第一章後編
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「っ……え?」
「きっと様々なことを教わったはずです
絵のことも…勉強も…もっともっと大事なことも…
ミシマ先生を1番よく知っているのは…誰ですか…?」
優しく諭すような声。
サラちゃんは……
千秋ちゃんに似ているような気が、する…
「生きて帰って…あなたの手で描きあげるべきですナオさん!!」
「私は………
描きたいです……!
絵を完成させるまでは…死ねない…!!」
「はい…!」
ナオちゃんの声には、確かな希望が宿った。
すごいなぁ……
「………悲しいです……
でも、コレは…
この箱は……もう、手放します…」
「ドア、開けたよ
……レコに会いに行ってやるといい。
1番心配してたから…さ」
「はい…!
さっきはごめんなさい…おまわりさん」
そう言ってナオさんは走って調理室を出た。
「さて……おまわりさんたちも頑張ろうか」
「はい」「はいっ」
私達は、ナオさんがミシマさんの頭を詰め込んだであろう箱の前まで移動する。ケイジさんはその箱に手をかけて、その前にこちらを向いた。
「えーっとね…2人とも、この中……見たくないのなら目を逸らしてもいいよ」
「……いえ、そういう訳にも行きません」
「…私に出来ることは、隅々まで探索することだけなので…」
ミシマさんの死は辛いけれど…それとこれは別だ。
………まだ、そんな感情が残ってるんだな。
「…すげーよ、キミたちは」
彼が箱に手をかけると、あっさりと蓋が開いた。
「……えっ?」
中には…何も入っていなかった。
血のひとつすら残っていない。まっさら綺麗なままだ。
「……どういうこと…?」
「どうみてもすっからかん…だねー」
「………………」
「既に…誘拐犯に奪われたってこと…ですかね」
…これで確信した。
ナオちゃんをココに匿った人がいる。
そして、それは恐らく____
「ナオちゃんのあの様子だと…肌身離さなかったと思うけどねー……
………何が真実かわからなくなりそーだね…
ミシマさんの死さえ……なんてね」
「………」
「………言ってみただけさ。
ホエミー、だっけ?…アレみたいに首がくっついて生き返ったらナオちゃんも喜ぶのにねぇ……」
「…………ケイジさんは、」
『千秋っ!!』
ただ、少し。
『ねぇ、もしかして、__…』
少しだけ。
「……ん?」
「……ナギサ?」
「この中に裏切り者がいるとしたら……どうしますか。」
『裏切ったの?』
気になってしまった。
「きっと様々なことを教わったはずです
絵のことも…勉強も…もっともっと大事なことも…
ミシマ先生を1番よく知っているのは…誰ですか…?」
優しく諭すような声。
サラちゃんは……
千秋ちゃんに似ているような気が、する…
「生きて帰って…あなたの手で描きあげるべきですナオさん!!」
「私は………
描きたいです……!
絵を完成させるまでは…死ねない…!!」
「はい…!」
ナオちゃんの声には、確かな希望が宿った。
すごいなぁ……
「………悲しいです……
でも、コレは…
この箱は……もう、手放します…」
「ドア、開けたよ
……レコに会いに行ってやるといい。
1番心配してたから…さ」
「はい…!
さっきはごめんなさい…おまわりさん」
そう言ってナオさんは走って調理室を出た。
「さて……おまわりさんたちも頑張ろうか」
「はい」「はいっ」
私達は、ナオさんがミシマさんの頭を詰め込んだであろう箱の前まで移動する。ケイジさんはその箱に手をかけて、その前にこちらを向いた。
「えーっとね…2人とも、この中……見たくないのなら目を逸らしてもいいよ」
「……いえ、そういう訳にも行きません」
「…私に出来ることは、隅々まで探索することだけなので…」
ミシマさんの死は辛いけれど…それとこれは別だ。
………まだ、そんな感情が残ってるんだな。
「…すげーよ、キミたちは」
彼が箱に手をかけると、あっさりと蓋が開いた。
「……えっ?」
中には…何も入っていなかった。
血のひとつすら残っていない。まっさら綺麗なままだ。
「……どういうこと…?」
「どうみてもすっからかん…だねー」
「………………」
「既に…誘拐犯に奪われたってこと…ですかね」
…これで確信した。
ナオちゃんをココに匿った人がいる。
そして、それは恐らく____
「ナオちゃんのあの様子だと…肌身離さなかったと思うけどねー……
………何が真実かわからなくなりそーだね…
ミシマさんの死さえ……なんてね」
「………」
「………言ってみただけさ。
ホエミー、だっけ?…アレみたいに首がくっついて生き返ったらナオちゃんも喜ぶのにねぇ……」
「…………ケイジさんは、」
『千秋っ!!』
ただ、少し。
『ねぇ、もしかして、__…』
少しだけ。
「……ん?」
「……ナギサ?」
「この中に裏切り者がいるとしたら……どうしますか。」
『裏切ったの?』
気になってしまった。