光の使者の旅
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本棚全体の夢小説設定ポケモンの夢小説です。アニメ沿いです。
落ちはアルセウスになっています。
擬人化します。
なんでも来いって方よろしくお願いします。
文章がめちゃくちゃ下手です。
ごめんなさい。
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目が覚めると暗がりにいた。しかし、恐怖はまったくなくどこか安心できる場所だった。
「私、死んだのかな?」
もしかしたらここがあの世なのかもしれない。
周りが暗いのは自殺したからだろうか?自殺者の魂は浮かばれないと言うし、仕方ないようにも思える。
「私の死体、どうなったのかな?」
あの時間帯は生徒や先生はいないはずだ。死体発見は翌日になるだろう。
「君は死んではおらぬぞ」
「え?」
光り輝く粒子が私の目の前に集まりやがて姿を現した。
「すまぬな。突然。我が名はアルセウス。」
アルセウスと名乗った生き物?は私に微笑みかける。
「あな、たはいったい」
声が震え、上手く出なかったがアルセウスは気持ちを読みとってくれたようで・・・
「驚くのも無理なかろう。我は創造神。世界を創ったものだ」
「世界を創った?」
「うむ。いかにも。我々は人間からポケモンと呼ばれておるが・・・そなたは知らぬだろう。そなたが住んでいた世界にはないのだから。」
ポケモン。聞いたこともない名前だ。
「まぁ、それはさておき、さっきも言った通り死んではおらぬ。死ぬ直前にそなたをつれてきたのだ。」
死ぬ直前。私が飛び降りた所をみていたのか。
「連れてきたのは、そなたに頼みがあってのこと。どうだ?聞いてはくれぬか?」
アルセウスさんの目は真っ直ぐに私を捉えた。
お願いとはなんだろう?と思いつつ話に耳を傾ける。
「今、私の創った世界は時と空間を司る神、ディアルガとパルキアが不安定な状況にある。それは人間が犯した禁忌が原因なのだ。」
「禁忌・・・」
「そう。それゆえ、いずれは世界が滅びかねない。我はそれを阻止したいと考えている。しかし、今の我は禁忌の影響で力が弱まってしまっている。そこで、我は長い間欠番となっていた我々同志と同等の立場にあたる人間、光の使者を立てることにしたのだ。その役をそなたに担って貰いたいのだ。」
急に言われた、世界を救って欲しいと。先程まで生きることを諦めた人間に。
「・・・私で、いいのですか?死ぬ事しか考えてない私に頼んでも。」
「無論。光の使者といっても候補にしか過ぎぬから、深く考えなくて良い。とはいったものの候補はそなたしかいないゆえ、実質上は光の使者だ。それに」
「それに?」
「適合者がそなたしかいないのだ。頼まれてはくれぬか?」
アルセウスさんは「そなたにしか出来ない」と付け加えた。
「(わ、私しかいないの?本当に?)」
どんな形であれ、私を頼りにしてくれている。今まで、生きていることすら認めてくれなかった私に。
長い沈黙。私が出した答えは
「・・・アルセウスさん。私でよければお引き受けします。」
私なんかでも、役にたつのならという気持ちで
「そうか。ありがとう。では、そなたにはこれを渡そう」
私の首に花を象った緑色のペンダントが現れた。翡翠だろうか?とても綺麗だ。
「これは、そなたの役にたつものだ。光の使者の証でもある。困った時はペンダントに問いかけよ。我が答える。」
「ありがとう。」
アルセウスさんの赤い瞳は静かに揺れている。安堵したような不安が入り混じった眼だ。
「ところで、そなたの名前を聞いてなかったな。名はなんと申す」
「ルナです。」
「ルナか。良い名前だ。我のことはアルで良い。あと、気楽に話せ」
頷くと、目を細めて笑った。
「ルナの荷物はこれでよかったか?」
屋上においてきたはずの赤ピンクと茶色のリュックがふわりと私の前にきたので両手で掴む。
「すまないが多少中身を入れ替えさせてもらった。旅で必要になるものだ。」
暗い部屋に少しずつ光が差し込みはじめた。
「おっと、もうこんな時間か。ルナ、しばらくは会えぬが頑張ってくれ」
「わかった。アル。ありがとう。私やれることやってみるね」
死ぬはずだった日。私は神様に救われた。だから、精一杯頑張ってみようと思う。
私は光の方へ歩きだす。新たな世界を目指して
「ようこそ。ルナ。我々の世界へ」
アルの声が響いたと同時に意識を手放した。