仕事に私用の感情は厳禁
夢主の名前変換
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「ねえ、夢主ちゃん。……付き合ってあげる、何したい?」
不意にそう言われて、夢主は目を見開いた。
おついちさんは、ゆるく笑って自販機で買っていたココアを軽く渡してくる、それ私に買ってたのか…。
さっきまで吸っていた煙草は、足元の灰皿に捨てられていた。
「俺はねー、かわいい君と屋上で軽くデートしたいなって思ってるけど」
冗談めかして行ってくる、絶対誰にでも言ってるんだとわかるような口ぶりで
こっちがどれだけ好きか分かってるのか分かってないのか、、それがずるいと思う。毎回そういうところが、ほんとうにずるい。
「……デート、ですか」
「うん、まぁ。会社の屋上だけどね。ほら、夜景とか綺麗じゃん?」
そう言われてしまえば、確かに目の前には東京の灯りが広がっている。
仕事帰りに見るには、もったいないくらい綺麗だった。
「それ、誰にでも言ってるんですか」
言うつもりのなかった言葉が思わずこぼれた。
「んー、言わないよ?夢主ちゃん が特別ってことで」
「……うそくさ」
「あはは、そう?でも、信じるかどうかは、君次第」
夢主は小さく息をついた。
それ以上は突っ込めなかった。
たぶん、追いかけたら逃げてしまう。
それがこの人なんだって、もう分かっているから。
ちょうどそのとき、下の階からドアが開く音がして——
「兄者ぁ、買ったマイクさぁ、どこにやったっけ?」
「知らねーよ。 さっきまで弟者の机の上に、って……、まーたやってんのかアイツら」
おついちさんがふたりを見つけるとひらひらと手を振って2人の共に歩いていく。
この距離が、たぶんちょうどいい。
触れそうで、触れない。
進みそうで、進まない。
それでも、ここにいたいと思ってしまうのは——
「じゃ、夢主ちゃん。また明日ね」
おついちさんは背を向けると、ひらりと片手を上げて屋上をあとにした。
ひとり取り残された夜風の中、
夢主は小さくため息を吐いた。
——これでまた、明日も頑張れてしまうんだから。我ながら彼を好きすぎることに呆れてしまう。
不意にそう言われて、夢主は目を見開いた。
おついちさんは、ゆるく笑って自販機で買っていたココアを軽く渡してくる、それ私に買ってたのか…。
さっきまで吸っていた煙草は、足元の灰皿に捨てられていた。
「俺はねー、かわいい君と屋上で軽くデートしたいなって思ってるけど」
冗談めかして行ってくる、絶対誰にでも言ってるんだとわかるような口ぶりで
こっちがどれだけ好きか分かってるのか分かってないのか、、それがずるいと思う。毎回そういうところが、ほんとうにずるい。
「……デート、ですか」
「うん、まぁ。会社の屋上だけどね。ほら、夜景とか綺麗じゃん?」
そう言われてしまえば、確かに目の前には東京の灯りが広がっている。
仕事帰りに見るには、もったいないくらい綺麗だった。
「それ、誰にでも言ってるんですか」
言うつもりのなかった言葉が思わずこぼれた。
「んー、言わないよ?夢主ちゃん が特別ってことで」
「……うそくさ」
「あはは、そう?でも、信じるかどうかは、君次第」
夢主は小さく息をついた。
それ以上は突っ込めなかった。
たぶん、追いかけたら逃げてしまう。
それがこの人なんだって、もう分かっているから。
ちょうどそのとき、下の階からドアが開く音がして——
「兄者ぁ、買ったマイクさぁ、どこにやったっけ?」
「知らねーよ。 さっきまで弟者の机の上に、って……、まーたやってんのかアイツら」
おついちさんがふたりを見つけるとひらひらと手を振って2人の共に歩いていく。
この距離が、たぶんちょうどいい。
触れそうで、触れない。
進みそうで、進まない。
それでも、ここにいたいと思ってしまうのは——
「じゃ、夢主ちゃん。また明日ね」
おついちさんは背を向けると、ひらりと片手を上げて屋上をあとにした。
ひとり取り残された夜風の中、
夢主は小さくため息を吐いた。
——これでまた、明日も頑張れてしまうんだから。我ながら彼を好きすぎることに呆れてしまう。
