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食堂は、いつも以上に賑わっていた。
それだけではなく、天井はカラフルにライトアップされていて、食堂奥にはカーテンのかかった舞台が見えた。
「あそこで歌うんでしょうか?」
とファレスターが隣のキドに訊ねると、だろうなと答えが返ってきた。
「みんな、いきなりこんな世界にやって来て、混乱する人や戸惑うばかりの人が多かった。だから、元気づけるためにアイドル組を作った……って言ってたな」
そういう志は、本当に素敵なことだな、とファレスターは心からそう思った。
これから何が始まるのだろう、とファレスターがワクワクしていると、まずは飯を取りに行かないとな、とキドに促され、カウンターへ。それから空いていた席につき、食事もそこそこに、舞台がようやく、白く照らされた。
「みんなー、お待たせ〜!」
と締め切ったカーテンの前に現れたのは、青いツインテールの少女……確か、彼女は初音ミクという人物……が、マイクを片手に司会を始めた。
「今日から朝のライブを始めるよ〜!」とミクは話出した。「そしてそして! 今日は特別ゲストも呼んでるの!」
ミクの声に、歓声がどっと湧き出す。熱烈なファンがいるようだ。
特別ゲスト……? とファレスターが小首を傾げている間に、ミクが合図を出して音楽が流れ始めた。それと同時に食堂奥にあるカーテンが開き、そこから緑髪のツインテールの少女が現れた。
「もしかしてあの人は……フレイ?」
ファレスターはモモに渡されたチラシと舞台にいるフレイを交互に見た。確かに、彼女もツインテールだったことをファレスターは思い出した。
舞台にいるフレイは話し出した。
「みんな、おはよう! アイドル組のフレイだよ!」とフレイはマイクを片手に言葉を続ける。「今日は、特別ゲストと一緒に歌ったり踊ったりするよ!」
それを最後に、ミクとフレイは互いに横に並び、手を繋いだ。そして息ぴったりにどうぞ、と掛け声と共に後ろへ腕を伸ばした。
すると、さらに後ろのカーテンから、一人の少女が現れた。
明るい茶髪に赤い衣装がよく似合う……モモだった。
「初めまして、アイドルのモモです!」
ファレスターが声を上げるよりも早く、周りがどっと歓声が湧いた。
「今日は三人でアイドル組やってくよー!」
「ミュージック、スタート!」
ミクとフレイがそれぞれそう言い、舞台下の隅にいる、パッと見風変わりな音楽家たちが、演奏を開始した。
そして彼女たちは踊りながら歌い始めた──
奪っちゃうよ♪ 奪っちゃうよ♪
それだけではなく、天井はカラフルにライトアップされていて、食堂奥にはカーテンのかかった舞台が見えた。
「あそこで歌うんでしょうか?」
とファレスターが隣のキドに訊ねると、だろうなと答えが返ってきた。
「みんな、いきなりこんな世界にやって来て、混乱する人や戸惑うばかりの人が多かった。だから、元気づけるためにアイドル組を作った……って言ってたな」
そういう志は、本当に素敵なことだな、とファレスターは心からそう思った。
これから何が始まるのだろう、とファレスターがワクワクしていると、まずは飯を取りに行かないとな、とキドに促され、カウンターへ。それから空いていた席につき、食事もそこそこに、舞台がようやく、白く照らされた。
「みんなー、お待たせ〜!」
と締め切ったカーテンの前に現れたのは、青いツインテールの少女……確か、彼女は初音ミクという人物……が、マイクを片手に司会を始めた。
「今日から朝のライブを始めるよ〜!」とミクは話出した。「そしてそして! 今日は特別ゲストも呼んでるの!」
ミクの声に、歓声がどっと湧き出す。熱烈なファンがいるようだ。
特別ゲスト……? とファレスターが小首を傾げている間に、ミクが合図を出して音楽が流れ始めた。それと同時に食堂奥にあるカーテンが開き、そこから緑髪のツインテールの少女が現れた。
「もしかしてあの人は……フレイ?」
ファレスターはモモに渡されたチラシと舞台にいるフレイを交互に見た。確かに、彼女もツインテールだったことをファレスターは思い出した。
舞台にいるフレイは話し出した。
「みんな、おはよう! アイドル組のフレイだよ!」とフレイはマイクを片手に言葉を続ける。「今日は、特別ゲストと一緒に歌ったり踊ったりするよ!」
それを最後に、ミクとフレイは互いに横に並び、手を繋いだ。そして息ぴったりにどうぞ、と掛け声と共に後ろへ腕を伸ばした。
すると、さらに後ろのカーテンから、一人の少女が現れた。
明るい茶髪に赤い衣装がよく似合う……モモだった。
「初めまして、アイドルのモモです!」
ファレスターが声を上げるよりも早く、周りがどっと歓声が湧いた。
「今日は三人でアイドル組やってくよー!」
「ミュージック、スタート!」
ミクとフレイがそれぞれそう言い、舞台下の隅にいる、パッと見風変わりな音楽家たちが、演奏を開始した。
そして彼女たちは踊りながら歌い始めた──
奪っちゃうよ♪ 奪っちゃうよ♪