第一章後編
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「急に……どうしたんだい?」
「……いえ、なんとなくです。 答えられないのなら、答えないで構いません。」
言葉にしてから私はやってしまった、と思った。
ここにはギンくんも、サラちゃんもいる。
なのに不安にさせてしまうようなことを。
困惑しているのが見てとれた。
でも聞いてしまったのなら……もう撤回はできない。
裏切り者………それが自分の意思であってもなくても…
「んーそうだね。 問い詰める……とかそういうことじゃ、きっとないんだろうね?」
「…そうですね。」
「今はそういうことじゃ、ダメかな?」
「いつかは答える……と?」
「まぁ、そんな感じかな。」
「……じゃあ、生きてる内に教えてくださいね。」
「…縁起じゃないこと言うねー」
別にそんなに無理して答えようとしなくてもいいのだけれど。答えてくれると言うのなら待とうか。
「変な空気にしてしまってごめんなさい、探索を続けましょうか。」
2人は手前の方を調べに行ったため、ギンと私は調理室の奥側を見ることにした。
「ん~………?」
中々埃っぽい。色々なところに埃が被っている。
が、1箇所、綺麗な所があった。
青い冷蔵庫の右隣にある台。
そこだけ綺麗にホコリが無くなっている。
拭き取った、というよりは払い落としたという感じ。
何でそんなことする必要が……?
綺麗ってことはそこだけ使ってる、ということだから、キッチンという目的で使ってるわけではないだろう。
「(……んん?)」
一応調べておこうと上の通気口……?も覗いてみる。
……これ、もしかして開くのか?
「ナギサ姉ちゃん、どうしたワン?」
「………ん? ああ、一応ここも調べとこうと思って。」
「何かあったニャン?」
「うーん、何もなかったね。」
教えてもよかったが、なんだか危険な気がするからやめておく。後でもう1回調べてみよう。
「ナギサ、どうだったか? 」
「特に何もありませんでした。サラさんはどうでしたか?」
「『ご自由にお使いください』って紙が書かれた箱を見つけたよ。中に、3 6 1 8 0 2と書かれてるんだ。」
「………2階の3桁のダイヤルだったり?」
「…あ、そういうことか!」
ありがとう、ナギサと微笑むサラちゃん。
うっ……かわよ……
「よし、じゃあ2階に移動して調べるか、」
「はい!」
「……いえ、なんとなくです。 答えられないのなら、答えないで構いません。」
言葉にしてから私はやってしまった、と思った。
ここにはギンくんも、サラちゃんもいる。
なのに不安にさせてしまうようなことを。
困惑しているのが見てとれた。
でも聞いてしまったのなら……もう撤回はできない。
裏切り者………それが自分の意思であってもなくても…
「んーそうだね。 問い詰める……とかそういうことじゃ、きっとないんだろうね?」
「…そうですね。」
「今はそういうことじゃ、ダメかな?」
「いつかは答える……と?」
「まぁ、そんな感じかな。」
「……じゃあ、生きてる内に教えてくださいね。」
「…縁起じゃないこと言うねー」
別にそんなに無理して答えようとしなくてもいいのだけれど。答えてくれると言うのなら待とうか。
「変な空気にしてしまってごめんなさい、探索を続けましょうか。」
2人は手前の方を調べに行ったため、ギンと私は調理室の奥側を見ることにした。
「ん~………?」
中々埃っぽい。色々なところに埃が被っている。
が、1箇所、綺麗な所があった。
青い冷蔵庫の右隣にある台。
そこだけ綺麗にホコリが無くなっている。
拭き取った、というよりは払い落としたという感じ。
何でそんなことする必要が……?
綺麗ってことはそこだけ使ってる、ということだから、キッチンという目的で使ってるわけではないだろう。
「(……んん?)」
一応調べておこうと上の通気口……?も覗いてみる。
……これ、もしかして開くのか?
「ナギサ姉ちゃん、どうしたワン?」
「………ん? ああ、一応ここも調べとこうと思って。」
「何かあったニャン?」
「うーん、何もなかったね。」
教えてもよかったが、なんだか危険な気がするからやめておく。後でもう1回調べてみよう。
「ナギサ、どうだったか? 」
「特に何もありませんでした。サラさんはどうでしたか?」
「『ご自由にお使いください』って紙が書かれた箱を見つけたよ。中に、3 6 1 8 0 2と書かれてるんだ。」
「………2階の3桁のダイヤルだったり?」
「…あ、そういうことか!」
ありがとう、ナギサと微笑むサラちゃん。
うっ……かわよ……
「よし、じゃあ2階に移動して調べるか、」
「はい!」