光の使者の旅
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定ポケモンの夢小説です。アニメ沿いです。
落ちはアルセウスになっています。
擬人化します。
なんでも来いって方よろしくお願いします。
文章がめちゃくちゃ下手です。
ごめんなさい。
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「おーい、おーい」
誰かに呼ばれてる気がする。
「おーい、こんなところで寝てたら風邪ひくぞー?起きろってば」
私はゆっくりと目を開けると、青空をバックにオレンジ色の生き物が私を覗きこんでいた。
「!?」
ばっと起き上がる私をみて「お、気がついた」と言うオレンジ色の生き物。よく見ると
「と、トカゲ?」
オレンジ色のトカゲ。目がくりくりとしていてぬいぐるみみたいだった。
「な、なんだよ!トカゲって!”ヒ”が抜けてるぜ!ヒ・ト・カ・ゲ!」
トカゲと言われてやだったようで、剥れているヒトカゲさん。
「ご、ごめんなさい。私、なにも知らなくて」
素直に謝ると「なんだよ!謝れるってことはいい奴じゃん!おまえ!」と得意げに言ってきたので笑いを堪える。ヒトカゲさんは、私にもっともな質問をしてきた。
「てか、おまえ、なんでこんなとこで寝てんだよ?」
ヒトカゲさんは私にハテナマークを浮かべながら聞いてきた。
「あ、じ、じつは・・・」
ここで、本当の事をいえば確実に怪しまれる。とはいえ、誤魔化しのきかない状況だ。言葉につまらせていると
「なんだよ。なんか、言えない事情でもあんのか??心配すんなって!タケンはしないから」
多分、他言と言おうとしたのだろう。
「あ、あのね。ヒトカゲさん。私、その。信じてもらえないなと思うのですが、実はー」
ヒトカゲさんに今まであったことを話す。何故なら嘘を突き通す自信がなかったから。
(もちろん、自殺未遂をした話はしていない)
一通り話すと彼はプルプルと震え始めた。
「(なんだろう?)」
もしかして、「怪しいから攻撃」とかだろうか。それとも「嘘付き」と思われて怒りに震えているのだろうか。無理もない。別世界から来たなんて誰がー
「・・たな。」
「?」
「お、お前!大変だったな!!」
あ、信じてくれたみたいだ。
「だから、トカゲなんで言ったんだな!そりゃ仕方ない!それに、スピアーとかでる道中で寝るわけないし。それに・・・ん?ちょっと待てよ。お前、俺たちの言葉わかるのか?」
「う、うん。」
「そ、そうか。納得したは。うん。」
彼なりに色々考えてくれたみたいだ。 よかった。ヒトカゲさんはこのあたりに住んでいるのだろうか?地形が詳しいならちょっと聞いてみよう。
「えと、ヒトカゲさんはこのあたりに住んでいらっしゃるのですか??」
「お、俺?違うぜ。俺は・・・」
今度はヒトカゲさんが言葉を詰まらせる。私はデジャヴを感じながら彼に
「大丈夫ですよー。他言しませんから」
そういうと、彼は私をジッとみつめ、やがて話してくれた。
「俺達の世界にはポケモントレーナーってもんが存在するんだ。ポケモントレーナーはポケモンを引き連れて旅したり、バトルしたり目的は様々だがポケモンを育てる奴のこと。俺は、ポケモントレーナーと一緒に旅してたんだが・・・」
「もしかして、はぐれてしまったとかでしょうか?」
この回答が意外だったのかヒトカゲさんは違うと首をおもいっきり横に振った。
「ち、違う!俺は、その。こないだ、ジム戦・・・ジムっていうのはジムリーダーに勝つとバッジがもらえるんだが、それを集めてポケモンリーグに出場することがてきて、要は俺達を鍛えてくれる場所のこと。」
彼なりにわかりやすく説明してくれたのでイメージがしやすかった。
「その、と、とあるジム戦で俺・・・負けちゃったんだ。相性的にも有利だったのに。」
先程のヒトカゲさんからは想像できないほど悲しい表情だ。よっぽど悔しかったのだろう。
「負けたせいでそのトレーナーにいらないって言われたんだ。お前なんかでてけって。それでずっと歩いてきたらお前が居たいってわけ。」
「情けねーよな!俺!」そういうとヒトカゲさんは苦笑いをした。
「・・・情けなくなんかないですよ」
「え?えっ?!ちょっ、なに泣いてんの?!」
私の目からボロボロと涙が伝う。視界がぼやけているのがわかった。
「だ、だってそんな身勝手な理由で・・・酷いですよ。」
いらないなんて。一番傷つける言葉だ。それなのに・・・
泣き止まない私を慰めるように背中をポンポンと叩いてくれるヒトカゲさん。ようやく泣き止み彼にごめんなさいと謝れば、気にすんなと言ってくれた。
「なぁ、お前。これからディアルガ、パルキアを救いに行くんだよな?」
「は、はい」
彼は暫く考えた後、自分の頬を叩き思ってもいなかった発言をした。
「俺決めた!俺、あんたについて行くっ!!」
「え、えっ?!で、でも私の旅は・・・」
「危険ってか?んなもん、旅なんてみんな危険だ!だからこそだぜ?お前、ひ弱そうだしこっちのことなにも知らないみたいだし。それとも、俺じゃだめか?」
ひ弱そうと言われたのがちょっとショックだったが、彼が私を選んでくれたのが嬉しかった。
「(必要としてくれてるのよね)」
だったら、彼と旅をしてもいいかもしれない。彼とならやってける気がした。
「ありがとう。ヒトカゲさん。私でよければお願いします。」
「おうよ!あ、名前教えてくれよ!相棒になったんだしさ!それに、変にかしこまるなって!俺、堅苦しいの好きじゃないしな!」
ニカっと笑う彼の笑顔が眩しかった。
「う、うん!ありがとう!私、ルナって言うの。これからよろしく!」
「おう!」
彼はえっへんとポーズを決める。やっぱり、仕草が可愛いい。
「あ、そうだ。ボール投げてくれよ。これで正式的にルナの相棒になれるし!」
「ボール?」
「モンスターボールって奴。アルセウスから貰ってたりしない?」
「(そういえば、鞄の中身入れ替えたって)」
リュックの中を漁ると赤と白のボールが6つ入っていた。それを見たとたん、ヒトカゲはそれだっ!とはしゃいでいた。
「それよ!それ。ちょっと貸してくれ」
そういうと彼はボタンを押すとボールに吸い込まれる。何回か揺れた後カチンという音と共にボールは動かなくなった。
「(これどうしよう)」
さっき、ボタンを押して入ったのだから押せばいいのだろうか?ボタンを押すと、中からヒトカゲがでてきた。
「改めてよろしくなっ!」
「うん!よろしく!」
おまけ
「私、ヒトカゲに名前をつけたいのだけれどいいかな?」
「お、おう!いいぜ!」
「そうだな、リヒトってどうかな?」
「リヒト・・・気に入った!!よし、じゃあルナのこと姫ってよんでいいか?!」
「え、え?!」
「だってひ弱そうだしいいだろっ!よし、決定!」
「(ひ弱そうなんだ。私。)」