繋ぐ手と手
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*
エンディングに向かい、緊迫したシーンが続く。少し集中を欠いていた二人も、物語に引き込まれ、意識は画面に集中していた。
凪紗は祈るような思いで、一磨はこの先の展開をを読み取ろうと考えをめぐらせながら、互いのの世界に没頭した。
ところが、クライマックスかと思われたシーンで、
「…ぅわっ!」
「…きゃあっ!」
全くの不意打ちの、大音量の展開に、二人揃って、声を上げた時。
思わず触れ合った、手。
一瞬の間、画面に向かって目を丸くして、それから互いに顔を見合わせてから、視線を下に、重ね合った手に移す。
目が合ったまま、思わず吹き出した。
こんなに簡単な事だったなんて。
そんなことを思いながら、二人は肩を震わせて笑った。
笑いながら、手を繋いで。
「一磨さん、すごい驚きかた」
「凪紗ちゃんこそ、ぴょんって跳ね上がってたよ」
止まらない笑いの間、手は時折キュッと強く握ったり、緩めたり。
ひとしきり笑った後、DVDをさっきのチャプターに戻して、改めて映画の世界に入っていった。
そして迎えたエンディング。
肩にコツンと頭をのせた凪紗の頭に一磨も頬を寄せ、余韻に浸る。
「もう少し、このままでもいいかな?」
一磨はそう言って、二人の指を絡めるように繋ぎなおした。
(今度は、少しドキドキする…。)
凪紗は、一磨も同じ気持ちならいいと、そんな想いが伝わればいいと、そう願って。ほんの少し指先に力を入れた。
「凪紗ちゃん、好きだよ」
一磨は、俯く凪紗の前に回り込むように顔を近づけると、頬に唇を寄せて囁いた。
「はい…私も。大好です」
ずっと同じだけど、少しだけ違っていて。変わっていくけれど、変わらない、想い。
明かりを消して、確かめ合った。
(あとがきへ)→
エンディングに向かい、緊迫したシーンが続く。少し集中を欠いていた二人も、物語に引き込まれ、意識は画面に集中していた。
凪紗は祈るような思いで、一磨はこの先の展開をを読み取ろうと考えをめぐらせながら、互いのの世界に没頭した。
ところが、クライマックスかと思われたシーンで、
「…ぅわっ!」
「…きゃあっ!」
全くの不意打ちの、大音量の展開に、二人揃って、声を上げた時。
思わず触れ合った、手。
一瞬の間、画面に向かって目を丸くして、それから互いに顔を見合わせてから、視線を下に、重ね合った手に移す。
目が合ったまま、思わず吹き出した。
こんなに簡単な事だったなんて。
そんなことを思いながら、二人は肩を震わせて笑った。
笑いながら、手を繋いで。
「一磨さん、すごい驚きかた」
「凪紗ちゃんこそ、ぴょんって跳ね上がってたよ」
止まらない笑いの間、手は時折キュッと強く握ったり、緩めたり。
ひとしきり笑った後、DVDをさっきのチャプターに戻して、改めて映画の世界に入っていった。
そして迎えたエンディング。
肩にコツンと頭をのせた凪紗の頭に一磨も頬を寄せ、余韻に浸る。
「もう少し、このままでもいいかな?」
一磨はそう言って、二人の指を絡めるように繋ぎなおした。
(今度は、少しドキドキする…。)
凪紗は、一磨も同じ気持ちならいいと、そんな想いが伝わればいいと、そう願って。ほんの少し指先に力を入れた。
「凪紗ちゃん、好きだよ」
一磨は、俯く凪紗の前に回り込むように顔を近づけると、頬に唇を寄せて囁いた。
「はい…私も。大好です」
ずっと同じだけど、少しだけ違っていて。変わっていくけれど、変わらない、想い。
明かりを消して、確かめ合った。
Fin.
(あとがきへ)→