1章/異能力者
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『あ、そうだ2人に挨拶してない。イザナ、鶴蝶、おはよ』
そう言うと、鶴蝶は笑って イザナは気だるそうに「おはよ」と返してくれた。
「コイツ変なとこで礼儀正しいんだよなぁ」
『私はいつだって礼儀正しいですー』
「いつも礼儀が正しかったら、不良を殴りになんて行かないだろ」
『……礼儀の正しい不良だよ』
鶴蝶に痛いところを突かれ、なんとか言い返す。ここで負けたくないという謎のプライドがある。幼稚だと言われようが何でもいい。
リビングに行くと、食卓に美味しそうなフレンチトーストとサラダ、スープ、いちごをのせたヨーグルトがあった。
『今日も美味しそう〜』
「だな」
「はは、じゃあ食べるか」
「「『いただきます』」」
「そういえば、みお」
『ん?』
「夜、また1人で喧嘩に行っただろ」
『………うん、天竺に喧嘩売ろうとしてるって聞いたから、つい』
「コイツ絶対俺がいなきゃ怪我してたぞ。その不良グループ ノしたあと油断して刺されそうだったし」
『……』
イザナにそう言われ、何も言えなくなってしまった。
気を失ってたからもう起き上がることはないと思ったし、まさか刃物を持ってるとは思わなかった。
「1人で喧嘩しに行くのも程々にな」
『……はぁい』
少ししょんぼりしながら返事をする。
「…みお、鶴蝶。今日集会前にクレープでも食べに行こーぜ」
そんな様子を見たからかイザナがそう提案してくれた。
『行く行くー!!』
「わかった、わかった」
私が途端に元気になったからか鶴蝶は苦笑しながら了承してくれた。
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