one morning
夢小説設定
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どこまでも続く地平線。
それ以外は何もない、ただ青く拡がる大地。
夢の続きだと、すぐに分かった。
はっきり自覚のある中で辺りを見渡すと、探すまでもなく彼女は目の前に立っていた。
今度は彼女は真っ白なワンピーㇲ姿。
目を閉じて耳を澄ませる。
髪が僅かに揺れる程の緩やかな風に乗って、歌声が拡がる。
夢の中でも優しく響く声。
俺は夢の中でも凪紗ちゃんに夢中で…… うっとりとした気持ちで目を開けて見ると、さっきみたいにまた俺と視線を合わせて、手をこちらに差し伸べてきた。
駆け寄ってその手をグッと引くと、バランスを崩した彼女は俺の胸に倒れ込む。
彼女の細い腕が、俺の腰から後ろへ伸びて、背中に回される。
ぎゅっと力を入れて、腕の中に閉じ込めようとした。
その途端に、また浮遊感。
……今度は、俺は何故か高々と抱き上げられていた。
凪紗ちゃんは俺を見上げながら眩しそうに目を細めて、笑いかけてくる。
いつもと違う景色に戸惑っていると、彼女は首をぴょこっと傾けて、顔の横にきゅっと俺を抱き寄せた。
その時慌てて彼女にしがみついた手は、凪紗ちゃんの首にやっと回せるほどの長さしかなくて…… また高く抱き上げられて、青空の下の景色がくるくると回り始めた。
歌声は続いていて。
子供の姿の俺は、拙い言葉で彼女の声に合わせ、無邪気な笑い声を上げた。
「……かずま」
やっぱり話し声は聞こえないけど。 彼女の口は、名前を呼ぶ形になる。
そのまま地面にふわりと下ろされて。
頭をくしゃりと撫でられて。
彼女の足元で、俺はまた腕を伸ばした。
その手は、今度は空に向かずに下に伸びた。
そして今度こそ、しっかりと。
大人の姿に戻った俺は、彼女を胸に閉じ込めた。
「やっと捕まえた」
抱きしめた凪紗ちゃんからは、太陽の匂いがした。
---------------
「……起きましたか?」
「え……?」
クスクスと笑う声にはっとして見下ろすと、凪紗ちゃんは俺の真横にいた。
……見下ろしてない。
……横……?
あ、そうか。
夢だったんだよな。
と、いう事は。
今ここにいる彼女は、現実の彼女で。
なんだかよく分からないまま、今の状況を理解しようと、気持ちを落ち着ける。
凪紗ちゃんは……ベッドの脇の床に膝立ちの状態。
俺は身体を横に向けて、そんな彼女の首元をしっかりと抱き寄せている。
きょとんとする俺と、楽しげに笑う彼女。
「……ごめん。俺、寝ぼけてた、よね?」
腕はそのままにそう言うと、凪紗ちゃんはまた「ふふっ」と笑って、
「すっごく……可愛かったよ?」
窮屈な腕の中から身体をよじって抜け出してから、俺の瞼に軽く口付けた。
どこまでも続く地平線。
それ以外は何もない、ただ青く拡がる大地。
夢の続きだと、すぐに分かった。
はっきり自覚のある中で辺りを見渡すと、探すまでもなく彼女は目の前に立っていた。
今度は彼女は真っ白なワンピーㇲ姿。
目を閉じて耳を澄ませる。
髪が僅かに揺れる程の緩やかな風に乗って、歌声が拡がる。
夢の中でも優しく響く声。
俺は夢の中でも凪紗ちゃんに夢中で…… うっとりとした気持ちで目を開けて見ると、さっきみたいにまた俺と視線を合わせて、手をこちらに差し伸べてきた。
駆け寄ってその手をグッと引くと、バランスを崩した彼女は俺の胸に倒れ込む。
彼女の細い腕が、俺の腰から後ろへ伸びて、背中に回される。
ぎゅっと力を入れて、腕の中に閉じ込めようとした。
その途端に、また浮遊感。
……今度は、俺は何故か高々と抱き上げられていた。
凪紗ちゃんは俺を見上げながら眩しそうに目を細めて、笑いかけてくる。
いつもと違う景色に戸惑っていると、彼女は首をぴょこっと傾けて、顔の横にきゅっと俺を抱き寄せた。
その時慌てて彼女にしがみついた手は、凪紗ちゃんの首にやっと回せるほどの長さしかなくて…… また高く抱き上げられて、青空の下の景色がくるくると回り始めた。
歌声は続いていて。
子供の姿の俺は、拙い言葉で彼女の声に合わせ、無邪気な笑い声を上げた。
「……かずま」
やっぱり話し声は聞こえないけど。 彼女の口は、名前を呼ぶ形になる。
そのまま地面にふわりと下ろされて。
頭をくしゃりと撫でられて。
彼女の足元で、俺はまた腕を伸ばした。
その手は、今度は空に向かずに下に伸びた。
そして今度こそ、しっかりと。
大人の姿に戻った俺は、彼女を胸に閉じ込めた。
「やっと捕まえた」
抱きしめた凪紗ちゃんからは、太陽の匂いがした。
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「……起きましたか?」
「え……?」
クスクスと笑う声にはっとして見下ろすと、凪紗ちゃんは俺の真横にいた。
……見下ろしてない。
……横……?
あ、そうか。
夢だったんだよな。
と、いう事は。
今ここにいる彼女は、現実の彼女で。
なんだかよく分からないまま、今の状況を理解しようと、気持ちを落ち着ける。
凪紗ちゃんは……ベッドの脇の床に膝立ちの状態。
俺は身体を横に向けて、そんな彼女の首元をしっかりと抱き寄せている。
きょとんとする俺と、楽しげに笑う彼女。
「……ごめん。俺、寝ぼけてた、よね?」
腕はそのままにそう言うと、凪紗ちゃんはまた「ふふっ」と笑って、
「すっごく……可愛かったよ?」
窮屈な腕の中から身体をよじって抜け出してから、俺の瞼に軽く口付けた。