって、思ったりもして……」
凪紗ちゃんは腕の中で、「なあんて」と誤魔化すように言ってから黙り込んだ。
「……どうしたの?」
体を離して表情を確かめようとしたら、彼女はびくりと身体を強ばらせた。
そして、クルリと背を向けてしまう。
「な、何でもない……」
「何でもないことないよ。何か気に障った? 俺のせい……?」
背中を向けたままの彼女に訊ねた。
「ち、違う。一磨さんは何も悪くなくて。ただ私が勝手に……それに全然大したことじゃなくて」
「本当にもう……何してるんだろう、私……」
ごにょごにょと、全く聞き取れない何かを呟いている彼女。
そして後ろを向いたままでいた凪紗ちゃんは、しばらくして息を整えた後、観念したように言った。
「……ただのヤキモチ……です」