第一章後編
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「まあ……少しは信用できそうですね…」
「ど、どういうことよ!!」
「今のは演技ですよ、騙してしまい申し訳ありませんでした。」
サラちゃんにリボルバーを返す。
「うーんと…ナギサ、どういうことだ?」
「そうだねぇ…まとめると、ビビって隠れてたら銃声がしたもんで大パニックになって、更にリボルバー持ったサラちゃんを見て泡吹いて気絶しちゃった…ってことですよ」
「アタシに不利な要約はやめなさいよ!?」
…試練がどうこうスピーカーから鳴っていた、と言っていたけれど………
最初にいた所から出て、赤い部屋に鍵をかけてそこに閉じこもっていた………
つまり最初の試練で何もしなくても外に出られたわけだ。(この人嘘つくの苦手そうだし。)
となると、試練の内容はなんだ……?
もしも…自分には影響がなくて、他の人が死んでしまうような試練だったら……?
………………。
いや、ありえないもしもなんて考えてもしょうがない。それよりも今は、メインゲームのことについて考えるべきだ。
私たちは今までの経緯と、メインゲームのことについてゴンベエさんに話した。
「………なんと!全ては俺の優れた洞察力による勘違いだったということか!?」
「……んん?あ、そういうことです。」
「……サラさん、私コイツ1発殴っていいですか?」
「なんでだ?」
「腹が立ったので。」
「理不尽じゃない!!?」
しょうがない、今回は許すか……。
しぶしぶ私は出しかけた拳を下げた。
「………分かった、縄を解け。」
「…協力できるのかい?」
「ははは、お前らはバカだな。」
嘲笑うかのように言うゴンベエさん。
周りが緊張に包まれるのが分かった。
「メインゲームの話を聞いてこんな状況で誰が知り合いでもないヤツと協力できるんだ?
この中の誰かは絶対に裏切る……!
お人好しのバカだけが死んでいくんだ。」
「…………。」
ぐっ、と私は眉を寄せた。
少なくともその話は、正論だった。
だからこそ、誰も何も言わない。
いや、言えない。
「オレだけが思ってるわけじゃない。
…………そうだろ。」
「……………。」
長い沈黙。すると、ジョーくんがゴンベエさんの足元にしゃがみ、縄を解き始めた。
「何をやってるんだ!?ジョー!」
「………なんのつもりだ?」
「オレ、もう仲間を疑うのはやめた。」
「ど、どういうことよ!!」
「今のは演技ですよ、騙してしまい申し訳ありませんでした。」
サラちゃんにリボルバーを返す。
「うーんと…ナギサ、どういうことだ?」
「そうだねぇ…まとめると、ビビって隠れてたら銃声がしたもんで大パニックになって、更にリボルバー持ったサラちゃんを見て泡吹いて気絶しちゃった…ってことですよ」
「アタシに不利な要約はやめなさいよ!?」
…試練がどうこうスピーカーから鳴っていた、と言っていたけれど………
最初にいた所から出て、赤い部屋に鍵をかけてそこに閉じこもっていた………
つまり最初の試練で何もしなくても外に出られたわけだ。(この人嘘つくの苦手そうだし。)
となると、試練の内容はなんだ……?
もしも…自分には影響がなくて、他の人が死んでしまうような試練だったら……?
………………。
いや、ありえないもしもなんて考えてもしょうがない。それよりも今は、メインゲームのことについて考えるべきだ。
私たちは今までの経緯と、メインゲームのことについてゴンベエさんに話した。
「………なんと!全ては俺の優れた洞察力による勘違いだったということか!?」
「……んん?あ、そういうことです。」
「……サラさん、私コイツ1発殴っていいですか?」
「なんでだ?」
「腹が立ったので。」
「理不尽じゃない!!?」
しょうがない、今回は許すか……。
しぶしぶ私は出しかけた拳を下げた。
「………分かった、縄を解け。」
「…協力できるのかい?」
「ははは、お前らはバカだな。」
嘲笑うかのように言うゴンベエさん。
周りが緊張に包まれるのが分かった。
「メインゲームの話を聞いてこんな状況で誰が知り合いでもないヤツと協力できるんだ?
この中の誰かは絶対に裏切る……!
お人好しのバカだけが死んでいくんだ。」
「…………。」
ぐっ、と私は眉を寄せた。
少なくともその話は、正論だった。
だからこそ、誰も何も言わない。
いや、言えない。
「オレだけが思ってるわけじゃない。
…………そうだろ。」
「……………。」
長い沈黙。すると、ジョーくんがゴンベエさんの足元にしゃがみ、縄を解き始めた。
「何をやってるんだ!?ジョー!」
「………なんのつもりだ?」
「オレ、もう仲間を疑うのはやめた。」