ててご夢、龍如夢共通。
ハンター夢
おなまえ
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「もう……やめてよ。」
悔しさから涙がポロポロ零れた。
小回りが効かない事からぐるぐる障害物を回る通称グルチェ等、色々作戦は確立して来ているのに、未だにアンデッドに勝てた事が無い。
ダウンしてもゲートさえ開いて間に合えば、ハッチも間に合えば脱出出来てしまう最大の弱点だからなのか、あまり勝敗に興味を持っていない様にも見える。
それもまた悔しい。こんな勝ちが欲しい訳では無い。だから、私は心の底からの勝利を味わった事は無い。
「…………。」
今回はボロ負けもいい所。三人とも出血死、ゲートも開かず。
余裕ある表情で私を見て早く行けとばかりに手を止めていたが、私が動かないのでそのまま斬りつけられた。
「……あんたの勝ちでしょ?わざとハッチ戦に持ち込むフリは止めてよね!気がついてるんだから。」
「…………。」
「また……だんまり。あんたなんかの勝ったおこぼれなんかいらないわよ。ふん!」
「…………。」
問答無用に振り下ろされた剣によって私は地面に倒れ込んだ。
「…………。やはりサバイバーは強情で傲慢だな。」
「…………あんた、喋れるの。」
「…………、敗者と話す気は無い。」
「………………なっっ、あんたっっサバイバーを持てないってっっ。」
襟首を掴まれ、私の身体は簡単に持ち上がり自分の意志とは関係無く移動していく。
「……こんな大柄な男が人間一人持てないとでも?……サバイバーになるも発想がこうも乏しいのか?」
…………。
これ、馬鹿にされてない?
「……馬鹿にしないでよ……は、離しなさいよ!!離してっ。」
「……最後まで足掻く行動はおこぼれなんかでは無いと思うが。」
「っっっうるさいっっうるさい!!」
「話し過ぎたな。餞別だ。」
「いらないっっ……あんたなんかの餞別なんかっっ。」
ポトリと私は落とされ、暗闇に落ちていった。
こんな脱出……絶対に許されない。こんなお情け脱出。
それからは餞別なんか要らないと言えば、オマケだと言われ。
オマケするな!と言えば、早く戻りたいからなど言われてハッチに落とされていた。
数々の悔しさを噛み締め続けてようやくたどり着いた。
「……残念ね。ハッチは真逆!こ、これなら出血死を待った方がお利口さんよ!」
「……それに関してはすまないな。」
アンデッドは剣を突き立てると目の前にハッチが現れパカリと開いた。
「………………え?」
「何処かの馬鹿者が騒がしくしていたからか、新しい能力を手に入れた。
ハッチを1度だけ場所を変えることが出来る。」
「………………使い方ちがうでしょ!あんたの勝率のためでしょ?」
「……それは……そうだな。
馬鹿正直なお前にはプレゼントをやろう。」
「……い、嫌よ……。」
「………………メリークリスマス。」
「う……嘘ぉぉぉぉ。」
絶望して暗闇に落ちていく私とは対称的な意地悪そうに笑ったアンデッドの姿が遠くなっていく。
「……サバイバーは逃げるのが目的……なのだが…………な。
ふ……まあ、いい能力を手に入れることが出来たし借りが出来たな。」
(終)
滑り込みのメリークリスマス!
・・・というのはとってつけたアレで。
本当はこのネタはサーバーのテスト段階の時にこのネタで書いたのに途中で放置して、ここまで暖めておきました()
でもでも実装おめでとうペルシー!
実装してなかったら葬り去られてたネタでしたw(でもよく考えたらハッチに剣刺さないとだめじゃないwwwまあ良いかwwご都合主義だわwww)
本当にとって付けたようなメリークリスマスすぎてwww申し訳御座いませんでした。
よきクリスマスを☆彡.