第一章後編
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ナオさんはどうしてここに入ったんだろうか。
調理室が開かなくて入れないのは共通の認識…のはず。
重いものを持って、逃げ回ってる時にわざわざそんなとこに逃げ込むか?
……となると…
ナオちゃんを調理室に誘い込んだ人がいる…?
「ナオさん…その……こんなことを言うのは辛いんですが…」
サラちゃんは言いづらそうに目を伏せながら話す。
「……わかってます…自分が間違ったことをしてるのは…分かっているんです…
みなさんに迷惑までかけて……ずっと…こんなことしてちゃだめですよね…
私……どうしたらいいんでしょうか……」
苦しそうに顔を歪めるナオちゃん。
そりゃそうだ。
目の前で恩師が殺されたら、誰だって逃げたくなる。
それでも、自覚をしているというのは凄いことだ。
その話を聞いてサラちゃんは…きゅっと顔を引き締めて、覚悟を決めた顔をした。
……どうやら、私は黙っていた方が良さそうだ。
「…ナオさん、2階に続く階段が現れたのは知っていますか?」
「え……!? まさか、出口が…」
「いえ…同じく罠が張り巡らされた部屋ばかりでした…
ナギサは…ナオさんを捜す過程で、檻に閉じ込められそうになったギンを庇って閉じ込められてしまいました」
「えっ、ナギサちゃんが……!?」
ナオちゃんは驚いたようにこちらを見た。
そういう感じかー…
「うーんと……そうですね…」
「…うん……」
「2人とも…とても怖い思いをしたんです…」
「……私の…せいですね…」
「ナオさんの気持ちは…わかります…
でも生きている人まで危険に晒しては…いけない…」
「っ生きてる人って、そんな言い方っ……!」
……これはいけない気がする。
「ミシマ先生は……………
死んだんです、ナオさん」
「………………うぁぁっ…
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
サラちゃんは少し迷ったが、最後まで言い切った。
ナオちゃんの悲鳴が調理室内に響く。
「そうです…よね…暗闇で…何度問いかけても…
先生は…一言も話してくれませんでした…
どんなに…忙しそうにしていてても…
ニコニコ返事をしてくれたあの先生が……
……………………描きかけなんです…
プレゼントするはずだった…先生の似顔絵が…
もう…渡せないんですね……」
「だから…なんだと言うんですか…」
調理室が開かなくて入れないのは共通の認識…のはず。
重いものを持って、逃げ回ってる時にわざわざそんなとこに逃げ込むか?
……となると…
ナオちゃんを調理室に誘い込んだ人がいる…?
「ナオさん…その……こんなことを言うのは辛いんですが…」
サラちゃんは言いづらそうに目を伏せながら話す。
「……わかってます…自分が間違ったことをしてるのは…分かっているんです…
みなさんに迷惑までかけて……ずっと…こんなことしてちゃだめですよね…
私……どうしたらいいんでしょうか……」
苦しそうに顔を歪めるナオちゃん。
そりゃそうだ。
目の前で恩師が殺されたら、誰だって逃げたくなる。
それでも、自覚をしているというのは凄いことだ。
その話を聞いてサラちゃんは…きゅっと顔を引き締めて、覚悟を決めた顔をした。
……どうやら、私は黙っていた方が良さそうだ。
「…ナオさん、2階に続く階段が現れたのは知っていますか?」
「え……!? まさか、出口が…」
「いえ…同じく罠が張り巡らされた部屋ばかりでした…
ナギサは…ナオさんを捜す過程で、檻に閉じ込められそうになったギンを庇って閉じ込められてしまいました」
「えっ、ナギサちゃんが……!?」
ナオちゃんは驚いたようにこちらを見た。
そういう感じかー…
「うーんと……そうですね…」
「…うん……」
「2人とも…とても怖い思いをしたんです…」
「……私の…せいですね…」
「ナオさんの気持ちは…わかります…
でも生きている人まで危険に晒しては…いけない…」
「っ生きてる人って、そんな言い方っ……!」
……これはいけない気がする。
「ミシマ先生は……………
死んだんです、ナオさん」
「………………うぁぁっ…
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
サラちゃんは少し迷ったが、最後まで言い切った。
ナオちゃんの悲鳴が調理室内に響く。
「そうです…よね…暗闇で…何度問いかけても…
先生は…一言も話してくれませんでした…
どんなに…忙しそうにしていてても…
ニコニコ返事をしてくれたあの先生が……
……………………描きかけなんです…
プレゼントするはずだった…先生の似顔絵が…
もう…渡せないんですね……」
「だから…なんだと言うんですか…」