第一章後編
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「ナギサ……ナギサっ!!」
「えっ…?あ、すみません、また考えこんで…」
「その間に敵にでも襲われたらどうするんだ…」
サラちゃんに呆れたように言われてしまうが、今はそんなこと気にする余裕が無かった。
何故、どうして。
考えるが、頭がうまく回らない。もうこんな名前など聞くことがないと思っていたのに。
「すみません………」
「……まあ、考えこんでしまうのもしょうがない。
気をつけるんだぞ。」
私がしおらしくなっていたのを何か察してか、
コホンと咳をし、注意だけで終わった。
………今は、名簿のことは考えないようにしよう。
「ん……?その紙はなんだ?」
キョトンとした顔で私の手元を指さす。
今なにか持っていたっけ、と私も自分の手元をみる。
あ、名簿持ってるんだった。
「これ……途中で破れちゃってますけど、名簿表っぽいですよ。」
「そうなのか…っていうか、よく見えたな…」
「やっぱり明かりがあった方がいいですよね……
ということでサラさん。お願いします!」
私はそうして、窓(?)際にあったロウソクを指さす。
サラちゃんは一瞬考えるそぶりを見せた後、
思い出したようにライターを取り出した。
「これでよく見えるようになりましたね。」
「ああ。……本棚の上に箱があるな……」
「…私たちじゃ、取れなさそうですね…」
私も気づかなかったが、
確かに本棚の上には意味ありげに箱が置いてある。
でも私達の身長じゃ届かなそうだ。
「少し行儀悪いが、本を足場に使うか。」
「サラさん…真面目ですねぇ……」
本を幾つか取り出し、床に置く。
即席足場の完成だ。
「よっ、と……取れたぞ!」
サラさんが少し背伸びをし、箱を取る。
中身は、2本の針。
大きい割に中身はないんだな。
「……ん?」
本を取り出した後ろに、何やら時計が。
「"28:75"って……表記が特殊ですね…?」
「時間を正しく直してみるか…?」
「そうですね、針もちょうど2本ありますし…はめてみるのかもしれません。」
24時間多いから引いて、4:75。
75分はイコール1時間と15分だから…
「5時15分………っと。」
はめるとガチャンと音がして振り子が動き、
つっかえてた物が落ちてきた。
プラスドライバーか。
「…サラさん、…クマが血の涙流してるんですけど…」
「え……?…本当だ。この名簿以外の紙で拭いて上げるか。」
いやもっとびっくりしろよ。
思わずツッコんでしまった私は悪くないと思う。
「えっ…?あ、すみません、また考えこんで…」
「その間に敵にでも襲われたらどうするんだ…」
サラちゃんに呆れたように言われてしまうが、今はそんなこと気にする余裕が無かった。
何故、どうして。
考えるが、頭がうまく回らない。もうこんな名前など聞くことがないと思っていたのに。
「すみません………」
「……まあ、考えこんでしまうのもしょうがない。
気をつけるんだぞ。」
私がしおらしくなっていたのを何か察してか、
コホンと咳をし、注意だけで終わった。
………今は、名簿のことは考えないようにしよう。
「ん……?その紙はなんだ?」
キョトンとした顔で私の手元を指さす。
今なにか持っていたっけ、と私も自分の手元をみる。
あ、名簿持ってるんだった。
「これ……途中で破れちゃってますけど、名簿表っぽいですよ。」
「そうなのか…っていうか、よく見えたな…」
「やっぱり明かりがあった方がいいですよね……
ということでサラさん。お願いします!」
私はそうして、窓(?)際にあったロウソクを指さす。
サラちゃんは一瞬考えるそぶりを見せた後、
思い出したようにライターを取り出した。
「これでよく見えるようになりましたね。」
「ああ。……本棚の上に箱があるな……」
「…私たちじゃ、取れなさそうですね…」
私も気づかなかったが、
確かに本棚の上には意味ありげに箱が置いてある。
でも私達の身長じゃ届かなそうだ。
「少し行儀悪いが、本を足場に使うか。」
「サラさん…真面目ですねぇ……」
本を幾つか取り出し、床に置く。
即席足場の完成だ。
「よっ、と……取れたぞ!」
サラさんが少し背伸びをし、箱を取る。
中身は、2本の針。
大きい割に中身はないんだな。
「……ん?」
本を取り出した後ろに、何やら時計が。
「"28:75"って……表記が特殊ですね…?」
「時間を正しく直してみるか…?」
「そうですね、針もちょうど2本ありますし…はめてみるのかもしれません。」
24時間多いから引いて、4:75。
75分はイコール1時間と15分だから…
「5時15分………っと。」
はめるとガチャンと音がして振り子が動き、
つっかえてた物が落ちてきた。
プラスドライバーか。
「…サラさん、…クマが血の涙流してるんですけど…」
「え……?…本当だ。この名簿以外の紙で拭いて上げるか。」
いやもっとびっくりしろよ。
思わずツッコんでしまった私は悪くないと思う。