守られし場所
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<空に骨の鳥が飛んでるぞ!>
真っ先に叫んだのはフィーだった。
「ここからでも随分大きいな……」
同じく上空を見上げているソニックもそう呟くが、一方のフェイタンは身動ぎどころか一言も喋らないまま、じっと上空の鳥を見据えていた。
「なんなんだ、あの骨の鳥……! 元の世界でも見たことねェぞ……!」
チョッパーがファレスターの足元に下りて、少し興奮気味に言っていた。医者としての好奇心だろうか?
「グゥオオオオ!!」
骨だけの怪鳥は未だ上空を旋回しており、何かに向かって吠えているようだった。
「ピラミッドの上に、何かある……?」
ファレスターは直感的にそう感じた。なぜなのか分からないが、胸騒ぎがした。
「面白鳥だ! 捕まえに行こう!」
なんとなく分かってはいたが、ルフィとはそういう人物である。
今まさにあの怪鳥に襲われるかもしれないというのに、恐怖のドキドキより、楽しいワクワクが勝っているらしい。というか、ルフィに怖がるという感情があるのだろうか?
<へぇ、あれを捕まえる! なかなか面白そうだな! オレも手伝うぞ!>
なぜかフィーも便乗する始末。
「おう、分かるか、人形! ならおれに掴まれ! あそこに飛ぶぞ!」
<おう、分かったぞ!>
「え、ルフィ、一体何を……?」
ルフィは、フィーを体に掴ませると、みょーんと腕を伸ばし始めた。ファレスターの制止は聞かないらしい。
「待ってくれ、ルフィ!」と一旦止めたのはチョッパーだった。「骨の鳥が何か言ってるんだ! ちょっと聞こえにくいけど……」
「骨の鳥が……?」
ファレスターはもう一度、上空の怪鳥を見上げた。
「ぬ、す、ま、れ、た……こ、こ、に、せ、い、な、る、ほ、の、お、は、な、い……え?」
チョッパーはたどたどしく言葉を辿りながら最後には息を飲んだ。
「おいおい、それってどういうことだよ?」
ソニックが問いただす。
「とにかく、行くぞ!」
<おう!>
しかし、チョッパーの話を聞いてか知らずか、ルフィの頭は、怪鳥を捕らえることでいっぱいのようだった。
ピラミッドの壁を掴んだルフィの腕は、それこそ本当にゴムのように伸び続け、ルフィは、フィーを抱えたまま勢いよく駆け出した。
「いっけー!」
そして、ルフィの体は大きく上空へと放り出された……。
真っ先に叫んだのはフィーだった。
「ここからでも随分大きいな……」
同じく上空を見上げているソニックもそう呟くが、一方のフェイタンは身動ぎどころか一言も喋らないまま、じっと上空の鳥を見据えていた。
「なんなんだ、あの骨の鳥……! 元の世界でも見たことねェぞ……!」
チョッパーがファレスターの足元に下りて、少し興奮気味に言っていた。医者としての好奇心だろうか?
「グゥオオオオ!!」
骨だけの怪鳥は未だ上空を旋回しており、何かに向かって吠えているようだった。
「ピラミッドの上に、何かある……?」
ファレスターは直感的にそう感じた。なぜなのか分からないが、胸騒ぎがした。
「面白鳥だ! 捕まえに行こう!」
なんとなく分かってはいたが、ルフィとはそういう人物である。
今まさにあの怪鳥に襲われるかもしれないというのに、恐怖のドキドキより、楽しいワクワクが勝っているらしい。というか、ルフィに怖がるという感情があるのだろうか?
<へぇ、あれを捕まえる! なかなか面白そうだな! オレも手伝うぞ!>
なぜかフィーも便乗する始末。
「おう、分かるか、人形! ならおれに掴まれ! あそこに飛ぶぞ!」
<おう、分かったぞ!>
「え、ルフィ、一体何を……?」
ルフィは、フィーを体に掴ませると、みょーんと腕を伸ばし始めた。ファレスターの制止は聞かないらしい。
「待ってくれ、ルフィ!」と一旦止めたのはチョッパーだった。「骨の鳥が何か言ってるんだ! ちょっと聞こえにくいけど……」
「骨の鳥が……?」
ファレスターはもう一度、上空の怪鳥を見上げた。
「ぬ、す、ま、れ、た……こ、こ、に、せ、い、な、る、ほ、の、お、は、な、い……え?」
チョッパーはたどたどしく言葉を辿りながら最後には息を飲んだ。
「おいおい、それってどういうことだよ?」
ソニックが問いただす。
「とにかく、行くぞ!」
<おう!>
しかし、チョッパーの話を聞いてか知らずか、ルフィの頭は、怪鳥を捕らえることでいっぱいのようだった。
ピラミッドの壁を掴んだルフィの腕は、それこそ本当にゴムのように伸び続け、ルフィは、フィーを抱えたまま勢いよく駆け出した。
「いっけー!」
そして、ルフィの体は大きく上空へと放り出された……。