第一章後編
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『…部屋にいる方へ連絡を行います。』
「…!」
『遺体の回収を行うため、速やかにその部屋を退出してください。』
「は………?」
「遺体を……回収?」
遺体の……回収。その意味は考えなくても分かる。
まだ現実を受け入れられていないナオさんには……酷だ。
「…………ふ…ふざけないでください!!先生は…先生は誰にも渡しません!!」
『逆らうことは許しません。
霧の散布を開始します。』
その声と共にあたりが白に包まれる。
「また…ガスかよ…………!」
「いや…! やめて!! やめてください!!
先生は………死んでなんか無いんです……!!」
部屋に悲痛なナオちゃんの声が響き渡る。
そしてナオちゃんは、ミシマさんの一部を…………
Q太郎さんが持ってきた箱に…入れた。
「な、なにするニャン!? そんなことしちゃダメだワン!!」
「ナオさん!! 一旦落ち着い—————」
「どいてください!!」
「うわっ!?」
ナオちゃんは、制止する私やギンくんの手を振り払い、走り出した。
「待つニャン!!」
「ギンくん…!?ちょ、ちょっと待って!!」
ギンくんが走り出す。
このままじゃナオちゃんを見失ってしまうと思い、私も走りだした。
後ろからサラちゃんの制止が聞こえるが、ごめんね、と謝りながら走る。そのままギンくんを追いかけながら、広間まで行くが、ナオちゃんの背中はない。
それどころか、Q太郎さんの姿もなかった。
「見失った………!」
「もしかしたらあそこにいるかもニャン!」
「えっちょ、ギンくん!?」
ギンくんはそのまま階段を上りだす。
止めようと試みるも止まってくれない。
そのまま階段を登り切れば、真ん中にシャッター、そしてゆ、石、鏡、ゆと書かれた四つの扉があった。
真ん中にはシャッターがあるから……
おそらくここのどれかにいるだろう。
「ナギサ姉ちゃん、ここに行ってみるワン!」
「…………わかった、そうしよう。」
ここまで来てしまったら探してみるしかない。
私は、ギンくんが指さした石の扉を見て頷いた。
「ここは………?」
「寂しい部屋ニャンね……」
殺風景な部屋で、特に誰もいない。
戻って別のところを探そう、そう思ったとき…
ガシャン!
と嫌な金属音が鳴る。
発信源は………ちょうどギンくんがいるあたり。
彼はきょろきょろと周りを見ていて、まだ気がついていない。
「ギンくん!! 危ない!!」
私はギンくんを思いっきり突き飛ばした。
「…!」
『遺体の回収を行うため、速やかにその部屋を退出してください。』
「は………?」
「遺体を……回収?」
遺体の……回収。その意味は考えなくても分かる。
まだ現実を受け入れられていないナオさんには……酷だ。
「…………ふ…ふざけないでください!!先生は…先生は誰にも渡しません!!」
『逆らうことは許しません。
霧の散布を開始します。』
その声と共にあたりが白に包まれる。
「また…ガスかよ…………!」
「いや…! やめて!! やめてください!!
先生は………死んでなんか無いんです……!!」
部屋に悲痛なナオちゃんの声が響き渡る。
そしてナオちゃんは、ミシマさんの一部を…………
Q太郎さんが持ってきた箱に…入れた。
「な、なにするニャン!? そんなことしちゃダメだワン!!」
「ナオさん!! 一旦落ち着い—————」
「どいてください!!」
「うわっ!?」
ナオちゃんは、制止する私やギンくんの手を振り払い、走り出した。
「待つニャン!!」
「ギンくん…!?ちょ、ちょっと待って!!」
ギンくんが走り出す。
このままじゃナオちゃんを見失ってしまうと思い、私も走りだした。
後ろからサラちゃんの制止が聞こえるが、ごめんね、と謝りながら走る。そのままギンくんを追いかけながら、広間まで行くが、ナオちゃんの背中はない。
それどころか、Q太郎さんの姿もなかった。
「見失った………!」
「もしかしたらあそこにいるかもニャン!」
「えっちょ、ギンくん!?」
ギンくんはそのまま階段を上りだす。
止めようと試みるも止まってくれない。
そのまま階段を登り切れば、真ん中にシャッター、そしてゆ、石、鏡、ゆと書かれた四つの扉があった。
真ん中にはシャッターがあるから……
おそらくここのどれかにいるだろう。
「ナギサ姉ちゃん、ここに行ってみるワン!」
「…………わかった、そうしよう。」
ここまで来てしまったら探してみるしかない。
私は、ギンくんが指さした石の扉を見て頷いた。
「ここは………?」
「寂しい部屋ニャンね……」
殺風景な部屋で、特に誰もいない。
戻って別のところを探そう、そう思ったとき…
ガシャン!
と嫌な金属音が鳴る。
発信源は………ちょうどギンくんがいるあたり。
彼はきょろきょろと周りを見ていて、まだ気がついていない。
「ギンくん!! 危ない!!」
私はギンくんを思いっきり突き飛ばした。