可惜夜(あたらよ)の囁き
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一磨さんは枕から両腕を出して横を向いて、そっと手を引き、私を胸に閉じ込めた。
「ね、もう寝よう。凪紗ちゃんが眠るまで、ちゃんと見てるから」
「……また、子供扱いした」
「だって今の凪紗ちゃん、ほんとに子供みたいだ」
クスクス、クスクス──一磨さんは静かに笑いながら私の頭の後ろを撫でる。
「まだ寝たくないんです」
「うん」
「ぎゅーってして……欲しい……です」
「うん、俺も凪紗ちゃんとずっとこうしてたいよ」
「ごめんなさい、我儘で」
クスクス、クスクス──また、優しい笑い声。
「それ全部、我儘って言わないよ」
一磨さんの手が頭の後ろを撫でる。
「もっと……そうして欲しいです」
「うん」
一磨さんの力が少し強くなる。
意識が段々遠くなって、でもやっぱり眠りたくない。
会えずにいた時間の分、もっともっと伝えたいことがあるような気がして……。
「……寂しかった、です。もっと、一緒に……いたい、です」
「ごめ──」
「謝らないで」
零してしまった泣き言を取り消す暇もなく、一磨さんの胸に、強く押し付けられた。
それからすぐ、少し身体を離した一磨さんの唇が目尻に触れた。
「俺も、もっと一緒にいたい。……寂しかったよ」
一磨さんの背中に両腕を回して、一磨さんも私を深く抱き寄せた。
そこから彼の気持ちも流れ込んできて、とても安心して……幸せな夢に身を委ねた。
「やっぱり、もう一緒に寝よう」
静かに静かに、何度も触れ合う唇は一磨さんの中に私をどんどん引き寄せる。
「俺も、好きだよ」
目覚めたとき、一番に彼の吐息を感じられますように……そう願いながら遠のく意識の中で、一磨さんの声が聞こえた気がした。
凪紗side Fin.
(一磨's episode)→