第一章後編
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「ナギサ!!」
ギンを追いかけ扉を通れば、そこには大きな部屋の真ん中に檻があった。
中にはナギサがいる。
入ってきた私達に気づいたのか、視線をこちらに向けた。
「あ……サラさん、ケイジさん……
えへへ…すいません、しくじっちゃって…」
「違うワン!!ナギサ姉ちゃんは僕を庇って罠にかかったんだニャン!ナギサ姉ちゃんのせいなんかじゃないワン!」
「ギン……」
どうやら罠にかかりそうだったギンを、ナギサが庇ったようだ。
「でも鉄の檻なんて…こんなのどうしたら…!」
私は檻に近づき、鉄格子に触れる。
「あー……うかつに触っちゃダメだ」
その言葉とほぼ同時に、檻が下に沈んだ。
「………へぇ……」
「ナギサ姉ちゃんっ…!!」
ナギサは自分が危険に陥っているにもかかわらず、感嘆の声を上げる。ギンは焦ったように叫んだ。
「どんどん下に沈んでるねぇ……どうなってるのかなぁ……」
「そんなこと言ってる暇じゃないぞ!!」
「まあまあ…大丈夫だから下がっててくださいよ」
こちらを安心させるように微笑むナギサは、本当に大丈夫そうだと思う顔をしていた。
「…………ね、ケイジさん。」
その言葉に、私とギンはハテナを浮かべたが、ケイジさんは静かに頷いた。
そして檻は動きを止め、完全に地面に埋まってしまった。
「ああっ…ナギサ…!」
「ナギサ姉ちゃん……!!」
上に引っ張り上げられないか触ってみるものの、当然鉄の檻と言うだけあり、ビクともしない。
「……そこかな」
「…え、」
ケイジさんはそう言うと部屋の一角を強く蹴りあげた。
するとガシャンと音が鳴り、中からはしごが出てきた。
「……ニャ!?」
「はしごだねー
ほら、サラちゃんおいで」
躊躇いなくはしごに手を触れ、ちょいちょいと手招きをされた。
どうしてそこにあるとわかったのか、ナギサとのアイコンタクトはなんだったのか、聞きたいことは沢山あったけれど、ひとまずナギサの救出を優先することにした。
「ほら、ギンもおいで」
「サラ姉ちゃん…わかったワン」
ギンも目を白黒させていたが、私が声を掛けてハッとしたのか、着いてきてくれた。
ギンを追いかけ扉を通れば、そこには大きな部屋の真ん中に檻があった。
中にはナギサがいる。
入ってきた私達に気づいたのか、視線をこちらに向けた。
「あ……サラさん、ケイジさん……
えへへ…すいません、しくじっちゃって…」
「違うワン!!ナギサ姉ちゃんは僕を庇って罠にかかったんだニャン!ナギサ姉ちゃんのせいなんかじゃないワン!」
「ギン……」
どうやら罠にかかりそうだったギンを、ナギサが庇ったようだ。
「でも鉄の檻なんて…こんなのどうしたら…!」
私は檻に近づき、鉄格子に触れる。
「あー……うかつに触っちゃダメだ」
その言葉とほぼ同時に、檻が下に沈んだ。
「………へぇ……」
「ナギサ姉ちゃんっ…!!」
ナギサは自分が危険に陥っているにもかかわらず、感嘆の声を上げる。ギンは焦ったように叫んだ。
「どんどん下に沈んでるねぇ……どうなってるのかなぁ……」
「そんなこと言ってる暇じゃないぞ!!」
「まあまあ…大丈夫だから下がっててくださいよ」
こちらを安心させるように微笑むナギサは、本当に大丈夫そうだと思う顔をしていた。
「…………ね、ケイジさん。」
その言葉に、私とギンはハテナを浮かべたが、ケイジさんは静かに頷いた。
そして檻は動きを止め、完全に地面に埋まってしまった。
「ああっ…ナギサ…!」
「ナギサ姉ちゃん……!!」
上に引っ張り上げられないか触ってみるものの、当然鉄の檻と言うだけあり、ビクともしない。
「……そこかな」
「…え、」
ケイジさんはそう言うと部屋の一角を強く蹴りあげた。
するとガシャンと音が鳴り、中からはしごが出てきた。
「……ニャ!?」
「はしごだねー
ほら、サラちゃんおいで」
躊躇いなくはしごに手を触れ、ちょいちょいと手招きをされた。
どうしてそこにあるとわかったのか、ナギサとのアイコンタクトはなんだったのか、聞きたいことは沢山あったけれど、ひとまずナギサの救出を優先することにした。
「ほら、ギンもおいで」
「サラ姉ちゃん…わかったワン」
ギンも目を白黒させていたが、私が声を掛けてハッとしたのか、着いてきてくれた。