リーダー会議にて
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「俺はメリオダスに呼ばれてここに来たが……あいつが言葉通り素直に従うやつでもないだろ」
とキドは淡々とそう言った。
メリオダス、といえば、先程玄関先で会ったあの金髪の少年のことだが、ルフィという名前もどこかで聞いたような……とファレスターが思い出そうとしていると、横から声が掛けられた。
「ねぇねぇ、ファレスターちゃん!」
エマだった。
「あ、エマさん……」
「エマって呼んでいいなの!」
とエマがにこりと笑う。
ここの人たちはやたらと呼び捨てが好きなのだろうか、とファレスターは思いながら、それはそれで悪くないかも、と頷いた。
「うん。じゃあ、エマ」
「えへへ〜エマなの!」ファレスターの呼び捨てに、エマはとても嬉しそうだった。「はい、ファレスターちゃん! これ、あげるなの!」
「え……」
エマに差し出されたのは、青い見たこともない花。百合を小さくしたようなそれにも似ていたが、大きさはスミレ程しかなく、その青い花びらにはうっすらと白い縦しま模様があった。
「これは?」
「雨凛草(うりんそう)みたいなの! ここら辺にしか咲いてないみたいで……ってエリンが言ってたなの♪」
と花の話をするエマは楽しそうで、ファレスターは聞いてるだけで自分も楽しくなるような気がしてきた。
エリンという名前は中庭の時にも出ていた名前だが、あのきれいな場所を管理している人なのだから、きっといい人なのだろうな、とファレスターは勝手に想像した。
と各々雑談をしていたところに、ようやく会議室に誰かが入ってきた。
「マスター、ごめんなさい! お着替えに時間が掛かっちゃった!」
と言いながらやって来たのは、青いツインテールの少女だ。
「あ……」
ファレスターは彼女の姿を見て急速に思い出した。彼女は、ゴンが奇妙な病気にかかってしまったと、図書室に駆け込んで来た少女だ、と。
「こんにちは! 昨日はゆっくり話せなかったけど……あなたが、ファレスターさんだね!」とツインテールの少女は話し掛けてくれた。「ミクは初音ミク! よろしくね!」
「よろしくお願いします!」
ファレスターはミクにおじぎを返しながら、その独特な声に思わず聞き惚れてしまっていた。人の声とは少し違うような、デジタルな声になぜか惹き付けられる。
「ミクさん、来てくれてありがとう」とマスターハンドがミクに声を掛ける。「実は、まだリーダーたちが集まってなくてね。君の歌声で、ぜひ、ここに来るように伝えて欲しいのだけれどいいかな?」
歌声で……?
ファレスターはどういうことなのか分からずに一人首を傾げていたが、ミクは快く返事をした。
「うん、分かった! それじゃあ早速、歌っちゃうよ!」
と言うなり、ミクは何もない空気中から一瞬でマイクを取り出した。あれも、魔法……? とファレスターが驚いていると、ミクはマイクを構えて声を吹き込んだ……。
とキドは淡々とそう言った。
メリオダス、といえば、先程玄関先で会ったあの金髪の少年のことだが、ルフィという名前もどこかで聞いたような……とファレスターが思い出そうとしていると、横から声が掛けられた。
「ねぇねぇ、ファレスターちゃん!」
エマだった。
「あ、エマさん……」
「エマって呼んでいいなの!」
とエマがにこりと笑う。
ここの人たちはやたらと呼び捨てが好きなのだろうか、とファレスターは思いながら、それはそれで悪くないかも、と頷いた。
「うん。じゃあ、エマ」
「えへへ〜エマなの!」ファレスターの呼び捨てに、エマはとても嬉しそうだった。「はい、ファレスターちゃん! これ、あげるなの!」
「え……」
エマに差し出されたのは、青い見たこともない花。百合を小さくしたようなそれにも似ていたが、大きさはスミレ程しかなく、その青い花びらにはうっすらと白い縦しま模様があった。
「これは?」
「雨凛草(うりんそう)みたいなの! ここら辺にしか咲いてないみたいで……ってエリンが言ってたなの♪」
と花の話をするエマは楽しそうで、ファレスターは聞いてるだけで自分も楽しくなるような気がしてきた。
エリンという名前は中庭の時にも出ていた名前だが、あのきれいな場所を管理している人なのだから、きっといい人なのだろうな、とファレスターは勝手に想像した。
と各々雑談をしていたところに、ようやく会議室に誰かが入ってきた。
「マスター、ごめんなさい! お着替えに時間が掛かっちゃった!」
と言いながらやって来たのは、青いツインテールの少女だ。
「あ……」
ファレスターは彼女の姿を見て急速に思い出した。彼女は、ゴンが奇妙な病気にかかってしまったと、図書室に駆け込んで来た少女だ、と。
「こんにちは! 昨日はゆっくり話せなかったけど……あなたが、ファレスターさんだね!」とツインテールの少女は話し掛けてくれた。「ミクは初音ミク! よろしくね!」
「よろしくお願いします!」
ファレスターはミクにおじぎを返しながら、その独特な声に思わず聞き惚れてしまっていた。人の声とは少し違うような、デジタルな声になぜか惹き付けられる。
「ミクさん、来てくれてありがとう」とマスターハンドがミクに声を掛ける。「実は、まだリーダーたちが集まってなくてね。君の歌声で、ぜひ、ここに来るように伝えて欲しいのだけれどいいかな?」
歌声で……?
ファレスターはどういうことなのか分からずに一人首を傾げていたが、ミクは快く返事をした。
「うん、分かった! それじゃあ早速、歌っちゃうよ!」
と言うなり、ミクは何もない空気中から一瞬でマイクを取り出した。あれも、魔法……? とファレスターが驚いていると、ミクはマイクを構えて声を吹き込んだ……。