ジェラシックワールド
大木を降りる前、司馬懿は懐から小刀をユリに差し出した。
司馬懿「護身用に持っておくが良い」
ユリ「ありがとうございます。」
ユリは司馬懿から小刀を受け取った。龍の模様が装飾されかなり立派な小刀だった。
大木を降りて歩く事1時間。
時々現れる恐竜も3人の強い男達が勇敢に倒してくれるので、ユリは安心して進む事が出来た。
趙雲「少しこの辺りで休憩にしないか?」
趙雲はユリの為に休憩を提案する。
法正「別に構いませんよ」
司馬懿「何だ?もう限界か?」
男3人は仲が良いのかよくわからない。ユリはぼんやりそんな風に感じていた。
司馬懿と趙雲が言い合いを始めたのを他所に、ユリは何か物置の様な物が見え、吸い寄せられるようにゆっくりと近づいて行く。
そんな行動をとるユリを法正は見過ごすはずもなく、ユリの後を追う。
法正「何処へ行くんです?」
ユリ「あっ す、すみません!」
法正「別に謝罪など結構。何処へ行こうとしてたんです?」
ユリ「あそこです。」
法正はユリの指差す方を見ると、巨木の木のツタに隠れた小屋の様な物が確かに見えた。
法正「1人で行くのは危険ですよ。ま、喰われて良いなら止めませんがね。」
法正は小屋の方へと歩き出した。
ユリ「ま、待ってください!私も行きます!」
趙雲「お、おい!何処へ行くんだ?」
ユリと法正の後を趙雲と司馬懿も追う。
ユリと法正は小屋の前にたどり着いた。
法正は小屋の前に塞がる木のツタにを退かした。
ユリは小屋の扉の埃を手で払う。するとアルファベット文字が現れた。
法正「見た事の無い文字だが、読めるか?」
ユリ「ジェ ラ シック パーク ?」
法正「?」
ユリ「‼︎」
ユリはやっとこの島の正体に気づき、驚く。
趙雲「ユリ殿?」
ユリは倉庫の扉を開いた。
ユリ「もしかして私達、物語の中に居るの???」
趙雲「物語とは?」
ユリ「ジェラシックパークっていう物語があるんです。その物語もこんな島が舞台で、ある老人が、科学の技術を利用して恐竜を蘇らせるんです」
趙雲「老人が?いったい何の為に?」
ユリ「動物園みたいにするためです」
趙雲「動物園?」
ユリ「動物園ってそちらの世界では無いですか?世界中の珍しい動物が集まってそれを見て楽しむ場所です。私達の世界では珍しくないですが‥」
趙雲「いや、俺は知らないな‥しかし動物を見せ物にするなど‥」
司馬懿「それで、そのジェラシックパークとやらの話しの中にいる事が事実なら、この島にその爺さんが居るのか?」
ユリ「いえ、物語は4話ぐらいあるんですが、ジェラシックパークの創設者のお爺さんはもう亡くなってるはずです。」
司馬懿「何だ。恐竜にでも喰われたか?」
ユリ「とりあえずこの島から出たいですよね?」
司馬懿「突然だ」
ユリ「船は危険だし‥やっぱり救助を呼ぶしか‥」
ユリは倉庫の扉を開けた。
倉庫には古びた自動車が置かれていた。
司馬懿「何だこれは?乗り物の様に見えるが?」
ユリ「自動車です。みんなでこれに乗って移動しませんか?直せたらの話しですけど‥」
司馬懿「異論はない。では私と趙雲殿で外を見張ろう。」
司馬懿と趙雲は外に出て行く
ユリは車のエンジンルームを開き、修理に取り掛かった。
法正「先ほど救助を呼ぶと言っていましたが、この島からどうやって連絡を取るつもりで?」
修理をする手に法正の手が重なり、ユリの耳元で低音ボイスで尋ねる。
ユリ「‼︎」
ユリは大学入るまで女子校育ち、男性に免疫がない為、びっくりして固まる。
法正「‥‥」
ユリ「あ、あの‥法正さん心臓に悪いです」
法正「おや、失礼。」
ユリ「電気が使えれば、何処か連絡が取れると思います。」
ユリは修理を終えると倉庫の棚にある武器やオイルを車に積む。
ブォーン‥‥!
車のエンジン音が鳴り響く。
ユリ「乗ってください」
法正と趙雲が後ろの席へ、運転するユリの横に司馬懿が乗り出発した。
司馬懿「はっはっはっ‥中々愉快な乗り物だな。」
ユリ「お気に召されたようで何よりです^^;」
数分で目的地に到着した。
司馬懿「護身用に持っておくが良い」
ユリ「ありがとうございます。」
ユリは司馬懿から小刀を受け取った。龍の模様が装飾されかなり立派な小刀だった。
大木を降りて歩く事1時間。
時々現れる恐竜も3人の強い男達が勇敢に倒してくれるので、ユリは安心して進む事が出来た。
趙雲「少しこの辺りで休憩にしないか?」
趙雲はユリの為に休憩を提案する。
法正「別に構いませんよ」
司馬懿「何だ?もう限界か?」
男3人は仲が良いのかよくわからない。ユリはぼんやりそんな風に感じていた。
司馬懿と趙雲が言い合いを始めたのを他所に、ユリは何か物置の様な物が見え、吸い寄せられるようにゆっくりと近づいて行く。
そんな行動をとるユリを法正は見過ごすはずもなく、ユリの後を追う。
法正「何処へ行くんです?」
ユリ「あっ す、すみません!」
法正「別に謝罪など結構。何処へ行こうとしてたんです?」
ユリ「あそこです。」
法正はユリの指差す方を見ると、巨木の木のツタに隠れた小屋の様な物が確かに見えた。
法正「1人で行くのは危険ですよ。ま、喰われて良いなら止めませんがね。」
法正は小屋の方へと歩き出した。
ユリ「ま、待ってください!私も行きます!」
趙雲「お、おい!何処へ行くんだ?」
ユリと法正の後を趙雲と司馬懿も追う。
ユリと法正は小屋の前にたどり着いた。
法正は小屋の前に塞がる木のツタにを退かした。
ユリは小屋の扉の埃を手で払う。するとアルファベット文字が現れた。
法正「見た事の無い文字だが、読めるか?」
ユリ「ジェ ラ シック パーク ?」
法正「?」
ユリ「‼︎」
ユリはやっとこの島の正体に気づき、驚く。
趙雲「ユリ殿?」
ユリは倉庫の扉を開いた。
ユリ「もしかして私達、物語の中に居るの???」
趙雲「物語とは?」
ユリ「ジェラシックパークっていう物語があるんです。その物語もこんな島が舞台で、ある老人が、科学の技術を利用して恐竜を蘇らせるんです」
趙雲「老人が?いったい何の為に?」
ユリ「動物園みたいにするためです」
趙雲「動物園?」
ユリ「動物園ってそちらの世界では無いですか?世界中の珍しい動物が集まってそれを見て楽しむ場所です。私達の世界では珍しくないですが‥」
趙雲「いや、俺は知らないな‥しかし動物を見せ物にするなど‥」
司馬懿「それで、そのジェラシックパークとやらの話しの中にいる事が事実なら、この島にその爺さんが居るのか?」
ユリ「いえ、物語は4話ぐらいあるんですが、ジェラシックパークの創設者のお爺さんはもう亡くなってるはずです。」
司馬懿「何だ。恐竜にでも喰われたか?」
ユリ「とりあえずこの島から出たいですよね?」
司馬懿「突然だ」
ユリ「船は危険だし‥やっぱり救助を呼ぶしか‥」
ユリは倉庫の扉を開けた。
倉庫には古びた自動車が置かれていた。
司馬懿「何だこれは?乗り物の様に見えるが?」
ユリ「自動車です。みんなでこれに乗って移動しませんか?直せたらの話しですけど‥」
司馬懿「異論はない。では私と趙雲殿で外を見張ろう。」
司馬懿と趙雲は外に出て行く
ユリは車のエンジンルームを開き、修理に取り掛かった。
法正「先ほど救助を呼ぶと言っていましたが、この島からどうやって連絡を取るつもりで?」
修理をする手に法正の手が重なり、ユリの耳元で低音ボイスで尋ねる。
ユリ「‼︎」
ユリは大学入るまで女子校育ち、男性に免疫がない為、びっくりして固まる。
法正「‥‥」
ユリ「あ、あの‥法正さん心臓に悪いです」
法正「おや、失礼。」
ユリ「電気が使えれば、何処か連絡が取れると思います。」
ユリは修理を終えると倉庫の棚にある武器やオイルを車に積む。
ブォーン‥‥!
車のエンジン音が鳴り響く。
ユリ「乗ってください」
法正と趙雲が後ろの席へ、運転するユリの横に司馬懿が乗り出発した。
司馬懿「はっはっはっ‥中々愉快な乗り物だな。」
ユリ「お気に召されたようで何よりです^^;」
数分で目的地に到着した。