男主攻め
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※ちょっぴりピンク
カタカタと、静かな部屋に無機質な音が響く。
俺は珍しく在宅ワークでパソコンに向かって座っている、のだが。
「………………」
横から視線が、1つ。
ちらり、と横を盗み見ると、そこには誰もいなかった。
____なんてこともなく、シンがいかにも不満です、という顔で居座っている。
なんでいるんだろうなぁ……
俺は盗み見ていた目線をパソコンに戻し、再び作業を再開する。
今日はもともと会社の予定だったのだが、
都合やらなんやらで家で仕事をすることになった。
そうして作業をしていたら何故か、家に入っていたのだ。
「……ねぇ、悠斗。」
シンが隣に来て話しかけてくる。
なんだか不安そうな声だ。
「なんだ?」
目を向けたいのを抑えて仕事をする。
あ、打ち間違えた。
「ボクのこと……嫌い?」
「……はっ?」
慌てて顔を見れば、目に涙を溜めてこちらを見ている。
なんでそんな話になった。
そう思ったのが顔に出ていたのか、シンが話し出す。
「だって……折角家に居るのに構ってくれないから…」
「いや…押し掛けきたのはシンだけどな…?」
「う……だってそれは……」
シンはもごもごと言い訳を連ねる。
先程の焦りは一体どこへ行ったのやら、可愛いなぁ、と慌てるシンを眺める。
「だって………何だ?」
「……さ………か…ない……からっ…」
からかいたくて続きを聞いてみれば、とても小さな声が聞こえた。
「ん?」
「さ、最近構ってくれないから寂しかったんだよっ!」
「………………」
予想だにしなかった可愛い回答が返ってきて、すんと思わず真顔になってしまう。
なんだそれ……可愛い過ぎか…??
「シン」
「なっ、何……んぅっ!?」
今にも泣き出しそうな顔をしたシンの後頭部をがっしりと掴み、逃げられないように拘束して口付ける。
「んっ、んんんっ!?」
空いてる手で服の中に手を入れれば驚いて口を開いた。
舌を絡ませたり、じゅるっと吸いあげてみたり。
最初は反抗してじたばたしていたシンも、途中から大人しくなった。
服の中に入った手をするすると動かして腰をなぞればびくっと反応するのがまたかわいらしい。
酸素が足りなくなったのか、とんとんと力なく胸板を叩かれてしょうがなく口を離した。
シンは顔を真っ赤にして、はふはふと忙しなく呼吸をしている。
「最近構ってやれてなくてごめんな、今日はその代わりいっぱい構うから。」
「っ…本当? 今日はもう仕事しないの?」
「うん、もちろん。 …いーっぱい、な。」
耳元で囁いてやれば、めずらしく、うん…なんて返ってきた。
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