砂の遺跡
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「えっと、つまり……?」
ファレスターはますます分からなくなり、首を捻った。
「つまり、フェイタンはあの屋敷があったところ以外からこの世界に来たって訳さ」とソニックが言い足してくれた。「何もこの世界に来たやつが、あの場所から来た訳じゃないらしいな」
「そうなんですね……」
ますます謎に包まれるこの世界。
ファレスターはなんとなく、そばにいるフィーへと視線を向けた。
<オレがちゃんと記憶があれば、この世界のことも案内出来たのかもな>
ファレスターの視線に気付いたからか、フィーはそう言った。
「でも……」
フィーにはフィーの、何かつらく大変な思いがあって記憶喪失になってしまったのだと思うと、ファレスターは胸が締めつけられるような感じがして苦しくなった。人形と異世界の私たち。本当に、この世界では仲良くやっていけないのだろうか。
「私たちは、他の地図埋めをしてるやつらとは違うね。あの遺跡の宝探しに来ているよ」
一方のフェイタンは、淡々と話をした。それにソニックが頷いてこう続けた。
「オレはその付き添いってやつ。マスターハンドが、一人で屋敷から出るのは禁止って言ってよ」
こんな変なやつとパーティ組まされて、とソニックは呟いたが、フェイタンはあまり表情筋を変えずに青いハリネズミを見据えた。
「でも、今は宝探しの場合ではないんじゃ……」
とファレスターが言いかけると、途端にフェイタンが目付きを変えた。
「幻影旅団は、狙た宝は逃さないね。団長も他の仲間も近くにはいるはずね」
なんだろう、この眼差しは。強い意志とか、強い信頼とも違うその圧に、ファレスターはたじろいだ。
「まぁ、そんな感じだ。こいつは、宝と自分の仲間が見つからない限り屋敷には戻りたがらないし、ファレスターはルフィたちってやつらを探してる」とソニックはまとめ、ファレスターに手を差し伸べた。「まずは、オレたちの用事につきあってくれよ? その後ならいくらでも、ルフィでも海賊でも探すからよ……オレたちの救世主なんだろ、ファレスター?」
「う、うーん、力になれるかは分からないけど……」
ファレスターは、フィーへもう一度視線を向けた。
<オレは、記憶がなくてどうしたらいいか分からないからな。今のところはお前たちについて行きたいと思ってるぞ>
フィーは賛成のようである。
このまま一人でいる訳にもいかないし。
「分かりました。私も、砂の遺跡に行きます」
ファレスターは、ソニックの手を取った。
ファレスターはますます分からなくなり、首を捻った。
「つまり、フェイタンはあの屋敷があったところ以外からこの世界に来たって訳さ」とソニックが言い足してくれた。「何もこの世界に来たやつが、あの場所から来た訳じゃないらしいな」
「そうなんですね……」
ますます謎に包まれるこの世界。
ファレスターはなんとなく、そばにいるフィーへと視線を向けた。
<オレがちゃんと記憶があれば、この世界のことも案内出来たのかもな>
ファレスターの視線に気付いたからか、フィーはそう言った。
「でも……」
フィーにはフィーの、何かつらく大変な思いがあって記憶喪失になってしまったのだと思うと、ファレスターは胸が締めつけられるような感じがして苦しくなった。人形と異世界の私たち。本当に、この世界では仲良くやっていけないのだろうか。
「私たちは、他の地図埋めをしてるやつらとは違うね。あの遺跡の宝探しに来ているよ」
一方のフェイタンは、淡々と話をした。それにソニックが頷いてこう続けた。
「オレはその付き添いってやつ。マスターハンドが、一人で屋敷から出るのは禁止って言ってよ」
こんな変なやつとパーティ組まされて、とソニックは呟いたが、フェイタンはあまり表情筋を変えずに青いハリネズミを見据えた。
「でも、今は宝探しの場合ではないんじゃ……」
とファレスターが言いかけると、途端にフェイタンが目付きを変えた。
「幻影旅団は、狙た宝は逃さないね。団長も他の仲間も近くにはいるはずね」
なんだろう、この眼差しは。強い意志とか、強い信頼とも違うその圧に、ファレスターはたじろいだ。
「まぁ、そんな感じだ。こいつは、宝と自分の仲間が見つからない限り屋敷には戻りたがらないし、ファレスターはルフィたちってやつらを探してる」とソニックはまとめ、ファレスターに手を差し伸べた。「まずは、オレたちの用事につきあってくれよ? その後ならいくらでも、ルフィでも海賊でも探すからよ……オレたちの救世主なんだろ、ファレスター?」
「う、うーん、力になれるかは分からないけど……」
ファレスターは、フィーへもう一度視線を向けた。
<オレは、記憶がなくてどうしたらいいか分からないからな。今のところはお前たちについて行きたいと思ってるぞ>
フィーは賛成のようである。
このまま一人でいる訳にもいかないし。
「分かりました。私も、砂の遺跡に行きます」
ファレスターは、ソニックの手を取った。